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『航空事始 不忍池滑空記』村岡正明

N-401

航空事始 不忍池滑空記』村岡正明

日本に『飛行機』という概念のなかった明治末期、上野不忍池を飛んだ滑空機は“空飛ぶ行灯”の如き形態で一般庶民の度肝を抜いた―学者田中館愛橘、軍人相原四郎、仏人発明家ル・プリウールの三人の出会いによって花開いた日本初の滑空飛行のドラマを描く感動の航空史。平成五年度、第六回日仏文化賞受賞作。

『アークティク・ファイア 第14空母戦闘群〈9〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-402

アークティク・ファイア 第14空母戦闘群〈9〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

米アリューシャン列島西端の島キスカにロシア軍特殊部隊が侵入、空母ジェファーソンを巡航ミサイル原潜がつけ狙う!反乱コサック率いる侵略者を追い、SEALチームとトムキャットは猛吹雪の中へ。生存の限界を超える酷寒の孤島で陸海空に迫る目標を求め、マルチロールファイターF14“ボムキャット”が吼える。

『紫電改入門 最強戦闘機徹底研究』碇義朗

N-403

紫電改入門 最強戦闘機徹底研究』碇義朗

日本海軍の期待と悲願を担って登場した最後の傑作機「紫電改」―その卓越した性能とフォルムはいかにして誕生したか。水上戦闘機「強風」から「紫電」へ、そして「紫電改」にいたる改変へのプロセスと、個々に優れた機能を図版と写真で詳解し大戦期の日本航空技術陣の成果を綴る。名機を駆使した三四三空の戦いを併載。

『彗星夜襲隊 特攻拒否の異色集団』渡辺洋二

N-404

彗星夜襲隊 特攻拒否の異色集団』渡辺洋二

昭和二十年四月、沖縄が決戦場となり、陸海全軍特攻の嵐が吹き荒れる只中で、強固な信念のもとに正攻法を採り続けた日本海軍芙蓉部隊。夜襲戦法を発案した指導官美濃部少佐と隊員たちは、不利な戦況をいかに戦い抜いたのか―戦場を熟知する塔乗員と整備員たちが結集し、熾烈な沖縄戦に挑んだ最後の戦いを描く。

『関東軍特殊部隊 闇に屠られた対ソ精鋭部隊』鈴木敏夫

N-405

関東軍特殊部隊 闇に屠られた対ソ精鋭部隊』鈴木敏夫

兵器弾薬、糧秣ほか重量三十キロ以上を身につけて一昼夜八十キロを脚力機動し、決死の挺進奇襲を任務とした秘匿部隊。無敵を誇る関東軍の中で選りすぐられた対ソ戦用の“超人的日本兵集団”の実態を初めて描いた話題のノンフィクション。満州第五〇二部隊の誇り高き兵士たちの想像を絶する精強訓練の日々を伝える。

『偵察機入門 世界の主要機とその運用法』飯山幸伸

N-406

偵察機入門 世界の主要機とその運用法』飯山幸伸

十八世紀末、人類を乗せて空を移動する最初の乗り物「気球」が登場して間もなく軍事利用の飛行偵察が初めて行なわれた。驚異的な進歩をとげる飛行機の発達は、戦争の様相を一変させ、偵察機によって最新情報がもたらされた―航空偵察の史的推移と各国の主要偵察機を詳解する話題の徹底研究シリーズ。図面百点収載。

『日米潜水艦戦 第三の原爆搭載艦撃沈艦長の遺稿』橋本以行

N-407

日米潜水艦戦 第三の原爆搭載艦撃沈艦長の遺稿』橋本以行

広島、長崎に続き日本本土のいずこかの大都市へ投下されるべき第三の“原爆”を搭載する米重巡インディアナポリス号を撃沈して世界を驚倒させた橋本艦長が、米海軍の記録を渉猟しつつ繙き、自らと戦友たちとが死闘を演じた幾多の体験と史実を重ね合わせて、赤裸々にえがいた感動の書き下ろしノンフィクション戦記。

『駆逐艦「野分」物語 若き航海長の太平洋海戦記』佐藤清夫

N-408

駆逐艦「野分」物語 若き航海長の太平洋海戦記』佐藤清夫

駆逐艦乗りになりたい!戦艦「大和」の艦長松田千秋大佐に直訴、大艦を下りて“車曳き”となった若き海軍士官の回想。米海軍の二人の名将、スプルーアンス、ハルゼーと激闘する強運駆逐艦「野分」の栄光と最期―開戦劈頭から水雷戦隊の主力として、常に最前線で砲火を交えた小艦艇の全航跡を描いた話題の海戦記。 →新装版(N-1248)アリ

『エニグマ暗号戦 恐るべき英独情報戦』広田厚司

N-409

エニグマ暗号戦 恐るべき英独情報戦』広田厚司

ドイツが“解読不能”に絶対の自信を持つ機械式暗号機エニグマ―その卓越したメカニズムと開発のプロセス、そして、現代に至るも全容が公開されない英国の暗号解析システムを写真と図版で詳解。チャーチルが、米ソ外交の切り札とした情報戦に常に優位を占める基礎となったエニグマ暗号戦の過程を徹底研究する。

『大西洋・地中海の戦い ヨーロッパ列強戦史』木俣滋郎

N-410

大西洋・地中海の戦い ヨーロッパ列強戦史』木俣滋郎

第二次世界大戦中、ヨーロッパの列強が激突する舞台となった大西洋・地中海の十六の代表的な戦いを描いた欧州戦記。ビスマルク追撃戦、ディエップ上陸戦、タラント港奇襲、ツーロン港の自沈など戦局の転換となった特異な海戦や戦史に残る戦術を綴る話題作。祖国愛に燃える男たちの『孤高の戦い』の足跡を辿る。 →新装版(N-1104)アリ

『囚人部隊 インパール日本陸軍囚徒兵たちの生と死』岡田和裕

N-411

囚人部隊 インパール日本陸軍囚徒兵たちの生と死』岡田和裕

インセン刑務所収監囚人兵一八〇余名。上官侮辱、上官暴行、敵前逃亡、窃盗、脱走、抗命等々の罪で監獄送りとなった男たちの破天荒な戦争!インパール戦投入兵力八〇〇〇〇余人、そのうち戦死三〇〇〇〇余人、負傷者四〇〇〇〇余人。“白骨街道”“靖国街道”の汚名をこうむるインパール作戦の暗部を照らす話題作。

『零戦百科事典 傑作戦闘機ハンドブック』雑誌「丸」編集部

N-412

零戦百科事典 傑作戦闘機ハンドブック』雑誌「丸」編集部

本書は、空戦記などに登場する航空機のメカニズムや飛行原理に関する専門的な言葉を正しく理解する決定版用語事典。零戦を基本に、戦闘機から雷・爆撃機や水上機、天候・気象に至るまで飛行機の全てを網羅した航空ファン待望の一冊。零戦とライバル機写真集、零戦主要各型識別図、零戦各型要目表・変遷を収載。

『祭兵団インパール戦記 歴戦大尉の見た地獄の戦場』深沢卓男

N-413

祭兵団インパール戦記 歴戦大尉の見た地獄の戦場』深沢卓男

甲種幹部候補生として、戦いの第一線に立つ将校は部下を掌握し、士気を高め、わが身を率先して砲煙弾雨の中に投じて勝利を収める。死は鴻毛より軽いとする将兵の命をこよなくいとおしむ大尉は、アラカン山系の急峻を越え、巨大火砲を友軍に送りとどけた。ビルマの悲劇的な戦いを描き、命の重みを伝える感動作。

『戦艦「大和」レイテ沖の七日間 「大和」艦載機偵察員の戦場報告』岩佐二郎

N-414

戦艦「大和」レイテ沖の七日間 「大和」艦載機偵察員の戦場報告』岩佐二郎

昭和十九年十月二十二日、レイテ湾内に来攻した米軍大艦船群に痛撃をくわえて一挙に戦局を挽回すべく、栗田艦隊は、一路、レイテに向かう。空前の大海戦に臨んで、「大和」の若き飛行科予備学生は二十三歳の前途ある身で、早くも己れの死と向き合い、七日間の決戦場に立つ。彼は何を見、何を心に焼きつけたのか。 →新装版(N-1240)アリ

『間に合わなかった軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

N-415

間に合わなかった軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

第一次大戦終結から、約二〇年間続いた夢多き飛行機発展の時代から、一変して軍用機の驚異的な発達の時代をむかえた第二次大戦―相手よりも優れた機体を開発するために、しのぎを削る七年間でレシプロエンジン機は頂点に到達した。実戦参加の時を待っていた世界の傑作機三八機を詳解する。写真・三面図収載。

『憲兵よもやま物語 若き伍長のイラストエッセイ』山内一生

N-416

憲兵よもやま物語 若き伍長のイラストエッセイ』山内一生

荒くれ男の集団の治安を守り、情報戦、軍機の保護、スパイ活動防止に活躍した若き憲兵下士官のイラスト・エッセイ。恐ろしい憲兵の“キャラクター”を覆しシャバ気たっぷりの人情ゆたかな憲兵の素顔を描き、一般の戦闘兵科とことなる諜報戦にたずさわる兵隊たちの第一線の実態を中国大陸南京を舞台に語り伝える。

『彗星特攻隊 ある予科練艦爆操縦員の手記』増戸興助

N-417

彗星特攻隊 ある予科練艦爆操縦員の手記』増戸興助

パイロットにとって、攻撃取り止めほどやり切れないものはない。生きる命も、所詮は時間の問題であることが分かり、その時間を待つより、攻撃発令と同時に出撃するのが、特攻隊員の花道なのだ。二度にわたる沖縄特攻で、奇蹟的に死をまぬがれえた若き特攻機のパイロットが万感の思いをこめて綴った特攻の真実。

『最強部隊入門 兵力の運用徹底研究』藤井久

N-418

最強部隊入門 兵力の運用徹底研究』藤井久

ポーランド戦の痛手を学び、電撃戦法を確立した独軍西方進攻部隊。二六秒間に三二〇発の弾を射ち込み、退勢を一気に挽回したソ連カチューシャ大隊。不敗のエセックス級空母機動部隊―恐るべき打撃力を集中させた陸海空の最強部隊のその戦術と兵器を徹底解剖する話題作。写真図版一四〇点で捉えた決定版戦史。 →新装版(N-1096)アリ

『韓国を強国に変えた男 朴正煕 その知られざる思想と生涯』河信基

N-419

韓国を強国に変えた男 朴正煕 その知られざる思想と生涯』河信基

自分だけを信じて果敢に歴史にいどんだ男の生と死―韓国近代化に奔走して、遂には側近に殺害された劇的なその終焉。深い反日感情を抱きながらも、近代化を成しとげた日本の秘密を探ろうと努め、大日本帝国陸軍士官学校に学び、戦後は軍事クーデターを成功させて全軍を掌握、対日国交正常化を実現した独裁者の生涯。

『関東軍参謀 怨嗟の中に立つ悲劇の軍人伝』小松茂朗

N-420

関東軍参謀 怨嗟の中に立つ悲劇の軍人伝』小松茂朗

ソ連軍の満州進出。無敵とまで謳われた精強兵団をおそった恐慌―太平洋戦の敗退とともに第一級の装備と精鋭部隊をことごとく抽出され、戦力無きに等しい窮状の中で打つに妙手なく、与えられた条件のもと、全力で対処しつつ、ついに果たせなかった男の茨の道。在満邦人の批難にさらされた作戦参謀の苦闘の半生。

『異形機入門 究極の機体徹底研究』飯山幸伸

N-421

異形機入門 究極の機体徹底研究』飯山幸伸

空力学上の原理・原則に着目しつつも、常識の殻を打ち破り、革新的な“形態”に高性能をもとめた技術者たちの挑戦―双胴のツインムスタング、左右非対称のB v141、円形の翼を持ったXF5Uなど航空機の歴史に残る名機から、試作機に終わった知られざる怪物ヒコーキまで、各国の変則的な機体の数々を徹底解剖。

『ビルマ最前線 白骨街道生死の境』小田敦巳

N-422

ビルマ最前線 白骨街道生死の境』小田敦巳

郷土の家族を守るために、ビルマ戦線の日本兵はどんな思いで散っていったのか。負け戦の最前線で、生死の境を体験した一兵士はペグーの山河で何を見たのか。雨にさらされ、シッタン平野を血に染め、飢えと病魔におかされ、裸足であるいた敗残の日々を克明に描いた感動の戦記。現代の若人に語り伝えたい戦場の実相。

『東郷平八郎伝 日本海海戦の勝者』星亮一

N-423

東郷平八郎伝 日本海海戦の勝者』星亮一

ロシア・バルチック艦隊に立ち向かった東郷平八郎―薩英戦争以来、数多くの戦火をくぐった経験と、七年にわたった英国留学で身につけたシーマンシップに従って、つねに吹きさらしの露天艦橋に立ち続けた海の男―近代日本黎明期の激動の時代に愚直なまでに真摯に生きたひとりの明治人の生涯を描いた感動作。

『忘れられた軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

N-424

忘れられた軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

第二次大戦中に世界の列強で生産された四〇〇種を越える数多くの軍用機の中で『傑作機』としての評価をあたえられた機体は一〇パーセントにも満たない―開発用途に従って任務を忠実に果たし、有名機に劣らぬ驚くような働きを示した四二機の忘れ去られてしまった軍用機を詳解する技術戦史。写真・三面図収載。

『死闘の海 第一次世界大戦海戦史』三野正洋 古清水政夫

N-425

死闘の海 第一次世界大戦海戦史』三野正洋 古清水政夫

史上初の世界大戦! 艦隊決戦の全容を徹底研究……人類が初めて体験した未曾有の大戦争。圧倒的な破壊力を持つ戦艦同士が戦ったユトランド沖海戦、インド洋・大西洋で暴れまわったエムデン号、恐るべき力を秘めたUボート等、航空を主力としない第一次大戦の海戦を総括する話題の書。第二次大戦以上に熾烈な戦いを展開した艦艇戦闘を図版とデータで徹底研究する。

『ノモンハンの空 昭和陸軍遊撃飛行隊物語』鈴木五郎

N-426

ノモンハンの空 昭和陸軍遊撃飛行隊物語』鈴木五郎

昭和十四年五月十一日、満ソ国境付近のノモンハンで日本軍とソ連外蒙軍衝突、事変勃発―陰湿な“ドロ試合”の様相を呈した国境紛争の表舞台で名機九七戦を駆ってソ連軍I‐15、I‐16を迎え撃った陸軍戦闘機隊の戦い。政情は混乱を極め、軍部が独走を始めた昭和の混迷の時代に発展の時を迎えた軍民航空を描く話題作。

『最強作戦入門 兵力の活用徹底研究』瀬名堯彦

N-427

最強作戦入門 兵力の活用徹底研究』瀬名堯彦

史上最大の作戦として有名な氷山作戦、ドイツ最後の攻勢となったバルジ作戦、空母部隊決戦の切り札として画策されたアウトレンジ作戦など、第二次大戦中の陸海空に展開された“最強”と謳われた作戦を徹底解剖する話題作。作戦運用に不可欠な大局を見据えた勝利の方程式を写真図版百余点で捉えた決定版戦術論。

『アーセナル 第14空母戦闘群〈10〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-428

アーセナル 第14空母戦闘群〈10〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

キューバに再び核ミサイルが持ち込まれ米本土を狙う―危機の再来に米大統領は最新鋭ミサイル艦アーセナル艦による先制攻撃を決断。しかしミサイル基地には米TVリポーターと米軍パイロットが囚われていた。核ミサイル発射の時が迫る中、人質救出と核基地破壊に挑む空母戦闘群と特殊部隊SEALの戦いを描く。

『出羽重遠伝 日本海海戦の勇者』星亮一

N-429

出羽重遠伝 日本海海戦の勇者』星亮一

朝敵の汚名をうけ、戊辰戦争にやぶれた会津藩は、その未来を少年たちに託した。十四歳で鶴ヶ城落城の悲劇を体験、藩の期待を担って海軍にはいり、遂に薩摩・皇族出身以外では初の海軍大将となった出羽重遠を軸に、陸軍大将柴五郎、東京帝大総長山川健次郎ら、鮮やかな足跡を近代日本に印した会津の男たちを描く。

『陰で支えた軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

N-430

陰で支えた軍用機 知られざる第二次大戦傑作機』大内建二

第一線で戦うパイロットを育てるための練習機、最前線に物資や人員を送りこむ輸送機など、派手な立ち回りを展開する戦闘機や雷爆撃機と異なり、陰の立場で戦いを支援した38機の傑作機―作戦を支障なく遂行させる裏方の機体として、脇役に徹した世界の軍用機の活躍と運用プロセスを詳解する。写真・三面図収録。

『連合艦隊 軍艦ハンドブック』雑誌「丸」編集部

N-431

連合艦隊 軍艦ハンドブック』雑誌「丸」編集部

栄光の連合艦隊主力四〇〇隻を紹介する決定版軍艦ハンドブック―航空母艦、戦艦、重・軽巡洋艦、駆逐鑑、潜水艦を各型別に分類、各艦の戦歴・特長などを分かりやすく解説する。写真一二〇点、ウォーターライン側面図八三点、個艦別要目一覧一四ページを収載。日本海軍の艨艟が一目で分かるファン待望の一冊。

『艦と乗員たちの太平洋戦争 日本軍艦と乗員はいかに戦ったか』佐藤和正

N-432

艦と乗員たちの太平洋戦争 日本軍艦と乗員はいかに戦ったか』佐藤和正

生死を分ける砲煙の海で艦と人はいかに全知、全勇、全能を発揮したか。斬新な艦型、独創的な設計、卓抜した高性能を誇る名艦群と猛訓練ののちに世界最高の技術を修得した海の男が、一体となって織りなす感動の物語。武勲に輝いた艦、武運つたなく消えていった艦、短命な艦、長生きする艦―栄光と悲劇の海戦記。

『幻の巨大軍艦 大艦テクノロジー徹底研究』石橋孝夫

N-433

幻の巨大軍艦 大艦テクノロジー徹底研究』石橋孝夫

軍艦の“巨大化”は用兵者の望みなのか。あるいは設計者が理想を希求するのか。人類が欲望の限りに、夢にまでえがいた大艦建造への飽くなき挑戦と不沈戦艦と呼ばれた大型艦の運用システムを詳解。超「大和」型五〇センチ砲戦艦、ドイツの一二万トン級H44型、ソ連の超大戦艦等、恐るべき巨大軍艦を図版と写真で見る。 →新装版(N-1168)アリ

『鉄の棺 最後の日本潜水艦』齋藤寛

N-434

鉄の棺 最後の日本潜水艦』齋藤寛

大戦末期の日本潜水艦の非情なる戦い。伊五十六潜に赴任した若き軍医中尉が、比島東方沖の深度百メートルで体験した五十時間におよんだ米駆逐艦との想像を絶する死闘―最高室温五十度に達する閉ざされた地獄の艦内で、搭乗員たちは黙々と耐え、真摯にその職責を全うする。汗と涙の滴りを見つめる感動の海戦記。 →新装解説版(N-1303)アリ

『玉砕ビアク島 “学ばざる軍隊”帝国陸軍の戦争』田村洋三

N-435

玉砕ビアク島 “学ばざる軍隊”帝国陸軍の戦争』田村洋三

餓島ガダルカナル、墓島ブーゲンビルの飢餓地獄を超えた知られざる戦いの真実。読売新聞連載「戦争」で菊池寛賞を受賞のジャーナリストが、生存者の証言や戦陣日記などをもとに日米戦争の集約された戦場・ビアク島の戦いを、あます所なく初めて伝える迫真の太平洋戦争。戦闘を克明に描いた感動のノンフィクション。

『ドイツ戦闘機開発者の戦い メッサーシュミットとハインケル、タンクの航跡』飯山幸伸

N-436

ドイツ戦闘機開発者の戦い メッサーシュミットとハインケル、タンクの航跡』飯山幸伸

世界最速の戦闘機を夢見たハインケル、レシプロそしてジェット・エンジンでも一流戦闘機を望んだメッサーシュミット、性能偏重に陥らない戦場で力を発揮する軍用機の開発を求めたクルト・タンク。ドイツ戦闘機の設計技師三人がめざした『最高の仕事』とは何か―それぞれの設計家としての人生を描いた技術戦記。

『拳銃王 全47モデル射撃マニュアル』小峯隆生

N-437

拳銃王 全47モデル射撃マニュアル』小峯隆生

どんなに眠たくても、45口径の銃声は、どんなニワトリの鳴き声よりも、煩くて目が覚める。砂漠の砂が真っ赤に夕陽に染まるまで、撃ち続ける。苦しい…。―そんな拳銃好きの男の名銃47モデル射撃物語。銃を撃ったことがない読者にその実感、質感、感動を伝える話題作。読んだだけで撃った気分になれる一冊。

『25歳の艦長海戦記 駆逐艦「天津風」かく戦えり』森田友幸

N-438

25歳の艦長海戦記 駆逐艦「天津風」かく戦えり』森田友幸

戦争は遠い過去ではない―「敗軍の将兵を語らず」の戒めを守って五十余年、長い沈黙を破って、初めて自らの戦いを赤裸々に綴った回想記。圧倒的な米軍の制圧下、若き指揮官は死闘の海で、どう決断し、また乗員たちを統率して対処し、勝利をかち得たのか。船団護衛における苛酷な海戦の実相を伝える感動の戦記。

『商船戦記 世界の戦時商船23の戦い』大内建二

N-439

商船戦記 世界の戦時商船23の戦い』大内建二

戦争は補給を考えずにおこなうことは、絶対に不可能である―第二次大戦では連合国、枢軸国を問わず、各国の商船が戦争のために徴用されて献身的に働いた。北大西洋航路の豪華客船は軍隊輸送船に病院船、あるいは航空母艦に変身した。特殊な環境のもとで活動する商船たちの知られざる戦いを描いた話題の海戦記。

『八月十五日の天気図 沖縄戦海軍気象士官の手記』矢崎好夫

N-440

八月十五日の天気図 沖縄戦海軍気象士官の手記』矢崎好夫

大島より沖縄まで南東の風九メートル、雲量九、雲高五〇〇、視界不良、小雨、沖縄本島南岸に沿って弱い不連続線…。大戦末期、航空戦に不可欠の気象情報を掌握し、南西諸島の作戦遂行に寄与した海軍気象士官が、沖縄気象班編成までの苦難の道と米軍との壮絶な戦いに斃れた沖縄海軍部隊の最後を描く感動の話題作。

『戦車隊よもやま物語 部隊創設から実戦まで』寺本弘

N-441

戦車隊よもやま物語 部隊創設から実戦まで』寺本弘

輸入戦車で編成された機甲部隊誕生から本土決戦に配備された車種と数量まで、機械化の苦手な日本陸軍のなかにあって特異な進化をとげた戦車の破竹の歩みをイラストとともに描く話題作。国産戦車第一号のエピソード、機動運用の訓練、そしてM4戦車との戦闘法など、歴戦の機甲将校が人車一体のノウハウを綴る。

『恐るべき欧州戦 第二次大戦知られざる16の戦場』広田厚司

N-442

恐るべき欧州戦 第二次大戦知られざる16の戦場』広田厚司

ヒトラーが戦争遂行のために欧州各地に築いた極秘の野戦指揮所―総統本営。チャーチルが独戦闘機の消耗を図るため犠牲となったニュールンベルグ爆撃隊。スターリンが握り潰した独軍開戦情報。二次大戦の舞台裏で展開された飽くなき勝利への戦術の数々と、そこに埋没した将兵の悲劇の実状を描く秘めたる戦記。

『海軍病院船はなぜ沈められたか 第二氷川丸の航跡』三神国隆

N-443

海軍病院船はなぜ沈められたか 第二氷川丸の航跡』三神国隆

『お前たちを生きて日本に連れて帰る』。その瞬間、船中にどよめきとも叫びともあるいは号泣かもしれない声が湧いた。大戦中、病院船とはそういう船だった。スラバヤ沖開戦で日本海軍に拿捕されたオランダのオプテンノール号は、日本の病院船として激闘の南方戦で活躍した。その秘められた航跡を辿る感動の一冊。

『人間魚雷搭乗員募集 一学徒兵の特攻』大久保房男

N-444

人間魚雷搭乗員募集 一学徒兵の特攻』大久保房男

特攻兵器「回天」の搭乗員となることを拒んだ自らの選択は正しかったのか―今もなお複雑微妙に揺曳し煩悶し続ける内奥をあざやかに表出する感動の物語。吉行淳之介、遠藤周作ら錚々たる作家を育てあげた“鬼の名編集長”が、これまで秘した自身の戦争体験を初めて描き綴る異色感動のドキュメンタリー・ロマン。

『拳銃将軍 全41モデル撃ちまくり』小峯隆生

N-445

拳銃将軍 全41モデル撃ちまくり』小峯隆生

拳銃は日本では持つことも、撃つことも許されない――だから外国へ行くのだ。拳銃修行で世界を放浪する“拳銃将軍”が古今東西のリボルバー、オートマチック、サブマシンガン、ライフルなど、各銃の持ち味と射撃術を超リアルに体験させる射撃読本――安全なルールも徹底詳解。読んだだけで撃った反動を感じる一冊。

『満州崩壊 昭和二十年八月からの記録』楳本捨三

N-446

満州崩壊 昭和二十年八月からの記録』楳本捨三

予期せぬソ連軍参戦と、これを迎えた有史以来、敗北の経験のない日本人――無敵関東軍の崩壊は、全満州国の天地を筆舌につくせない混乱に落とし入れた。ソ連軍、八路軍(中国共産軍)、国府軍と新しい主権者の交代進駐のたびに、在留邦人は塗炭の苦しみをなめたのである。日本人が忘れてはならない悲劇の証言。 →新装版(N-1280)アリ

『造艦テクノロジー開発物語 海軍技術士官の回想』深田正雄

N-447

造艦テクノロジー開発物語 海軍技術士官の回想』深田正雄

海軍技術の総本山、艦政本部とは。また海軍工廠とは、どのようなところなのか。戦艦「大和」の建造にもたずさわり、日米開戦の日を「大和」艦上でむかえた海軍のエキスパートが、自らの体験を活写した異色のテクノロジー戦記。

『ジェット空中戦 朝鮮戦争からフォークランド紛争まで』木俣滋郎

N-448

ジェット空中戦 朝鮮戦争からフォークランド紛争まで』木俣滋郎

F86セーバー対ミグ15の初の空中戦からシュペール・エタンダールとハリアーのフォークランド紛争まで、二次大戦後のジェット機同士の“高速空中戦”の歴史をイラストと写真で綴る話題の空戦記録。空対空ミサイル、超音速、可変翼の出現、先鋭化する機能を持つジェット戦闘機の新しい戦いの実体を描いたドキュメント。 →新装版(N-859)アリ

『闘魂 硫黄島 小笠原兵団参謀の回想』堀江芳孝

N-449

闘魂 硫黄島 小笠原兵団参謀の回想』堀江芳孝

日米四万二千の死傷者を出して、砂浜を鮮血にそめた太平洋戦争最大の激戦場・硫黄島―なぜ日本軍は東京の玄関先で孤立無援の死闘を展開したのか。そして硫黄島の攻防戦が世界的に有名になった理由はなにか―守備計画に参画して、飛行場を海に沈めることを主張した異色参謀が貴重な資料と体験で描く感動作。

『陸軍良識派の研究 見落とされた昭和人物伝』保阪正康

N-450

陸軍良識派の研究 見落とされた昭和人物伝』保阪正康

軍隊という組織にあって、己れの生命を国家に捧げることを本義とする職人軍人。その反理性、反知性たる枠組の中に身を置きながらも、時代状況、国際的位置、軍事能力などを客観的に捉え、見極め、時流に抗してもみずからの信条に従って使命遂行に奔命した男の戦い。理性的な軍人たちの系譜とその実像に迫る話題作。

『護衛空母入門 その誕生と運用メカニズム』大内建二

N-451

護衛空母入門 その誕生と運用メカニズム』大内建二

戦争勃発後に出現し、戦争終結とともに任務を終えたロジスティックスの昇華。戦艦や正規空母のように表舞台において艦艇の陰になるも、その有効性を遺憾なく発揮した護衛空母。主要戦場で大艦巨砲を打ち破る恐るべき実力艦艇の誕生から、構造、運用、実戦に到るまで図版と写真を駆使して詳解。

『ビルマ軍医戦記 地獄の戦場 狼兵団の戦い』三島四郎

N-452

ビルマ軍医戦記 地獄の戦場 狼兵団の戦い』三島四郎

メイクテーラの決戦に敗北し、英印軍の追撃をうけながら敗残の道を辿る日本軍。薬品も治療器具も涸渇し、食糧もなく、数多の傷病兵を抱える野戦病院において不眠不休で診療にあたる若き見習士官。栄養失調、風土病等々、猖獗をきわめる最悪の戦場の只中でメスを握った軍医の苛酷なる青春を描いた感動の戦場報告。

『歴史から消された兵士の記録 無名戦士が語る最前線の実相』土井全二郎

N-453

歴史から消された兵士の記録 無名戦士が語る最前線の実相』土井全二郎

太平洋に浮かぶ無数の島々で、あるいは広大な大陸の辺境の地で戦い、傷つき、死んでいった数多くの日本軍兵士たち。戦史のはざまに埋もれてしまった様々な記憶の断片を丹念に掘りおこし、つなぎ合わせて最前線に生きた人間のドラマを再現する異色ドキュメント。五年に及ぶ取材をへて明らかにされる戦場の真実。

『グラマン戦闘機 零戦を駆逐せよ』鈴木五郎

N-454

グラマン戦闘機 零戦を駆逐せよ』鈴木五郎

偉大なる国力を背景にして、その重厚な性能を太平洋の空にいかんなく発揮した傑作機ヘルキャット。一九三〇年代から手がけられた艦上戦闘機の頂点に達したF6Fの誕生までのグラマン社開発者の苦難の道のりを描いた話題の技術戦記。日本機群を壊滅させた“実力の名機”の全貌を写真・図版を駆使して詳解する。

『日露戦争の兵器 付・兵器廠保管参考兵器沿革書』佐山二郎

N-455

日露戦争の兵器 付・兵器廠保管参考兵器沿革書』佐山二郎

近代戦争に不可欠な強力な兵器・弾薬の製造と円滑な補給―大国ロシア陸軍を敵とした日本はどのような兵器を用いて奇蹟の勝利を演出したのか―機関砲、速射砲から野戦重砲、小銃、火薬類など対ロシア戦の兵器を集大成した話題作。幕末以来の日本兵器を網羅した貴重な史料『兵器廠保管参考兵器沿革書』収載。

『昭和良識派の研究 この時代から何を語り継ぐべきか』保阪正康

N-456

昭和良識派の研究 この時代から何を語り継ぐべきか』保阪正康

良識とは、良識人とは何か―現代史とその中に生きた指導者層を、良識という視点から捉え直した生きている人間学。昭和史研究の第一人者が歴史をふり返り、前時代の明暗を見すえ、新しい斬り口で構築した二十一世紀の人々へ贈る貴重な提言。話題作『陸軍良識派の研究』に続く日本と日本人再生の道を照らし出す一冊。

『ロッキード戦闘機 “双胴の悪魔”からF104まで』鈴木五郎

N-457

ロッキード戦闘機 “双胴の悪魔”からF104まで』鈴木五郎

『スピード優先のロッキード社』として他社の追随をゆるさぬ速力重視の思想を研鑽させた名門航空会社―空中戦闘に一撃離脱戦法を確立させた高性能戦闘機P38ライトニングから、その後のF104、SR71にいたる軍用機、そして世界中の航空路を天駆けたコンステレーション、トライスターなど旅客機までを徹底研究。 →新装版(N-1140)アリ

『特攻大和艦隊 帝国海軍の栄光をかけた一〇隻の明暗』阿部三郎

N-458

特攻大和艦隊 帝国海軍の栄光をかけた一〇隻の明暗』阿部三郎

海軍は特攻機による沖縄総攻撃に呼応し、世界最大最強の戦艦「大和」を水上特攻に投入した。随伴する最新巡洋艦「矢矧」と歴戦駆逐艦八隻―昭和二十年四月七日、護衛機なき日本海軍最後の水上艦隊は、いかなる最期を迎えたのか―敗れても悔いなき戦いを演じた「大和」艦隊乗員の各艦それぞれの死闘を克明に綴る海戦記。 →新装版(N-874)アリ

『中島戦闘機設計者の回想 戦闘機から「剣」へ 航空技術の闘い』青木邦弘

N-459

中島戦闘機設計者の回想 戦闘機から「剣」へ 航空技術の闘い』青木邦弘

第二次大戦中の日本陸海軍戦闘機の実に六割を生産した中島飛行機株式会社―その歴代の陸軍主力戦闘機、対B29用の高々度迎撃機の開発を手がけた技師が、冷徹な眼で日本と世界の戦闘機を比較し、浮き彫りにする日本航空テクノロジーの実像。“特攻専用機”の汚名をうけた小型攻撃機「剣」開発の過程を初めて詳解する。 →新装版(N-1100)アリ

『大西洋の脅威U99 トップエース・クレッチマー艦長の戦い』テレンス・ロバートソン(著)並木均(訳)

N-460

大西洋の脅威U99 トップエース・クレッチマー艦長の戦い』テレンス・ロバートソン(著)並木均(訳)

Uボート部隊で最高の撃沈トン数を誇ったクレッチマー艦長の戦いを迫真の筆致で描く。シーレーンの安全確保をめざすイギリスと、その供給線の分断・通商破壊を目的としたドイツの潜水艦作戦―第二次大戦・欧州戦線そのものに影響を及ぼす大西洋の戦いで、連合軍を恐怖に陥れたU99の壮烈なる軌跡を綴る話題作。

『激闘ラバウル高射砲隊 野戦防空隊司令部陸軍中尉の回想』斎藤睦馬

N-461

激闘ラバウル高射砲隊 野戦防空隊司令部陸軍中尉の回想』斎藤睦馬

防空隊はその任務上、洞窟に入ることは許されず、連日、来襲する敵機が何機であろうと、何百機であろうとも必ず上に向かって応射を続ける。頭上に敵の大群が乱舞し、前後左右に爆弾が落下、陣地付近は噴き上げる爆風と土砂で火山噴火と同然となり、いっきょに十数名が砲もろとも死傷するという事態が起きる。

『回想レイテ作戦 海軍参謀のフィリピン戦記』志柿謙吉

N-462

回想レイテ作戦 海軍参謀のフィリピン戦記』志柿謙吉

太平洋戦争の帰趨を決したレイテ戦で、陸海両軍の作戦に直接関わった、唯一の生き残り幹部が戦場で見た軍首脳部の、そして兵士たちの真実の姿―十五人に小銃一挺という劣弱な装備で、敵愾心を支えとして“物量”に立ち向かい、さらに苦難の転進行をくりひろげた数ヵ月間におよぶ戦いを赤裸々に描く戦慄の記録。

『中立国の戦い スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標』飯山幸伸

N-463

中立国の戦い スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標』飯山幸伸

軍事大国の恫喝と近隣諸国の非難の矢面に立つも、国土の荒廃をまぬかれるためにはいかなる努力も惜しまない―戦争を回避せんとするがゆえに筆舌に尽くし難い苦難の道のりを歩んできた中立国の戦略とはいかなるものだったのか。各国の中立体制に至る過程から、その軍事、外交政策まで鋭く分析する話題の一冊。 →新装解説版(N-1268)アリ

『本田稔空戦記 エース・パイロットの空戦哲学』岡野充俊

N-464

本田稔空戦記 エース・パイロットの空戦哲学』岡野充俊

零戦を駆ってソロモンの空で戦い抜き、紫電改の高性能を活かして本土防空戦で圧倒的な敵と相見えた不屈の男の記録。常に運命を好転させることを信条とし、どんな逆境にあってもくじけることなく日本一の飛行機乗りになる目標を掲げ、ひたむきな努力をかさねたパイロット。“戦闘機乗り”の資質を描く感動の空戦記。

『神風特攻の記録 戦史の空白を埋める体当たり攻撃の真実』金子敏夫

N-465

神風特攻の記録 戦史の空白を埋める体当たり攻撃の真実』金子敏夫

三時間も前に突入した菊水隊ではなく、敷島隊が特攻第一号となったのはなぜか。主力となった甲飛十期生を中心とする、生存当事者たちの証言や第一次資料等を徹底検証し、米側資料との対照によって“神風”にまつわる誤謬と虚像に光をあて、写真や図版、表組みデータを駆使して、真実を追究した異色ノンフィクション。

『恐るべきUボート戦 沈める側と沈められる側のドラマ』広田厚司

N-466

恐るべきUボート戦 沈める側と沈められる側のドラマ』広田厚司

第二次大戦中におけるUボートの喪失艦七八一隻にたいし、撃沈された船舶数は二六〇三隻、一三五七万トンに達する。戦争の趨勢を決定づけた大西洋の戦いの表舞台でUボートは凄惨な撃沈劇をくり広げた。高名な潜水艦エースたちの戦いのみならず、沈められる側の記録を掘り起こした知られざる海戦のドラマを描く。 →新装版(N-1092)アリ

『ひこうぐも 撃墜王・小林照彦陸軍少佐の航跡』小林千恵子

N-467

ひこうぐも 撃墜王・小林照彦陸軍少佐の航跡』小林千恵子

本土防空のB29撃墜王として名を馳せた小林照彦少佐の戦中戦後を描く感動作。航空自衛隊の開隊とともに、ジェット・パイロットへの道を歩み、米国に留学、将来を嘱望されながらも、T33練習機の事故で殉職するまでを糟糖の妻の目から情愛あふれる筆致でつづる―信頼感を信条とした誇り高きパイロットの生涯。

『機動部隊の栄光 艦隊司令部信号員の太平洋海戦記』橋本広

N-468

機動部隊の栄光 艦隊司令部信号員の太平洋海戦記』橋本広

真珠湾、インド洋、ミッドウェー海戦、南太平洋海戦等いくたの艦隊決戦に臨み、つねに空母の露天艦橋にあって、南雲、小沢長官の命令を伝達する責務を負って奮闘した司令部付信号員が綴った迫真の戦闘航海日録。黒煙、火炎渦巻く海戦の艦上で古参下士官が見たものは何か―戦闘下の司令部の実状を伝える話題作。 →新装版(N-1088)アリ

『戦時商船隊 輸送という多大な功績』大内建二

N-469

戦時商船隊 輸送という多大な功績』大内建二

戦時下の商船は、それまでの国内経済や海外貿易での輸送手段としての立場から一転して、戦争遂行のための輸送手段に、あるいは直接的な武装集団の一員として否応なしに戦争の担い手となってゆく。商船隊乗組員の戦死率四六パーセントは陸海軍将兵の戦死率をはるかに上回る。報われることなき航跡を辿る話題の戦記。

『マッカーサーが来た日 8月15日からの20日間』河原匡喜

N-470

マッカーサーが来た日 8月15日からの20日間』河原匡喜

相次ぐ空襲が去り、灯火管制の覆いを外した電灯の明るさにひと時の安堵を感じても、これからの日本がどうなるのか、実は誰にもわからなかった。歴史始まって以来の敗戦、そして日本人は初めて戦勝国の占領軍を日本本土に迎えた。戦後日本の発端はマッカーサー元帥以下占領軍が厚木飛行場に進駐した日から始まる。

『伊号艦長潜航記 衝撃のサブマリン・リポート』荒木浅吉

N-471

伊号艦長潜航記 衝撃のサブマリン・リポート』荒木浅吉

新型潜水艦の士官として艦の戦力向上に心血をそそぎ、またベテラン艦長の下で幾多の困難に立ち向かい、そしてまた、輸送潜水艦長として極限状況におかれた孤島への物資輸送に従事した苛酷な日々。精鋭艦を揃えながらも硬直化した用兵によって消耗した日本海軍潜水艦の悲壮な闘いを自らの体験をもとに描く感動作。

『戦後日本の戦車開発史 特車から90式戦車へ』林磐男

N-472

戦後日本の戦車開発史 特車から90式戦車へ』林磐男

戦車は戦争の道具としてあるのではなく、戦争を抑止するのに必要な装備品である。敗戦国という社会環境の下で、十余年の空間期間をおいて再出発した戦後日本の戦車開発の苦難の道のりを描く話題作。戦車の研究・開発・設計における貴重な教訓と知識、ノウハウを米軍供与車から90式戦車に到る汗と涙の発達過程に見る。

『空戦 飛燕対グラマン 戦闘機操縦十年の記録』田形竹尾

N-473

空戦 飛燕対グラマン 戦闘機操縦十年の記録』田形竹尾

陸軍操縦員のマークを胸にした日から、孤独な操縦席に生命を託し、戦い続けた十年余の歳月―台湾沖航空戦における飛燕二機とグラマンF6三十六機との凄絶な空中戦―編隊戦闘でいかにして撃ち墜されることなく敵を墜とすか。ベテランパイロットだけが知る空戦法を見事に描く陸軍戦闘機隊エースの記録。 →新装版(N-1156)アリ

『戦場の将器 木村昌福 連合艦隊・名指揮官の生涯』生出寿

N-474

戦場の将器 木村昌福 連合艦隊・名指揮官の生涯』生出寿

『成否にかかわらず突入を断行すべし』海軍首脳部の意向に動じることもなく、米軍の状況と濃霧のために、第一回目の突入を断念して引き返し、臆病の陰口をたたかれながら、『帰ればもう一度来ることができる』と再突入の時期を待ち、みごとに一兵も損じることなくキスカ島守備兵全員を救出した前線指揮官の生涯。

『世界の仰天機 常識を打ち破る偉大なコンセプト』飯山幸伸

N-475

世界の仰天機 常識を打ち破る偉大なコンセプト』飯山幸伸

航空機への既成の常識の殻を打ちやぶる異形のモンスター機―熟慮を重ねつつ問題克服のバイタリティを保ち、努力の結果を反映させるタイミングを捉える。製作過程に膨大なエネルギーを投入し、実用化へのチャンスを勝ちえた異色機。世界各国に出現した突拍子もない形状の機体完成に至る苦難の道を描く話題作。

『孤島戦記 若き軍医中尉のグアム島の戦い』吉田重紀

N-476

孤島戦記 若き軍医中尉のグアム島の戦い』吉田重紀

二万一〇〇〇名におよぶ日本軍守備隊のうち、生還者わずか一三〇四名―米軍の熾烈なる攻撃の下、地獄の戦場と化して玉砕を余儀なくされたグアム島の戦いとはどんなものだったのか。ジャングルを彷徨し、極限状況におかれても人間性を失わず、誇りを持って生き抜いた軍医が非情なる戦場の実態をえがく感動作。

『日中戦争一兵士の証言 生存率3/1000からの生還』川崎春彦

N-477

日中戦争一兵士の証言 生存率3/1000からの生還』川崎春彦

苛酷な初年兵訓練に耐えて大陸の戦場に送り込まれ、想像を絶する悪条件下での戦いを生き抜いた一人の下級兵士の見た日中戦争の一断面―敵弾雨飛の山野で歩兵として軽機関銃を手に凄惨な死闘を繰り返し、また衛生兵としてヨーチンを片手に看護にも当たった激務の最前線の日々を綴った感動のノンフィクション。

『本当にあった戦争の話』広田厚司

N-478

本当にあった戦争の話広田厚司

本書のような、いわば不可解性、奇妙性、偶然性といった本質を持つ話の裏付けをとるのは難しく、著者自身も調べながら隔靴掻痒な感を抱くこともしばしばだった。話のソース=源泉の価値を損なわずに、どのような時に「その話」が起こったのか可能な限り調べて背景や状況を記述した。歴史の脇道散策と気楽にお読み頂きたい。

『7%の運命 東部ニューギニア戦線 密林からの生還』菅野茂

N-479

7%の運命 東部ニューギニア戦線 密林からの生還』菅野茂

生存を望むべくもない東部ニューギニア戦線を生きぬいた末端兵士が描く悽惨な戦場の実態―飢餓に、傷病に、次々と戦友たちが斃れる中で、なぜ自分は生き残ることができたのか―自らのおかれた「運命」をふり返り、戦場における残虐性、そして人間の尊厳を赤裸々に綴り、戦争の愚かさを素朴に伝える感動の記録。 →新装版(N-1045)アリ

『父・山口多聞 空母「飛龍」の最後と多聞「愛」の手紙』山口宗敏

N-480

父・山口多聞 空母「飛龍」の最後と多聞「愛」の手紙』山口宗敏

―海軍軍人としての名誉と引き替えにわが一家が失ったものの大きさに、今にして目を見張るものがある―大空襲で焼失した牛込の旧山口家跡の仮住まいで九十二年の生涯を終えた未亡人の執念で保存された、山口多聞の若かりし日よりミッドウェーに死するまでの愛と情念の手紙 二百五十通、六百余枚を一挙公開。

『ドイツ本土戦略爆撃 都市は全て壊滅状態となった』大内建二

N-481

ドイツ本土戦略爆撃 都市は全て壊滅状態となった』大内建二

ドイツ降伏までにドイツ国内に来襲した英米の戦略爆撃機は五三万機を超えた。これらの爆撃機は、合計一六四万トンを超える爆弾や焼夷弾をドイツのあらゆる都市や軍施設、軍需工場などに投下した。そして投下された爆弾や焼夷弾の量は、平均するとドイツの一平方キロメートル当たり四・六トンに相当するのである。 →新装版(N-1120)アリ

『海軍工作兵戦記 苛酷なる水兵生活三年の記録』木村勢舟

N-482

海軍工作兵戦記 苛酷なる水兵生活三年の記録』木村勢舟

海軍に憧憬して入隊、太平洋戦争中に、あえて戦いの現場に身を投じようとした一工作兵が海軍生活の悲哀をえがく―苛酷な新兵教育、さまざまな訓練に耐えぬいて、特設水上機母艦君川丸、輸送艦山陽丸に乗り組み、北方、南方の海へ。二度の撃沈に遭うも奇跡的に生き残った水兵が自らの体験を赤裸々に綴る回想記。

『陸軍中野学校 秘密戦士の実態』加藤正夫

N-483

陸軍中野学校 秘密戦士の実態』加藤正夫

陸軍中野学校は何を教えたのか―総数二五〇〇余名、パレンバン落下傘降下、レイテ飛行場強襲の薫空挺隊、沖縄特攻義烈空挺隊、そして、アジア諸国の独立運動支援、最後の和平工作等々。世界のいたるところで任務についた秘密戦の華―一切の名利も地位も求めず、日本の捨て石となった戦士たちの足跡を辿る。

『伊号潜水艦訪欧記 ヨーロッパへの苦難の航海』伊呂波会

N-484

伊号潜水艦訪欧記 ヨーロッパへの苦難の航海』伊呂波会

第二次大戦下、日本とドイツの連絡手段として残されていた潜水艦輸送―機密兵器や物資、人員の交流のため、はるかヨーロッパへの独航という過酷な任務を背負った遣独潜水艦とは、いかなるものだったのか。背景・経緯を明らかにし、生還を果たした乗員の手記、証言によりその足跡をつたえるノンフィクション。

『大本営報道部 言論統制と戦意昂揚の実際』平櫛孝

N-485

大本営報道部 言論統制と戦意昂揚の実際』平櫛孝

軍人以外の社会を知らない者が、社会の第一線であるジャーナリズムと接触するのだから、うまく行くはずがなかった。無理なことを言って、世間の人々を困らせたのではないかと思う。若いうちに、権力の座にすわると、自分でも知らないうちに思い上がった言動をする。恐らく鼻持ちならない軍人だったのではないか。

『還って来た紫電改 紫電改戦闘機隊物語』宮崎勇(著)鴻農周策(補稿)

N-486

還って来た紫電改 紫電改戦闘機隊物語』宮崎勇(著)鴻農周策(補稿)

彼らの攻撃は猛烈だった。12機編隊のB29の場合、1機あたり6門、あわせて72門の機銃が火を噴く。たちまち「弾の壁」ができてしまうんだが、彼らはそこを突き抜けて攻撃してきた。大変な勇気だ。あまり接近してくるので、搭乗員の顔がわかったほどだ。率直に言うが、あんなに勇敢なパイロットはほかにいない。(米搭乗員の証言)

『フォッケウルフ戦闘機 ドイツ空軍の最強ファイター』鈴木五郎

N-487

フォッケウルフ戦闘機 ドイツ空軍の最強ファイター』鈴木五郎

ナチス御用達のライバル機・メッサーシュミットMe109と鎬を削り、大戦末期にはすべての連合軍戦闘機を凌ぐ高性能を備えるにいたったFw190の全貌。まさに驚異的ともいえる二次大戦前夜から戦中にかけてのドイツ航空界の技術と工業力の発展を背景に、気骨のメーカー、フォッケウルフ社のたゆみない航跡を描く。

『海軍工員記 戦時下の佐世保海軍工廠』森岡諦善

N-488

海軍工員記 戦時下の佐世保海軍工廠』森岡諦善

最前線の兵器増産の要請に応えるため、佐世保工廠に通う五万六千の工員たちは夜を日に継いで働いた。太平洋戦争末期、臨時工の徴用令状を受けとった一市民が『戦うからには勝たねばならぬ』という素朴な思いを秘めて、汗と油にまみれた勤労動員の日々。佐世保市の象徴であり誇りだった海軍工廠の最後の日を綴る。

『どの民族が戦争に強いのか? 戦争・兵器・民族の徹底解剖』三野正洋

N-489

どの民族が戦争に強いのか? 戦争・兵器・民族の徹底解剖』三野正洋

二度の世界大戦を含めて、戦争・紛争の絶えなかった「戦争の世紀」。二十世紀の各国軍隊の戦いぶりや兵器の質を詳細なデータと多彩なエピソードで評価分析し、そこに隠された国や民族の特質・文化を浮き彫りにする、新たな視点からの試み。戦争の現実を見ることをおろそかにした日本に贈る、本音で語る異色の戦争論。

『幻の自動小銃 六四式小銃のすべて』津野瀬光男

N-490

幻の自動小銃 六四式小銃のすべて』津野瀬光男

戦前の銃器生産技術の情熱を礎にして、敗戦後の空白期をへて設計・開発された六四式小銃―完成までのエピソード、構造と機能を写真・図版を駆使して描く兵器開発物語。世界がその性能を認めた戦後日本最初の国産小銃の計画当初から携わった技術者が、日本人の体に適した名銃誕生にいたる苦難の道のりを辿る。

『最前線の医師魂 空母から復員船へ 若き軍医の手記』加畑豊

N-491

最前線の医師魂 空母から復員船へ 若き軍医の手記』加畑豊

硝煙弾雨の海原で、その任務を全うした熱血医師が綴るマリアナ沖海戦の惨状。新前軍医として「隼鷹」に乗り組み、一転して本土防衛の設営隊軍医長に、終戦後、奇しき経緯で復員船の医務長をつとめ、シンガポール俘虜収容所で実兄と奇蹟の再会を果たす―戦場の舞台裏で波瀾の青春を燃焼させた海軍軍医が描く感動作。

『従軍慰安婦 「兵備機密」にされた女たちの秘史』山田盟子

N-492

従軍慰安婦 「兵備機密」にされた女たちの秘史』山田盟子

暗雲に閉ざされた時代のアジアの女性が一枝の花も供えずして埋没されるのが、胸が痛むほど哀しい―事実を直視する辛さに耐え、虐げられた性囚の女たちの無念を浮き上がらせて、人間とは何かを問う話題作。病身に鞭うち、生き証人を訪ね歩き、資料を収集、十年余の歳月を費やして完成させた執念のライフワーク。

『本当の潜水艦の戦い方 優れた用兵者が操る特異な艦種』中村秀樹

N-493

本当の潜水艦の戦い方 優れた用兵者が操る特異な艦種』中村秀樹

潜水艦は、極めて特徴的な軍艦である。それは単に水中に潜るということだけではない。最も強力な軍艦であると同時に最も脆弱な目標でもある。その性質に適した作戦をすればその成果は絶大であり、潜水艦のみで大海軍国の死命を制することも可能である。海上と空を支配しても海洋を支配することはできないのである。

『サイパン肉弾戦 玉砕戦から生還した参謀の証言』平櫛孝

N-494

サイパン肉弾戦 玉砕戦から生還した参謀の証言』平櫛孝

日本軍の守備兵力約四万五千名のうち、四万三千名が斃れ、在留邦人一万三千名が犠牲となった悲劇の島サイパン島―第四十三師団参謀として悲壮なる戦闘を見とどけ、最後の“バンザイ突撃”に参加するも負傷、米軍にとらわれ奇跡的に生きのびた陸軍中佐が綴る玉砕島戦記。「太平洋の防波堤」の崩壊を鮮烈に描く。

『デスゾーン 第14空母戦闘群〈11〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-495

デスゾーン 第14空母戦闘群〈11〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

エーゲ海の米第六艦隊がトルコ民間機を装った航空機に核ミサイル攻撃を受けた。大破した旗艦の代わりを務める空母ジェファーソンを襲う新たな脅威。緊張高まるボスポラス海峡で、カタパルトを損傷、機雷原に行く手を阻まれた空母とイージス艦に同盟国のはずのトルコ軍F16と国籍不明のミグが迫る。アクション巨編。

『空中衝突 トップ・ガン 死との遭遇』服部省吾

N-496

空中衝突 トップ・ガン 死との遭遇』服部省吾

ジェット戦闘機パイロットの一挙一動、心理状態を克明に描く迫力の臨場感―飛行四二〇〇時間余のベテラン搭乗員が自らの空中衝突体験を赤裸々に告白する話題のドキュメント。意地と度胸と技量だけが己れの生命を保証する非情の空を、その瞬間、瞬間をダイナミックに描破しジェット空中戦の実際を見事に捉える。

N-497

板東俘虜収容所物語 日本人とドイツ人の国境を越えた友情』棟田博

日本で初めて“第九交響曲”を演奏したのは四国徳島に収容されたドイツ兵捕虜だった。……第一次大戦の青島で捕らわれの身となったドイツ兵捕虜九百三十九名を私淑させ、畏敬させた板東俘虜収容所長松江豊寿。そのヒューマニズムを軸に、ドイツ捕虜と日本の若者たちの管弦楽団の逸話などドイツ兵と四国徳島板東の人々との民族を越えた人間愛をえがいた感動の物語。

『板東俘虜収容所物語 日本人とドイツ人の国境を越えた友情』棟田博

N-498

戦う民間船 知られざる勇気と忍耐の記録』大内建二

日本陸海軍の戦いは最前線での主兵力の激突に全てが集中され、全面対決に際し、その戦闘力を持続させるための、補給をいかにすべきかということをあまりにも無策に過ぎた―海上輸送と海上護衛をおろそかにした国の末路と戦火に倒れた乗組員たちの勇気を伝え、海運立国での民間船の軍事使用の在り方を考察する。

『憲兵 元・東部憲兵隊司令官の自伝的回想』大谷敬二郎

N-499

憲兵 元・東部憲兵隊司令官の自伝的回想』大谷敬二郎

軍国主義、軍閥の糾弾とともに、憲兵は昭和の権力悪の象徴として、戦後日本に広く定着した―しかし、憲兵の本来の任務は軍事警察であり、監軍護法の下に軍人・軍隊が行なう“悪業”にたいし、鉄槌を下すことであった。十六年に渡る軍人警察官が実見した激動期の舞台裏と戦時下国民の偽りなき声を伝える話題作。 →新装版(N-1328)あり

『海軍航空隊よもやま物語 ベテラン航空兵器整備兵の奮戦記』前田勲

N-500

海軍航空隊よもやま物語 ベテラン航空兵器整備兵の奮戦記』前田勲

名機零戦の整備に活躍し、大空の戦いに赴く搭乗員たちを陰で支えた整備兵が、若きパイロットたちの素顔を綴るイラスト・エッセイ―搭載機銃の秘密から、海軍航空隊裏話、猛者たちの青春群像まで、最前線をわたり歩きながら天下無敵の零戦隊を眺めつづけたベテラン下士官が、涙と笑いのエピソードで活写する。

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