「潜入! ロミュラン帝国(後編)」ストーリー
ピカードは、ロミュラン星にいるスポック大使に、父親の死を知らせる悲しい役目を果たさなければならない。サレクと精神融合したピカードは、その悲しい知らせとサレクが息子スポックを愛していた事を伝え、親子のわだかまりはとけた。その時、スポックは、バルカンとロミュランの再統一を目指すために、秘密裏に活動している事を打ち明けた。データはロミュランのコンピューター・ネットで調査し、大使の仲間のロミュラン人は信用できる事が判った。
一方、行方不明のバルカン船はフェレンギの密輸業者の手に渡っており、背後でロミュランが関与している可能性があった。ピカードは突如再統一に賛成する意志を表明したネラル総督を信用すべきでは無いと主張する。
まもなく、スポックは騙されていた事がわかる。バルカン船の入手は、クリンゴン内戦でピカードを苦しませたロミュランのシーラ司令官が、和平使節団を装い相手の出鼻をくじくための策略だった。ネラル総督は、シーラが調達したバルカン船に、ロミュランの部隊を満載し、バルカンを奇襲し征服してしまうつもりだった。
シーラはスポックとピカード、データの3人を捕らえたが、バルカンに対し和平交渉を歓迎するようメッセージを送ることを拒絶される。彼女は大使のホログラム映像で、和平交渉を歓迎する偽りのメッセージを流した。
彼女のオフィスに残された3人は、ライカーへ暗号化された信号を送信した後、ホログラム映像とロミュランの偽装バリアを使いシーラを騙して脱出をはかる。ライカーはバルカンの「和平使節団」の行く手を阻むが、遮蔽を解除して現れたロミュラン船は、船団を破壊する。