「謎のタマリアン星人」ストーリー
エンタープライズは、過去百年間で7回の接触記録があるが、言語によるコミュニケーションが不可能とされている「ターマの子供たち」として知られる平和的な種族とのコンタクトを試みる。彼らの言葉を翻訳すると、人や場所などを説明しているようにも考えられる。
言語によりお互いを理解する試みが、再び失敗に終わろうとした時、タマリアン船の艦長デイソンはピカードを連れ去り、共に近くの荒れ果てた惑星に転送降下する。タマリアン船による妨害で、エンタープライズは艦長を転送収容する事が出来なかった。
ピカードは警戒するが、デイソンが、夜の寒さを凌ぐ手助けをしてくれた事で、敵意は無い事を知る。お互いの目的を理解しようと努力しているその時、補食性の電磁生命体が現れ、2人は力を合わせて共に戦う。
一方、ピカードの身を案じたライカーは、タマリアン船と話し合おうとするが言葉が通じず、シャトルによる救出を試みた。しかし、タマリアン船に妨害され救出は失敗に終わった。しかし、電磁生命体がピカードに接近したことより、急きょ転送機を強化しての救出が試みられる。生命体がデイソンに襲いかかっているその時、ピカードの体が転送のため非物質化されはじめた。ピカードは中止するように叫ぶが声は届かず、デイソンは致命傷を負う。
ピカードはタマリアン人が、彼らの神話に言及することによって抽象的なイメージを伝えあって会話している事をついに理解した。「タナグラのダーモクとジラード」は、共通の敵と戦うことによって互いを理解することである。ちょうど「エル・アドレルでのピカードとデイソン」のように。
エンタープライズは、タマリアン船を攻撃し隙をついてピカードの救出に成功した。しかし、その攻撃でタマリアン船と戦闘状態になってしまった。エンタープライズに戻ったピカードはタマリアン船と通信し、理解したての彼等の会話方法で彼等の艦長の勇敢さを称え、その死を伝え戦闘は中止された。
ピカードは、自分達の命を犠牲にすることを承知の上で、他の種族との関係を築こうとした彼らに深く敬意を払うのだった。