「永遠への旅」ストーリー
ピカードは現実感をともなう夢に悩まされ混乱していた。そして彼は夢ではなく実際に、過去、現在、そして未来の3つの別々の時間帯それぞれに移動していることに気づいた。それは、7年前にエンタープライズの艦長に就任したときと、現在の時間、そして宇宙艦隊をやめクルーも離ればなれになっている25年後の未来である。
ピカードは過去のクルーには何も明かさず、クルーは艦長の指揮能力に対して疑問を持ってしまう。未来においては、彼の行動は神経が衰えてくるイルモディック症候群のために正気を失っていると思われてしまう。
予測できない時間旅行のうちに、彼に起こっているこのおかしな現象と、中立地帯に発生している異変が関係しているとわかったとき、突然Qが現れる。彼は、ピカードの時間移動は自分がさせていることを認め、人類が絶滅する原因をつくるのはピカードだと主張する。そして、その時空の異変により過去の地球で最初の生命となるアミノ酸が結合せず、生命が誕生しなかったことをピカードに見せた。この異変が人類絶滅のカギであった。
しかしピカードは初め、なぜこの異変が現在より過去の方が大きく、未来には存在しないのか理解できなかった。時空の異変は3つの時代で、同じ地点を調査するためにエンタープライズが発射していたタキオンパルスのため生じていた。ここでは時間が反対に流れているために未来が過去に影響し、過去の方が裂け目が大きいのだということにピカードは気づいた。
その時空の裂け目を修復するために、3つの時代の3隻のエンタープライズは破壊されてしまった。しかし、時空は修復され彼は現実に戻った。
初めて出会った時の姿のQは、ピカードに「宇宙を探索する」ということの意味は、単に現象を調査することのみではないのだと、静かにささやいた。回復された現在でピカードはクルー達に、未来においてはライカーとウォーフが仲たがいをしていて、どちらもトロイと結婚しなかったことや、ドクター・クラッシャーは艦長になっていて、自分の前妻であったことを話した。
その後、ピカードは毎週のポーカーゲームへの参加を希望した。クルー達は驚き、そして喜んだ。