「多重人格アンドロイド」ストーリー
エンタープライズは不審な彗星を発見した。調査の結果、それは古代文明の記録保管所であることが判明した。
エンタープライズの船内からは、記録保管所を作った古代文明の遺物が発見された。それは、強制的に作動している変換プログラムが船内の物体を変化させ作り出しているものだった。そのプログラムは、データに影響を与え、彼の中にたくさんの人格を発生させた。彼の中の人々は、苦痛と死、そして女王「マサカ」の生け贄になることを恐れていた。
船の中には植物が生み出され、今やジャングルへと変貌しつつあった。ピカードは記録保管所の破壊を決定するが、戦術コントロールはすでにできなくなっており、機関部にも変化が現れ始めた。ピカードとクルー達は、データに現れた人格と船内に現れた遺物から手がかりを得て、最も恐れられている「マサカ」と彼女を追う「コルガノ」が地球から見える太陽と月のような関係であると推論した。
マサカを呼び出すため変換プログラムを利用して艦内に神殿を作り出したピカードは、マサカとなったデータと会話するが全く相手にしてもらえなかった。そのためピカードは同様に作り出した仮面をつけ、コルガノとしてマサカと対面することにする。そのころラフォージは記録保管所の変換プログラムのある場所を発見した。
そして、ピカードの説得によりマサカは再び眠りにつき、船は元に戻りデータ少佐の中の、文明そのものとも言える、たくさんの人格も消え去った。