「大いなる償い」ストーリー
エンタープライズは、モーダン4号星で発生した人質事件の解決のため、40年前にそこで和平交渉を行ったマーク・ジェームソン提督を乗せて現地へと向かった。
宇宙艦隊や連邦歴史学者には知られていないが、ジェームソンは、過去に惑星の指導者カーナスに武器を供給し交渉を成立させたが、彼の敵にも同じ武器を供給することによって艦隊の誓いを保持し、この星の40年にわたる内戦を誘発した。人質事件の解決のためにカーナスがジェームソンを呼んだのだが、カーナスの本当の目的はやってきたジェームソンを捕らえ、復讐することだった。
しかし、車椅子に乗っているジェームソン提督は、妻のアンにさえ隠していた秘密があった。ジェームソンの外交に感謝している別の惑星が彼に若返りの薬を与え、彼はそれを使用していた。
ジェームソンが若返るのを見て、彼の妻やクルーは驚くが、薬の性急な使用により彼の身体が、負担に耐えきれなくなった。
エンタープライズはモーダンに到着しピカードはカーナスに真実を話すが、カーナスは目の前に居る青年がジェームソンであることを信じず、復讐を遂げるためにジェームソンの引き渡しを要求する。ジェームソンは、過去の傷跡を見せ、カーナスを納得させた。このような状況では、復讐しても意味が無いと悟ったカーナスは、薬の負担で死に行くジェームソンを彼の妻に看取らせた。彼女の要請でジェームソンはモーダン4号星に葬られた。