「滅びゆく惑星」ストーリー
エンタープライズは、ウォーフの義理の兄であるニコライに振り回される。
ニコライはボラール2号星の原始的な住民と接触しており、大気が失われていくこの惑星から住民を救うため、エンタープライズに保護を求めていた。しかし、それは明らかに艦隊の誓いに違反する行為であった。ウォーフはボラールの人々の社会に衝撃を与えないため、ニコライのように姿を彼らに合わせ惑星に降り立った。ボラール人が彼らの惑星の自然現象のため滅びていくことについて、ピカードは艦隊の誓いを守り、全く干渉しないことを決定した。
しかし、ニコライは納得せず、エンタープライズのホロデッキの中にボラールの洞くつの複製を作り、住民達をそこへ転送し、新しい惑星を見つけてそこへ彼らを移動させるまでそのままにしておくと言う計画を立て実行した。ボラールの人々は、彼らの住処の嵐がついにおさまったと考えただけだった。
ピカードとウォーフはその強引なやり方に怒ったが、その計画を強制される結果になった。さらには、ニコライとボラール人の間に子供ができ、彼は戻らずに住民達と一緒に暮らすことを打ち明けられる。そんな時、ボラール人の1人であるボリンは偶然ホロデッキの外へ出てしまった。そしてエンタープライズの中をさまよい、その光景に圧倒される。自分達に起きた事実を知った彼は、元の生活には戻れず自殺してしまう。
ボラール2号星の影響でホロデッキは不調になり、映像が不安定な状態でプログラムは崩壊しそうになっていた。しかし、プログラムは崩壊する寸前に新しい惑星に辿り着き、ボラール人を転送することに成功した。
この事件以降、ウォーフとニコライの兄弟は立場の違いにもかかわらず、お互いを暖かく理解し合い尊重するようになった。