「ヒューマン・アンドロイド・データ」ストーリー
データの友人ケイコ・イシカワが、式直前になって怖じ気付き、オブライエンとの結婚をやめると言い出した。データの人間の行動に対しての理解が試される。アンドロイドの理論上、彼女が自分の幸せのために結婚を取りやめることは、オブライエンにとっても幸せな事であると推理する。もちろんデータのいいニュースは、オブライエンにとっては一大事だった。
しかしながら、結婚式は必ず行われるとジョーディーに保証されたデータは、ウォーフに結婚の贈り物について助言を受け、贈り物としてダンスを披露するため、ドクター・クラッシャーから指導を受ける事にする。
一方、中立地帯でのロミュランとの歴史的な条約交渉に臨む、いつも感情を表に出さないバルカン人のティペル大使の存在が、データ以外の全てのクルーを神経質にさせる。また、データは目的を明かさず機密情報にアクセスしたいという大使の要求を拒否する。その後大使は不可解な転送事故によって死亡してしまう。
彼女の死によって条約交渉は決裂し、ロミュランは退去の準備を始める。しかし、データはシャーロック・ホームズ的な推理によって、大使の死は事故に見せ掛けたものであるという結論を導き出す。この結論を突き付けられ、メンデック提督は真実を明かす。ティペルはロミュラン帝国のスパイだったのだ。
危機が過ぎ去り、エンタープライズは喜ばしい雰囲気に一変する。データのエスコートの後、彼女とオブライエンは、ピカードによる婚礼の儀式を経て無事結婚する。