「知的生命体“エンタープライズ”」ストーリー
データがホロデッキで「テンペスト」を演じている時、そこには出てこないはずの爆走する列車が現れた。そして、操作していないにもかかわらず突然、エンタープライズはワープエンジンを作動させて移動を開始した。
ピカードはセンサーの表示からワープしなかった場合、船が破壊されていたことを悟った。驚くべきことにデータとラフォージは、船の機能が「ノード」によってあたかも生き物の神経のようにひとりでに連結されているのを発見する。
ホロデッキでは、車掌、機関士、ガンマン、騎士などさまざまな船の機能を代表する登場人物が乗っている列車のプログラムが作動していた。しかし、データがホロデッキプログラムの中でパワーグリッドの機能を停止させようとした時、ホロデッキでのできごとがエンタープライズに影響したため、彼は船が知性を持とうとしていることに気づく。
その頃、第5貨物室では何かが作られつつあった。それは、白色矮星からトラクタービームでバーティオン素粒子を吸収して成長していた。そこでは有機生命体が誕生しようとしていたのだ。しかし、バーティオン素粒子を使い尽くしても足りず、このままでは死んでしまうかも知れない状態となる。エンタープライズのクルーはその生命体に協力することにした。
人工的に発生させたバーティオン素粒子を新しい生命体が吸収し、十分に成長すると貨物室から船の外へ飛び出していった。そして、エンタープライズは元に戻り、列車に乗っていたさまざまな乗客は消えていった。