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里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える

里山産業論 「食の戦略」が六次産業を超える(金丸 弘美)

◆「食の戦略」で人も地域も社会も豊かになる!地域のブランディングを成立させ、お金も地元に落とせるのは補助金でも工場でもなく、その地の“食文化”である。それこそが人材を育成し、雇用も生みだしていくのだ。「食の戦略」で育まれた人は、都市にとっても創造的な人物として得難い存在となる。ロングセラー『田舎力』の著者が放つ、新産業論。

目次

まえがき

第一章 日本の根強い誤解と失敗

「失敗は、ここです」

短期の休みで大量に人誘致の旧来観光の愚

行政の縦割り

道路拡幅と商店街

町のデザインがひどい

空き家対策が地権者優先

専門用語の使いすぎ

食を知らない

健康と連動しないまちづくり

文化財・地域資源の利用不足

売れない伝統工芸

平等弊害の町の特産・グルメ・ホテル・ガイド

地域しか目が届かないマップ

外国人対応不足

モノづくりのない商品

企業が来ればと思っている

人材教育不足

議員の高齢化、議員に女性が少ない

会議が男性高齢化

農業は農協が中心ではない

高齢者の幹部が多い農協

農家の出荷まかせのダメ直売所

補助金頼りの加工場

マネジメント能力の欠けた第三セクターと指定管理者制度

いまだに東京に売りこみ

ゆるキャラ、法被、B級グルメ、スタンプラリー、ご当地アイドル

大手代理店やコンサルタントに丸投げ

足で歩いていない

環境づくりができていない

資源管理と環境づくりが後回しの漁業

うわべだけの視察、補助金で失敗

高速道路ができて人が流失

ロードサイドの画一化

集約型農業

食べ方提案が不足している米対策

第二章 「食の戦略」──イタリア編

スローフードとはNPOである

優れたレストランガイド

遺産と町並みと宿泊と食が地域全体で連携連動する

食科学大学

食文化の輸出戦略は東京で生まれた

授業のワインは無償提供

ウェイターが観光と食文化の発信に大きな貢献をしている

イタリアからの日本への食品輸出は貿易黒字

コンビビューム

第三章 「食の戦略」──フランス編

食の持ち味を表現する

「目的は個性を育てることなのです」

五感を使って言葉に変えていく

「結果的に栄養学を学ぶことにもなる」

ガストロノミー

フランスの「ジット」

町づくりに欠かせないマルシェ

フランスは有機農業の農地を倍増した

生協の産直運動がモデルとなった

「食の戦略」

「食育の運動は欠かせません」

国がバックアップする「味覚の週間」

豊かな言葉で地元の食材を語れる人を育てる

第四章 食文化を読ませる

図書館と料理教室、飲食店が連携する

文化が町をつくる

食の出版活動

比類ない食のガイド

郷土の色合いを明確に載せる

「食文化創造都市」鶴岡

第五章 食文化を仕掛ける

「守り」と「攻め」で生き抜く海士町

岩牡蠣を島外のオイスターバーに直接営業する

建設会社が隠岐牛を肥育

「経験と技術があれば、一から組み立てられる」

小規模でも島から情報発信する

研修制度が定住のきっかけになる

教育を事業にする

自分の未来と地域の未来を重ねる人材育成

玄界灘の海沿いに六〇万人が集まる素敵な森がある

山間地に広がる食と地域の連携事業

行政区を超えた観光の地を目指す

「農業の価値は実ったものも環境も、一緒に買ってもらえること」

一軒ではなく、地域全体の六次化をする

第六章 「食の戦略」が社会保障を変える

食は社会をつくる

モノづくりの基本をしっかり行えば、良い評価は着実に広がる

調味料から意識してもらう

「皆さんが説明できないと、お客さんは選択できません」

日本で「味覚の講座」を試みる

野菜のブランドと健康は直結する

沖縄の伝統食を取り入れた学校給食

全国をつなぐ公開学校給食

給食には大きな力、グローバルな意義がある

「子供の舌(味覚)をちゃんと育てたいから。それは学校の責任です」

子供の健康に投資することは、地域の未来を創ること

あとがき

主要参考文献



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