「殺戮の宇宙水晶体」ストーリー
ライカーと上陸班が、メローナ・コロニーの調査を手伝っている時、突如、過去の記録にも残っている強力な水晶体が現れ攻撃を受ける。住民と上陸班の大半は、エンタープライズによって救助されるが、住民2名が犠牲となってしまった。
その破壊的なエイリアンを追い続けている、カイラ・マー博士がエンタープライズに派遣されてきた。博士は、オミクロン・セータでの水晶体の攻撃によって、息子レニーを失っている。
博士は水晶体をオミクロン・セータに呼び寄せたのは彼の「兄」ローアである事を根拠に、息子の死についてデータを責めた。その後、マー博士は、データにオミクロン・セータの全ての住民の記憶がインプットされている事を知る。さらに、息子の声を模倣する事が可能なデータを通して、博士は、死亡する数カ月前の息子を思い起こす事ができた。
一方、ピカードと博士は、水晶体の扱いについて意見が衝突する。ピカードは水晶体に殺意があったかどうか解らないため、まずコンタクトを試みる事を主張するが、博士の望みは「復讐」だった。
重力子パルスによって水晶体を呼び寄せ、コミュニケーションを試みている時、事件は起こった。お互いが理解し合えると思われた直後、博士は冷酷にも重力子放射の周波数を引き上げ、水晶体を粉砕してしまった。ピカードは激しい憤りをかろうじて押さえる。自室に戻った博士は意外にも穏やかだった。彼女は息子レニーのためにやった事だとデータに告げるが、データは、記憶の中のレニーは、母が自分のために、科学者としての経歴を台無しにしてしまった事を悲しんでいると伝えた。