「流浪のベイジョー星人」ストーリー
ベイジョーの過激派による連邦の植民星への攻撃事件が発生した。その事件の解決のため、エンタープライズに、問題の多い若い宇宙艦隊士官、ロー少尉が乗船してきた。
エンタープライズのクルーにはローを快く思わないものも多かった。彼女は、上陸任務で命令に従わなかったため8人が犠牲となり、軍法会議にかけられた過去を持っていた。宇宙艦隊のケナリー提督は、戦闘的なベイジョー人のリーダー、オータを説得し和平に応じてもらうには、同じベイジョー人の士官であるローが適任であると考え、彼女を仮釈放しエンタープライズに乗せたのだった。
ベイジョー人は過去40年間に渡り、カーデシアの支配を受け、母星を離れ転々と移動しながら生活せざるを得ない状況にあった。
ピカードは、ローが勝手にオータと接触したため上陸班が捕らえられてしまった事を怒り、彼女に自室での謹慎を命じた。しかし、それは彼女の意志による行動では無かった。
ローは自分を友人と言って世話をやいてくれるガイナンに全てを打ち明け、ガイナンの助言に従って、彼女が秘密裏にケナリー提督から指令を受けていたことをピカードに打ち明ける。ローは釈放を条件に、オータに船や武器を提供する裏取引きを持ちかけ彼等をおびき出すよう指示されていたのだ。しかし、連邦の植民星を襲ったのがオータでないと判り、彼等をおびき出すような事を行ってよいのか悩んでいた。
そこでピカードは、オータの船がおびき出されたよう見せ掛けて無人の船を発進させ、経過を見ることにした。すると、すぐにカーデシア船が現れ、オータの船を攻撃しようとする。ケナリー提督は、カーデシアとの和平条約を守るためカーデシアの行動を妨害しないようピカードに命し、船は破壊された。
船が無人であったためケナリー提督は怒るが、連邦の植民星を攻撃したのはカーデシアであり、ベイジョー人のテロリストの一掃に連邦を巻き込むための破壊工作であった事を知り衝撃を受ける。
その後、ピカードはローにエンタープライズへの勤務を持ちかけ、彼女はそれに応じた。