「超時空惑星カターン」ストーリー
次の任務のために移動していたエンタープライズは、未知の探査機に遭遇した。探査機は、ピカードに向けて防御スクリーンを通り抜けるビームを発射し始めた。
そのビームを受けたピカードは、意識不明になりブリッジの床に倒れ込んだ。
ドクター・クラッシャーが、ピカードを救う努力をしていた時、ピカードは夢の中で目覚めた。ピカードが目覚めた場所はカターンという干ばつに見舞われた惑星だった。そして自分はピカードではなく、ケイミンという名の鉄工で、エリーンという名の若い女性と結婚して居た。
長い年月をこの地で過ごすうちに、ピカードはここでの新しい人生を現実として受け入れた。エリーンとケイミン(ピカード)の間には2人の子供もできたが、干ばつはますますひどくなる。彼はハイテクを駆使して状況を改善する提案をするが、親友のバターイが支持しただけで笑って聞き流された。
しかし、エンタープライズのブリッジでは、ピカードが意識不明になってから数分しか経っていなかった。ピカードの安全を心配したライカーは、データに探査機からのビームを遮断するように命令した。ビームが遮断されるとピカードは死にかけてしまい、しばらくそのまま見守るしか手段が無くなってしまう。
その頃、カターンではケイミン(ピカード)の子供は大きく育っていたが、妻と親友が死に、惑星はますます乾いていた。そして最後に真実が明かされた。カターンの太陽は新星になりつつあった。しかし、宇宙へ逃れる手段も無く、惑星の指導者達は自分達の世界の記録を探査機に詰め込み誰かにこの星の物語を語り伝えてもらおうと考えた。その探査機の姿は、ピカードがエンタープライズで最後に見た探査機と全く同じものだと気付いた。つまり、カターンの物語はピカードに伝えられたのだ。
エンタープライズのブリッジで目をさましたピカードは、意識を無くしていた30分の間に30年分の人生を経験して居たという現実に気付く。