「クリンゴン神カーレスの復活」ストーリー
ウォーフは自分の信じる伝説の神カーレスに会うため、儀式をおこなっていて勤務時間に遅れてしまった。ロミュランの収容所にいた若いクリンゴン人達に教えたクリンゴンの精神に疑問を感じるようになってしまったのだ。その気持ちに理解を示したピカードは休暇を与え、ウォーフは「カーレスを探す旅」に出発する。
クリンゴン人の聖地「ボレス」に到着したウォーフは儀式に参加するが、空しいものを感じていた。その時、儀式を続けるウォーフの前にカーレスが実際に現れた。しかし、彼はどうしてもそのカーレスが本物だと信じることができなかった。
クリンゴン最高評議会の指導者ガウロンがクリンゴンの領域へカーレスを連れていくため、エンタープライズに到着した。部下に魂の高揚を呼び起こすことを避けるため、カーレスが本物かどうか確認できるまで外部においておきたかったのだ。
ウォーフはエンタープライズで行われた検査で、古代の聖なるキロンの短剣から採取した血液のサンプルとカーレスを名乗る者のDNAが一致するまでは、カーレスを懐疑的に見ていた。検査でDNAが一致したことより、ウォーフは大喜びする。しかし、ガウロンはようやく手に入れた自分の立場を考えると喜ぶことはできなかった。
ガウロンは決闘を申し込み、カーレスを打ち負かして勝利した。そして見守るものたちに衝撃を与えた。ついに高僧コロスは、実はカーレスはオリジナルの遺伝子から作られたクローンであることを認めた。
ウォーフは、クリンゴンにすでに広まっているカーレスの教えと信仰心の象徴としての必要性を説き、ガウロンもこのカーレスを伝説の「相続人」として認めた。そして、カーレスはガウロンの政権においてクリンゴン皇帝として崇められることになった。カーレスの言葉と教えこそが、カーレスの存在そのものよりも大切なことをカーレスに教えられ、ウォーフの空しさは解消されることとなった。