大前研一ビジネスジャーナル No.5
「2040年の崩壊 人口減少の衝撃/地域活性化の現状と課題」
(
good.book編集部,大前 研一 )
◆大前研一総監修ビジネスジャーナル、大前氏による経営セミナーを中心にまとめた書籍シリーズ第5弾。今回は「2040年の崩壊」と銘打ち、日本がナショナルアジェンダとして直面する「人口減少」「地域活性化」を取り上げ、"未来に日本を存続させるため"、今すぐ対応しなければならない課題を明らかにします。
◆ロングインタビュー「2040年の日本に見る課題と解決」に加え、巻末連載では日本シスコシステムズの設立・成長を牽引した松本孝利氏に、インターネット黎明期を舞台に繰り広げられた企業戦略について伺いました。
目次
Interview:大前研一
2040年の日本に見る課題と解決
1 沈みゆく日本-2040年、この国はどうなるか
2 少子化は対策の打てる問題
3 都市そのものが消滅する-地域活性化の難しさ
Seminar1:人口減少の衝撃/大前研一
Introduction―導入―
人口動態が示す「2040年」の日本の姿
Chapter1 人口減少の現実
2040年の日本への「重大な警告」
人口減少が「国債暴落」の引き金に
国債暴落のシナリオは回避できるか
Chapter2 「産みたい国」日本をめざして
日本の合計特殊出生率「L41」は先進国最低レベル
「産みづらく」「育てにくい」国、日本
産まないと損! フランスの手厚い育児支援
「産まない」理由は戸籍制度
時代遅れの戸籍制度から脱却できない日本
Chapter3 移民受け入れの道筋
移民受け入れ「後進国」日本
「大前流国籍法」で円滑な移民受け入れを
大前流・移民政策「3つのステージ」
Chapter4 地方消滅の危機
2040年、50%の市町村が「消滅」する?
農業衰退への打ち手はあるか?
「地方創生」がナショナル・アジェンダになるのは日本だけ
国民の大半が、地方創生に関して「あきらめムード」
地方創生の肝は「道州制」
「地方創生」より、「都市再生」を目指す
Chapter5 日本企業は人口ボーナス国を狙い撃て
企業の勝ち目は「人口ボーナス期」の国にある
社会が変わらなければ、人口動態が示す通りの未来がやってくる
Seminar2:地域活性化の現状と課題/大前研一
Introduction―導入―
世界から「人・モノ・金」を集める「地方の構想力」
Chapter1 地域経済の現状
今、地方で何が起こっているか
インフラ整備型地域振興の限界
Chapter2 地域活性化のために何が必要か
「ご当地ブーム」は地域経済を救えるか?
「東京」から「世界」へ視点を移す
Chapter3 海外事例に学ぶ地域活性化
ウィークエンドハウスで都市のGDPを「奪う」
地域産業としての「アクティブシニアタウン」
地場産業で世界に打って出る
Chapter4 海外から観光客を呼び込む地域ブランド
日本の観光地に足りないのは「ブランド力」
地域が連携して魅力を高める
大前流・軽井沢再開発案
Chapter5 リゾート開発を成功させるビジョン
壮大なビジョンを持って、リゾート開発に取り組む
日本の観光地は「幕の内弁当」
Chapter6 地域の構想力で人・モノ・金を集める
「港湾再開発」で地域活性化
開発において重要な「構成力」と「継続性」
イノベーションの現場から/第3回:松本孝利×大前創希
インターネットが普通名詞になった日―前編
インターネットの夜明けを担った「立ち上げ屋」松本孝利氏に聞く
インターネット前夜
日本のインターネットの歴史の幕開け
常識にとらわれない、クレイジーな戦略
革命とよばれた、日本シスコのジョイントベンチャー秘話
真のアントレプレナーは、最後の一瞬まであきらめない
イノベーションの源泉は、ビジョンを持つこと