「エンタープライズの面影」ストーリー
エンタープライズのクルーは、同時に起こった2つのできごとに驚愕した。巨大なダイソンの天球(恒星を中心として周りに作られた殻状の球体。殻の内側を居住区とする。)の存在と、その球体に不時着していた宇宙船から、艦隊では伝説とも言えるチャーリー・スコット大佐が救出された。彼は75年の間、USSジェノーランの転送装置のバッファの中に保存されていた。
しかし、彼の昔話にラフォージは我慢できず文句を言ってしまい、ここには自分の いる場所がないと意気消沈してしまう。落胆したチャーリーは昔のコンスティテューション級のブリッジをホロデッキで再現、そこでピカード艦長と酒を酌み交わす。艦長はチャーリーの落胆を理解し、励ますためにジェノーランの調査に彼をつれていくようにラフォージに頼む。
その調査の間、エンタープライズではダイソンの天球のトラクタービームに、球体の内部に引き込まれ、エンジンが故障し中心の恒星に衝突しそうになる。トラクタービームはダイソン球の誘導システムであることに気付いたチャーリーとラフォージは、ジェノーランを使ってエンタープライズがダイソンの天球から脱出するまで十分な時間ハッチを開けておくことに成功する。
再び元気を取り戻したチャーリーはシャトルを譲り受けて新しい目的に向かって旅立って行った。