「禁断の秘薬」ストーリー
デロス系のまわりの猛烈な太陽フレアを調査している時、エンタープライズは、星系の中で故障した貨物船からの混乱した遭難信号を受信する。貨物船の爆発まで時間がないにもかかわらず、乗組員が最初に積荷を送ったため、6人のうち4人しか転送収容できなかった。
生存者は、2つの隣接する惑星、ブレッカとオルナラの住民で、積荷はフェリシウムであった。フェリシウムはブレッカでしか育たない薬で、200年間もオルナラの伝染病の治療に使われていた。2人のやつれたオルナラ人は積荷を要求するが、ブレッカ人は取引の無効を主張する。
死にもの狂いのオルナラ人は、ピカードに仲裁を求め、ピカードは、彼らに各々1回ずつの服用を認めさせる。しかし、ドクター・クラッシャーは、こり薬が麻薬であることを突き止める。ブレッカ人は、利益のために2世紀の間、何も知らないオルナラ人を麻薬中毒にしていたのだ。
クラッシャーは、オルナラ人に真実を知らせることを求めるが、ピカードは艦隊の誓いを盾に取ってそれを拒否した。しかし、ピカードにはこの件の別の解決策がひらめいていた。ピカードは、オルナラ人の貨物船を修理することを拒否する。技術水準の低いこの星系内では、貨物船が修理できなければ取引ができなくなり、薬の供給は断たれることになる。オルナラ人は禁断症状に苦しむだろうが、麻薬中毒を克服することができるだろう。