「ホロデッキ・イン・ザ・ウエスト」ストーリー
余暇を楽しんでいたエンタープライズのクルーは、予定と違う方向に進んだ話に巻き込まれていく。
ラフォージはデータを船のコンピューターのバックアップに使えるかどうかのテストをしていた。アレキサンダーはなんとか連れ出した父のウォーフと、後から参加したトロイの3人で、自分で書いた西部劇のシナリオをホロデッキで楽しんでいた。
データと船の機能制御の実験は順調に行っていたが、ちょっとした異常が起こり、それが船の機能に影響を及ぼしはじめる。その結果、ドクター・クラッシャーの演劇リハーサルの最中にデータの詩がシナリオに紛れ込んでいて、台詞としてそれが読まれてしまう。
さらに悪いことに、アレキサンダーがホロデッキの中でならずものに誘拐され、シナリオと違うストーリーに向かい始めたことがわかる。ホロデッキの安全装置は機能せず、向かってくる悪役全員の姿と能力がデータそのものになってしまう。そして、実際のデータ少佐の行動や言葉遣いもおかしくなっていた。
ホロデッキではゲームを進行させて終了するため、やむを得ずウォーフは敵の取り引きに応じ、銃の撃ち合いの準備をするはめになった。データの行動がおかしくなったのは彼と船のメモリーがデータベースで混乱してしまったためであった。ラフォージは艦とデータを復旧させようと作業を行い、ウォーフはホロデッキで、ならずものからアレキサンダーをとりかえすため、コミュニケーターを利用して銃弾をはねかえすフォースフィールドを作った。
ウォーフは戦いに勝利し、アレキサンダーも取り返したが、感激して彼を出迎え抱きついてきた酒場の女主人のアニーまでもデータ少佐の姿になっていた。