「疑惑のビーム」ストーリー
科学ステーションに定期査察に出向いていたライカーがエンタープライズに戻った途端、科学ステーションが爆発し、一人で研究を行なっていたアパガー博士が死亡する。博士の妻のマニュアはライカーを殺人の罪で告訴した。
ネル・アパガー博士は、宇宙艦隊からの委託でクリーガー波という次世代のエネルギーを研究していた。アパガーの妻マニュアは、ライカーが彼女を誘惑しようとしたと証言する。そして、博士の助手はライカーとアパガー博士が口論していたと証言した。さらに、アパガー博士を撃ち科学ステーションの爆発を引き起こしたエネルギー・ビームは、ライカーの転送地点から発射されたという別の証拠が示された。
タヌガ星の保安警察のクラッグ調査官はライカーの引渡しを要求する。ライカーの無実を信じているピカードは、爆発時の状況を再現するためホロデッキで審議を行なうようクラッグを説得した。
その頃エンタープライズには周期的な謎のエネルギーが発生しており、それを調査していたラフォージ、データ、ウェスリーによって、ライカーの無実が証明された。それは、惑星上にある依然としてスイッチを入れられたままのジェネレータからのクリーガー波であることがわかる。
実は、アパガー博士はすでに研究を終了していたが、これを新しい兵器として最も高い入札者に売ることを画策していたのだ。その事実をライカーに知られたと思ったアパガー博士は、ジェネレータを作動させ転送されるライカーにビームの照準を合わせた。しかし、ビームは、転送フィールドで反射され博士自身を殺し、ステーションを爆破した。アパガー博士の計画は暴かれ、クラッグは告訴を取り下げた。