「両性具有ジェナイ星人」ストーリー
両性具有の種族、ジェナイが、エンタープライズに、行方不明のシャトルの捜索を要請してきた。発射した探査機が消えた事から、この星系には「ゼロ空間」という空間の歪みが存在する可能性があり、ライカーとジェナイ人のシャトルパイロット、ソランが検証を始めた。
2人はお互いの文化や習慣の違いについて語り合い、短い時間で友人になることができた。
ソランは、ジェナイでは性の違いについて区別する事を禁じており、その思想に従わない者は病気とみなされると話す。ソランはライカーとの任務の間に、自分自身の女性的な傾向に驚く。
ソランはシャトルでの航行中に負傷し捜索任務は遅れるが、その間、ライカーに対する「女性的」な感情が日増しに大きくなっている事を自覚する。ライカー自身も「彼女」に対して惹かれている事を自覚する。だが、彼らにはシャトルとその乗員を救うという使命があった。
しかし、任務を終えた2人は、その夜の祝賀パーティーでキスを交わし、ジェナイ人のクライトがそれを目撃し、ソランは告発され裁判を受ける。
ライカーは憤慨し、ソランの裁判中に押しかけ彼女を弁護しようとする。ソランは女性である事を隠そうとせず、自然な感情で病気などではないという事を堂々と主張した。しかし、その訴えは認められず、ソランは治療を受けさせられる事になってしまう。
軽はずみな行為で将来を棒に振る可能性があるというピカードの警告にもかかわらず、ライカーはウォーフと共に彼女を救出に向かう。しかし、時は遅すぎた。
治療はすでになされた後で、ソランは女性としての感情を排除されていた。ライカーは辛い気持ちで艦に戻り、ジェナイでの任務は終わったとピカードに告げられる。