「決別の儀式」ストーリー
トロイの母親が乗船してくる度に神経質になるピカードだが、今回はラクサナの視線はティムソン博士に注がれた。彼は、死に行く星の再生を可能にする理論を研究している物静かな科学者である。それが失敗に終わる時、その研究をライフワークとして続けてきたティムソンは、全てを失ってしまう。 彼の星には、60歳になると子供達に負担をかける前に自殺しなければならない「決別の儀式」というしきたりがあると知らされるまで、ラクサナには彼がひどく気落ちしている理由が理解できなかった。
ラクサナは怒り悲しみ、ピカードにその儀式をやめさせるため、説得するよう訴える。しかし、ピカードにはそれは出来無い。彼女は何故研究の成功を目前にして、自殺しなければならないのかと、自らティムソンの考えを変えさせようとする。最初のうち彼は抵抗するが、ついには同意し、亡命者保護を求めることになる。
彼の決定は、彼の住む星で問題となり、武装した船が彼を連れ戻しにやってくる。決意の堅いティムソンのもとへ、彼の教えた伝統の中で生きる愛娘が嘆願のために乗船してきた。彼は再び決意を翻し、革命は他の誰かがやってくれると涙ながらにラクサナに話す。
彼が星に戻る為の準備をしている時、ラクサナが現れ、彼が愛する者の1人として、共にお別れをしたいと伝える。