「ボーグ“ナンバー・スリー”」ストーリー
アーゴリス星団の植民地建設のために、6つの星系を調査中のエンタープライズは、その中の月に弱い生命反応を確認した。しかし、その生存者はボーグだった。彼を助けず帰還する事を命じたピカードは、ドクター・クラッシャーの人道的見地からの要望にしかたなく同意する。
クルーの一部、特にガイナンは、ボーグを艦に収容したことは、彼等の仲間が救いに来る危険を伴う恐れがあるため、艦長の決断には批判的だった。
しかし、ボーグの集合意識から切り離された「ナンバースリー」と呼ばれる彼は、クルー達の影響を受け、独立した個人になりつつあった。クルーから「ブルー」と名付けられた彼は、自分を「我々」ではなく「私」と呼ぶようになり、その変化を目のあたりにしたクルー達は、常に最大の敵であったボーグへのイメージが崩れ始める。それは、ガイナンも例外ではなかった。ピカードはブルーと対面する事に決める。
ロキュータスを装って彼に接したピカードは、ジョーディは友人であり、彼を同化しないというブルーの訴えを聞き驚愕する。ピカードは彼が集合体から独立した個人であると判断し、彼にウィルス・プログラムを植え付け集合体に戻す計画を取り消す。
ブルーは自分自身で、救出された現場に戻ることを決意し、「友人」であるジョーディは彼に同行した。他のボーグが迎えに到着すると、ブルーは本来のボーグの態度で振る舞い、ジョーディの事は忘れないと言い残し戻って行った。