「危険なワープ・エネルギー」ストーリー
エンタープライズはヘカラス・ルートで行方不明になった医療船のフレミングを捜索していた。この付近にはテトリオン粒子が存在し、このルートだけが安全なワープ航路となっていた。そこで動けなくなっているフェレンギ船を発見し、救助のため近づいたが攻撃を受ける。
フェレンギの船長は惑星連邦の標識のようなものに接近した時それが出したバーテロンパルスによって動けなくなったことを説明した。そしてそのあと、エンタープライズも同様の攻撃を受けた。その隙に、ヘカラスの姉弟(セロバとラバル)は、彼らの目的を説明するためにエンタープライズに乗り込んで来た。
標識は彼らが仕掛けたもので、彼らは自分達が住む惑星の近くで宇宙の構造が破壊されつつあることを明かした。それを防ぐために惑星連邦から孤立することになったとしても、ワープ航法を止めることを要求した。
データが彼らの理論の正しさに気づいた後、その強引なやり方に怒りを感じていたピカードは態度を軟化させ、協力する姿勢を見せた。しかし、性急なセロパは自分とその船を犠牲にして理論を証明してみせた。そして、その時、空間が崩壊し発生した亀裂の中に、エンタープライズが探していた船、フレミングが取り込まれてしまった。
フレミングを救助するためにエンタープライズは亀裂に突入し、人員の救助には成功する。しかし、その直前に船がワープ機関を始動してしまったため、亀裂が広がり脱出不能となった。そのとき、ラフォージは亀裂から発生している衝撃波に乗って移動できる可能性を提案し脱出に成功する。
惑星連邦は新しい規則をきめ、ワープ速度は5までに制限することに決定した。ラフォージは姉が犠牲になったラバルをなぐさめ、ピカードはワープ航法を使うことで宇宙を破壊していたという事実に衝撃を受け、思いをめぐらせた。