「非情なる駆け引き」ストーリー
バーダン2号星付近の安定していると考えられているワームホールの入札に参加する交渉者として、物腰のやわらかなデビノニ・ラルという男性が、エンタープライズに乗艦してきた。トロイは、彼と恋に落ちる。
このワームホールを使えばほとんど瞬間に、銀河の未知の領域まで移動することができる。バーダン人は、彼らの貧しい星の経済を立て直すためこのワームホールの販売を希望していた。
ラルは入札相手の不安を察知し、交渉を通じて他の入札者を辞退させた。その時、フェレンギが会議に乱入し、画策して連邦代表を病気にする。ライカーのポーカーでの駆け引きのうまさを知っていたピカードは、連邦代表の後任にライカーを指名する。
旧式のバーダンの探査機の観測結果をチェックするため、データとラフォージは、シャトルでワームホールを通過する。フェレンギはその行動に抗議し、自分達もシャトルでワームホールを通過した。しかし、予定と異なる場所に出てしまいワームホールの出口が移動している事に気付く。データとラフォージは、急いでワームホールを通って元の地点へと戻ったが、警告を無視して残ったフェレンギのシャトルの前でワームホールの出口は突然消滅した。
ラルは、最後に自分の成功の秘密をトロイに打ち明けた。彼も、ベタゾイドの血を引いていたのだ。トロイは、悩んだ末にその事実を皆に明かしたが、入札は終了し彼は権利を手に入れた。しかし、ワームホールが安定したものではないことが判りその価値は無くなった。
ラルは、自分を変えるためにはトロイが必要だと告げるが、トロイはカウンセラーの職務を選び申し出を断った。