「謎めいた記憶喪失」ストーリー
未知のエイリアン船のスキャンを受けたエンタープライズのクルーは、それぞれの記憶を失ってしまっている事に気付く。彼らは自分が誰かすら思い出せないが、艦を操作する知識だけは失われていなかった。
彼らはそれぞれの役割を模索し始める。ウォーフは指揮官、データはバー・ラウンジのバーテンダーになり、ローとトロイは、ライカーに惹かれていく。
やがて、艦のコンピュータによって、それぞれの名前、階級、艦隊識別番号が判明、ブリッジにいたキーラン・マックダフ中佐は参謀としてリストされていた。また、コンピュータによって、エンタープライズは、10年前から交戦状態にあるリシア同盟軍と戦っている艦隊の中の1隻で、リシア軍の中央司令部の破壊命令に伴い、無線封止命令を受けていることが判明した。
ピカードは目の前にいる敵が、本当に戦うべき敵なのか疑問に思いはじめ、ついには攻撃する事をやめる決定を下す。その決定に納得が行かないマックダフは、ピカードの指揮権を剥奪しようとするが、ライカーとウォーフはマックダフに向かってフェイザーを放つ。すると、彼の本当の姿が現れた。彼はエイリアンだったのだ。
ドクター・クラッシャーは直ちにクルーの記憶を取り戻す治療を始める。その結果、マックダフは、リシア星人と敵対関係にあるサタラン星人である事が判明する。
彼らはコンピュータや記憶を操作する技術を持つにも関わらず、兵器に関するテクノロジーが無く、エンタープライズを乗っ取り操る計画を実行したのだった。