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『軍用輸送機の戦い 機動力がもたらす航空輸送の底力』飯山幸伸

N-501

軍用輸送機の戦い 機動力がもたらす航空輸送の底力』飯山幸伸

数トンの爆弾を日本に運んだB‐29も、充分な燃料と弾薬等がなければ、成都やテニアンに留め置くしかない。B‐29を戦果に結びつく規模で使うにはC‐47が何度も往復しなければならない。それも峻険ヒマラヤや南太平洋を渡って……。多大な犠牲を強いられた“軍用輸送機”の歴史とその重要性を図版と共に徹底研究。

『予科練青春記 十五歳、かく鍛えられり』綾部喬

N-502

予科練青春記 十五歳、かく鍛えられり』綾部喬

太平洋戦争末期、日本の退勢を純粋に憂え、海軍飛行兵を志願した十五歳の少年の青春―厳しい規律、激しい訓練が待ちうけていた軍隊という別世界において、戦時下の男子はいかに鍛えられ、学んだのか。気概とバイタリティにあふれる若者が爆撃下の時代から敗戦にかけて、そして自らの再起までを描く感動の青春記。

『誰が戦争を起こすのか? 戦争・兵器・民族の徹底解剖〈vol.2〉』三野正洋

N-503

誰が戦争を起こすのか? 戦争・兵器・民族の徹底解剖〈vol.2〉』三野正洋

戦争反対の叫びは大切だが、重要なのはそれ以降の措置であることを、施政者は無論、国民もあらかじめ学んでおく必要がある。古来いわれるように、「平和な時代にこそ戦争を考えるべき」と強調したいがために本書は存在するのである。ベストセラー『どの民族が戦争に強いのか?』に続いて贈る―話題の戦争論。

『極北の海戦 ソ連救援PQ船団の戦い』木俣滋郎

N-504

極北の海戦 ソ連救援PQ船団の戦い』木俣滋郎

第二次大戦ヨーロッパ東方戦線において、ドイツ軍の猛攻により窮地に立たされたソ連。連合国側の一角が崩れることを恐れた英米は輸送船団による物資援助を開始する―護衛艦隊なく航行を続けなければならなかった悲劇のPQ17船団―ドイツ海空軍が待ちうける酷寒の海でくりひろげられた凄惨なる殲滅戦を描く。

『技術中将の日米戦争 陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎』石井正紀

N-505

技術中将の日米戦争 陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎』石井正紀

『米軍が一週間で飛行場をつくるなら、我軍は三日で何とかすることを考えろ』太平洋戦争とは、日米間の土木技術力の戦いでもあった。東大工学部を卒業し、工兵のエリートコースを歩み、近代化の遅れていた日本陸軍に機械化導入を図る秋山中将の戦い―軍事技術官僚として国の将来を見つめた幅広い人間性を描く。

『シベリヤ抑留兵よもやま物語 極寒凍土を生きぬいた日本兵』斎藤邦雄

N-506

シベリヤ抑留兵よもやま物語 極寒凍土を生きぬいた日本兵』斎藤邦雄

昭和二十三年八月二日、復員―思えば赤紙召集により故郷を出て以来、八年目。中国の戦野を駆け巡り、行きついた先はシベリヤだった―凍土にしがみついて黒パン一日三百五十グラムの粗食に耐え、厳しいノルマを果たした日本将兵たち。底抜けの陽気と陰気が、いつも同居する不思議な国・ソ連での抑留生活を綴る。

『僕は八路軍の少年兵だった 中国人民解放軍での十年間』山口盈文

N-507

僕は八路軍の少年兵だった 中国人民解放軍での十年間』山口盈文

昭和十九年春、満蒙開拓青少年義勇軍に参加した一人の日本人の数奇な運命―敗戦。多くの在満邦人が辛酸をなめる中、思わぬことから「八路軍兵士」となる…国民政府軍と戦い、そして朝鮮戦争にも参加した波瀾の体験を描く。長年の大陸生活の中でつぶさに観察した中国人気質。戦後中国を知ることができる話題の一冊。

『ラバウル戦犯弁護人 報復裁判に立ち向かった日本人』松浦義教

N-508

ラバウル戦犯弁護人 報復裁判に立ち向かった日本人』松浦義教

この日記には、明らかに冤罪であるにもかかわらず、従容として死を受け入れていく将兵の姿が正確に記録されている。それが今、活字となって人々の目にふれ、時代を越えて生きることになる。そして「戦争と人間」という重いテーマを秘めていて、私自身なんども、本書から目をはなして、考えこまざるを得なかった。 序・保阪正康

『回天特攻 人間魚雷の徹底研究』小島光造

N-509

回天特攻 人間魚雷の徹底研究』小島光造

回天戦において、あれほど多くの青年を死に追いやったにもかかわらず、誰が、どのような責任をとったのか、今も歴史上の謎である。佐久間艇長の殉職と自らの死を重ね合わせた、同期で親友の回天創始者・黒木博司中尉──その死の美学に鋭く迫ると共に特攻作戦を通して日本人にとって責任とは何かを考える。

『アブロ・ランカスター爆撃機 ドイツを崩壊させた英空軍機』鈴木五郎

N-510

アブロ・ランカスター爆撃機 ドイツを崩壊させた英空軍機』鈴木五郎

イギリスの冷酷なる戦略思想を体現し、その恐るべき破壊力を持ってドイツを屈服させた傑作爆撃機の全貌を描く。脅威的な爆弾搭載能力を発揮した無差別爆撃によって大英帝国の勝利を決定づけた名機を写真と図版で徹底研究。イギリス航空機メーカーのパイオニア、アブロ社の研究と開発の過程をたどる。

『軍犬ローマ号と共に ビルマ狼兵団一兵士の戦い』志摩不二雄

N-511

軍犬ローマ号と共に ビルマ狼兵団一兵士の戦い』志摩不二雄

戦争末期、古年兵による激しい殴打の中、「私怨」を晴らすことと、「生還」への執念に燃えたビルマ戦線一兵士の戦争。つねに自らの側にあって、献身、忠実な軍犬ローマ号を先導にして、冷酷非情な戦野から、友軍部隊を求めての74時間の逃走記。敵中、一人とり残された兵士の孤独と軍犬への絶大な信頼と情愛を綴る。

『海軍一軍人の生涯 最後の海軍大臣米内光政』松田十刻

N-512

海軍一軍人の生涯 最後の海軍大臣米内光政』松田十刻

三国同盟に反対し、終戦処理に没頭した最後の海軍大臣・米内光政―平和への扉を押し開いた米内の国際感覚に優れた高い見識は、いかにして培われたのか。郷土盛岡の地にて少年期の英気を養い、海軍興隆と共にコスモポリタンとしての素養を身につけた米内の、人間的魅力にあふれる生きざまを描いた感動の人物伝。

『理想的兵卒 ある若き二人の兵士の生と死』相澤直人

N-513

理想的兵卒 ある若き二人の兵士の生と死』相澤直人

秋風がかくも澄む日は恥もなく見栄もなく唯生きておりたし。清冽なる詩情を内に秘めた二人の若者は、一九四四年夏、同じ連隊へ同じ日に入営の命令を、天皇の名によって受けた。神の啓示のように二人の魂は触れあい死への時間を辿る。戦争とは兵隊とは死とは生きるとは。痩せて小さな肉体に軍服を着せられた若者の挫折と出発を描く、感動の青春文学。

『幻の航空母艦 主力母艦の陰に隠れた異色の艦艇』大内建二

N-514

幻の航空母艦 主力母艦の陰に隠れた異色の艦艇』大内建二

世界の海上戦力のバランスを保つためのワシントン軍縮条約が、皮肉なことにも空母の急速な発達を促すことになった。そして活躍の時に間に合わず、あるいは一向に見栄えもせず忘れ去られたような空母が出現した―列国の注目を集めた主力空母の陰に隠れて存在した異色艦を図面と写真で徹底解剖する話題の一冊。 →新装版(N-899)アリ

『戦う陸軍農耕兵 農事班四百日の記録』三井喜二郎

N-515

戦う陸軍農耕兵 農事班四百日の記録』三井喜二郎

自分たちの消費する糧は自分たちの手で作らなければならない―農業経験者三割というきびしい条件のなか、食糧増産のために編成された“農事班”の奮闘記。昭和十九年七月、北海道の北部第二部隊に入隊してから終戦までの1年余、過酷な新兵勤務、地元住民たちとの交流など軍隊生活の悲喜交々を描く農耕兵の物語。

『零戦搭乗員空戦記 乱世を生きた男たちの哲学』坂井三郎

N-516

零戦搭乗員空戦記 乱世を生きた男たちの哲学』坂井三郎

愛機の最大能力を引き出すことに苦心し、卓越した技量と不屈の闘志で、圧倒的な敵と死闘を演じた勇者たちの姿を伝える感動の撃墜王物語。零戦とともに戦ったゼロファイターたちが、つねに先の先を読み、速く、確実に、深く未来を予測し、勝つための哲学をみずからが創り出して実践する、若き日の空戦ドキュメント。

『ドイツ海軍入門 大英帝国に対抗する異色の戦力』広田厚司

N-517

ドイツ海軍入門 大英帝国に対抗する異色の戦力』広田厚司

ベストセラー『Uボート入門』につづく艦艇ファン待望のドイツ海軍徹底研究。プロシャ時代から発展をとげ、英国との宿命の戦いに挑んだドイツ海軍水上艦を網羅する話題作。主要海軍基地、造船所、キール運河等、知られざるドイツ海軍の基礎から、通商破壊艦への補給艦まで、豊富な写真と共に綴るビジュアル決定版。

『ラバウル南溟記 戦場に果てし霊よ安らかなれ』八木弥太郎

N-518

ラバウル南溟記 戦場に果てし霊よ安らかなれ』八木弥太郎

一緒に戦場にあった者としては、ただただ「死なせないでやりたかった」と思うばかりで、いってやれる言葉は何一つもない。生きていてこそ人生だったと思うし、生きる自由を失い、自分ではどうしようもなかったたった一つの人生の喪失に対し、なにをどう言ったところで慰めにはならないと思っている。(本文より)

『最後の戦闘機 紫電改 起死回生に賭けた男たちの戦い』碇義朗

N-519

最後の戦闘機 紫電改 起死回生に賭けた男たちの戦い』碇義朗

太平洋戦争末期に登場し、その驚異的な性能と優れたパイロットの技量によって本土上空の戦いにその名をとどろかせた日本海軍最後の主力戦闘機「紫電改」―わずか四百機余の生産数と半年足らずの活躍期間にもかかわらず、日本戦闘機の終焉を飾った名機にたずさわった人々の熱き情熱を綴る感動のノンフィクション。

『弱小国の戦い 欧州の自由を求める被占領国の戦争』飯山幸伸

N-520

弱小国の戦い 欧州の自由を求める被占領国の戦争』飯山幸伸

近代国家の膨張期を迎えて、軍事大国のはざまに置かれたオランダ、ベルギー等低地諸国や、ポーランド、北欧の国々、そして火薬庫と称されたバルカン諸国は大国が押し進める強力外交(軍事力)にいかにして対処したのか。ヨーロッパの自由圏小国の国土保全の努力と結末を、その国々の内情と歴史に照らして描く。 →新装版(N-1264)アリ

『海防艦第二〇五号海戦記 知られざる船団護衛の死闘』江口晋

N-521

海防艦第二〇五号海戦記 知られざる船団護衛の死闘』江口晋

敗色濃くなった昭和十九年末に就役、海上護衛戦の尖兵として休むことなく走りつづけた海防艦の航跡を綴る―高雄で討たれず、香港で沈まず、室蘭で生き残り、終戦後も引揚艦として南方各地の邦人、復員兵の輸送に従事した奇蹟の艦の記録。爆雷員として乗り組んだ若き水兵が描く壮絶、非情なる護衛戦闘の実態。

『帝国陸海軍の基礎知識 日本の軍隊徹底研究』熊谷直

N-522

帝国陸海軍の基礎知識 日本の軍隊徹底研究』熊谷直

日本陸海軍の歴史、とくにその制度史を知ることは、日本という社会の特性と、そのなかの公私の集団が持つ傾向を知ることになる―陸海軍の編成、教育から服装、果ては給料袋の中身まで、巨大な軍隊という組織の在り方を分かりやすくとらえた話題の書。近現代史に不可欠の軍隊という集団を理解するための一冊。

『不滅の戦闘機 疾風 日本陸軍の最強戦闘機物語』鈴木五郎

N-523

不滅の戦闘機 疾風 日本陸軍の最強戦闘機物語』鈴木五郎

第二次大戦中の最優秀戦闘機と謳われたP51ムスタングを翻弄し、その恐るべき性能を知らしめたキ84疾風―日本陸軍戦闘機の系譜をうけつぎ、その技術を結実させた傑作機の全貌と戦いぶりを描く。陸軍戦闘機づくりに情熱をもやした中島飛行機技術陣の苦闘と名重戦誕生までの道のりを、写真と図版で徹底研究する。

『在留日本人の比島戦 フィリピン人との心の交流と戦乱』藤原則之

N-524

在留日本人の比島戦 フィリピン人との心の交流と戦乱』藤原則之

昭和五年、自由移民として比島に渡り、マニラ麻生産に従事し、現地人とともに熱帯の大地に暮らす日本人―彼が見た太平洋戦争開戦に揺れるアメリカ支配のフィリピンの国内情勢、日本軍の進出と統治下の時代、そして米軍反攻の敗走期。フィリピン人との心の交流を支えとして戦乱を生きた民間人の南方戦線の物語。

『なぜ敗れたか日本海軍 孫子の名言に見る惨敗の真因』是本信義

N-525

なぜ敗れたか日本海軍 孫子の名言に見る惨敗の真因』是本信義

日露戦争時の戦略思想と第一次大戦型の装備で、アメリカ海軍の実体―戦略、編成、兵力、戦法等々をまったく知らず、場当たり的で独善的な作戦を繰り返した日本海軍。その精神構造とその風土をを、個々の作戦をひろい上げながら、的確に解き明かした太平洋戦争・惨敗の真因。孫子の兵法の視点から捉えた海軍戦略。

『日本飛行船物語 航空界の特異な航跡を辿る』秋本実

N-526

日本飛行船物語 航空界の特異な航跡を辿る』秋本実

人類が大空へ昇った“熱気球”の発明から、“飛行船”へと発展をとげた先覚者たちの模索の時代。明治十年、反政府軍により包囲された熊本鎮台を救うため陸海軍が気球を製作した日本の航空界の黎明期。飛行機の時代を迎えるまでのユニークな軍用気球と軍用飛行船の歩みを、豊富な写真と図版で綴った話題の航空史探索。

『通信隊戦記 最前線の指揮統帥の道を造る』久保村正治

N-527

通信隊戦記 最前線の指揮統帥の道を造る』久保村正治

軍の脈絡その任重し。軍隊における指揮系統のつながりは、駐留間であろうとも作戦行動中であろうとも変わることなく確保しなければならない―広大な中国大陸において、戦いつつ行動する軍隊はどのように指揮下部隊との意志疎通を図ったのか。最前線で通信に従事した将校が戦場での命令伝達の実態を綴る話題作。

『帝国海軍士官入門 ネーバル・オフィサー徹底研究』雨倉孝之

N-528

帝国海軍士官入門 ネーバル・オフィサー徹底研究』雨倉孝之

日本海軍では、大砲を撃ったり飛行機に乗ったりする兵科をはじめ、軍医さんも軍艦をつくる造船官も、その他、色々をひっくるめて、各科における少尉以上の高等武官を『士官』と呼んでいた―。規則ずくめの軍隊の中の用語一つ一つの定義を理解し、海軍のそして士官社会のハイ・ソサエティーな実体を詳解する。 →新装版(N-1216)アリ

『特攻の町・知覧 最前線基地を彩った日本人の生と死』佐藤早苗

N-529

特攻の町・知覧 最前線基地を彩った日本人の生と死』佐藤早苗

飛行機もろともみずからの肉体を敵艦に四散させる体当たり攻撃・特攻―若き特別攻撃隊員たちは、最前線の特攻基地で「約束された死」の関頭に立って、何を思い願って出撃していったのか!逝く者、遺された者、それぞれに重い十字架を背負い、死を全うし、あるいは生きなければならなかった悲劇の歴史を綴る。日本文芸大賞ノンフィクション賞受賞。

『テストパイロット 一等飛行機操縦士森川勲の生涯』南堀英二

N-530

テストパイロット 一等飛行機操縦士森川勲の生涯』南堀英二

大正十三年六月、志願して海軍に入営。二十歳の若さで連合艦隊旗艦「陸奥」の水偵搭乗員となり、後に、川西航空機で傑作機二式大艇の試飛行の全てに乗った希代の名パイロット―卓越した技量、洞察力、忍耐力に富み、温厚にして果敢。戦後、故郷の小豆島で離島教員の生活を寡黙に送った清冽な人生を綴る感動作。

『湖南戦記 知られざる日中戦争のインパール戦』小平喜一

N-531

湖南戦記 知られざる日中戦争のインパール戦』小平喜一

直木賞作家伊藤桂一氏が推薦する戦場の真実を描いた感動の体験記録。武器弾薬、食糧の補給もなく、幾万余の将兵たちが犠牲となった知られざる中国戦線の戦い、〓(し)江作戦の実情―熾烈なる戦闘の中で一兵士は何を考えたのか―山紫水明の湖南の風物の中で、正義感あふれる古参下士官の心意気と心情を綴った話題作。

『ノモンハンの地平 草原紀行 ホロンバイルの過去と現在』細川呉港

N-532

ノモンハンの地平 草原紀行 ホロンバイルの過去と現在』細川呉港

『ノモンハンの夏』の半藤一利氏が推薦する話題作。いま日本人はノモンハンから何を学ぶべきなのか―現在も草原で暮らすモンゴル人や中国人の生活や文化を、深い洞察力と鋭い観察眼で描き、草原で惹起した幾多の戦いを証言と現地の写真、収集した当時の地図で再現、一〇年間にわたる現地調査にもとづいて検証する。

『本当の特殊潜航艇の戦い その特性を封じた無謀な用兵』中村秀樹

N-533

本当の特殊潜航艇の戦い その特性を封じた無謀な用兵』中村秀樹

日米開戦のさきがけとなり、日本海軍の全作戦海域で活躍し、本土決戦において主戦力として備えていた特殊潜航艇―居住性は劣悪で、連続一〇時間の乗務に乗員は耐えられない―潜水艦ではなく消耗兵器である特潜の知られざる特性をあらゆる悪条件下に奮闘した実戦と共に元海自潜水艦長が徹底研究する話題作。

『ソロモン軍医戦記 軍医大尉が見た海軍陸戦隊の死闘』平尾正治

N-534

ソロモン軍医戦記 軍医大尉が見た海軍陸戦隊の死闘』平尾正治

二年現役軍医科士官、通称“雇われ軍医”としてソロモンの島々を転戦した医師が見た苛烈なる戦場の実態―南方の瘴癘の地で飢餓と伝染病という過酷なる状況に直面した日本軍将兵はいかに生き抜き、また斃れていったのか。物資欠乏し敵軍迫るなか、強固な意志をもって医療任務に従事した海軍軍医が綴る最前線の真実。

『南京戦の真実 松井石根将軍の無念』早瀬利之

N-535

南京戦の真実 松井石根将軍の無念』早瀬利之

“事件”の責めを負い、A級戦犯として処刑された一軍人の実像に迫る話題作。―東京裁判のキーナン首席検事をして『なんというバカげた判決か!広田と松井は死刑には値しない』と嘆かせた、悲運の将軍。孫文に傾倒し、日中和平を探り、アジア解放運動に命をかけながら運命に翻弄された武人の軌跡をえがく。

『チェイン・オブ・コマンド 第14空母戦闘群〈12〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-536

チェイン・オブ・コマンド 第14空母戦闘群〈12〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

ベトナム上空で、突如米海軍早期警戒機が謎の地対空ミサイルに撃墜された。同じころ、ベトナム戦争で行方不明となった父の消息を求めて同国のジャングルに分け入ったマグルーダー提督は信じられない光景を眼にする。密林の奥深くで進行する危険な核の陰謀を阻止すべく爆装トムキャットは困難な攻撃任務に挑む。

『沖縄県民斯ク戦ヘリ 大田實海軍中将一家の昭和史』田村洋三

N-537

沖縄県民斯ク戦ヘリ 大田實海軍中将一家の昭和史』田村洋三

沖縄戦の実情と県民のひたむきな姿勢をつぶさに見て、沖縄方面根拠地隊司令・大田中将が自決直前に認めた感謝の電文「沖縄県民斯ク戦ヘリ、県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ…」今も沖縄の人々の心に残る温情の海軍提督の豊かな人間性と彼が培った家族の歩みを描き戦いの空しさを謳う感動の話題作。 →新装版(N-1312)アリ

『ビルマ戦補充兵』吉田悟

N-538

ビルマ戦補充兵吉田悟

英印軍の砲火をくぐり、生死を賭けた地獄の戦野を駆けた一兵士が綴る戦場の実態―慟哭のフーコン作戦、絶叫のメイクテーラ会戦、濁流のイラワジ河。最前線における“菊”兵団の凄絶な戦闘を克明に描いた感動作。敵の猛攻にさらされながらも奇跡の生還を果たした通信兵がビルマに果てた戦友たちに捧げる鎮魂譜。

『指揮官最後の決断 海の軍人30人の生涯』岩崎剛二

N-539

指揮官最後の決断 海の軍人30人の生涯』岩崎剛二

戦争という極限状況のなかに置かれて、海軍軍人たちは、それぞれの持ち場にて何を考え、いかに行動して、どう生き、そして死んでいったのか。兵学校出身者三十名の指揮官たちの身の処し方を描く感動の人物伝。死と直面する最前線で、命を投げ出してその責任を完うした男のはかなくも美しい信念を捉えた話題作。

『悲劇の輸送船 言語道断の戦時輸送の実態』大内建二

N-540

悲劇の輸送船 言語道断の戦時輸送の実態』大内建二

戦争の勃発が予想される場合、海上輸送というものはどのように運営しなければならないのか―必要とされる船舶量、予測される損害、輸送船の運用法など、すべてが曖昧ななかで進められた日本の海上輸送計画の慢心を指摘し、多大なる損害を出した小型船舶による南方資源の輸送など知られざるエピソードを収録。

『ネグロス島戦記 マンダラガン山に果てし戦友よ』池平八

N-541

ネグロス島戦記 マンダラガン山に果てし戦友よ』池平八

昭和十九年春、大動員により召集された第十一師団工兵隊の兵士たちは、わずか三ヵ月後には比島ネグロス島に送られた。レイテ・ルソンに続くフィリピン第三の激戦場ネグロス戦とはいかなる戦いか。米軍の物量に圧倒され、敗走し、飢餓と傷病に震えつつ自活の道を歩んだ悲劇の戦場を一下級兵士が克明に描く感動作。

『最後の撃墜王 紫電改戦闘機隊長菅野直の生涯』碇義朗

N-542

最後の撃墜王 紫電改戦闘機隊長菅野直の生涯』碇義朗

太平洋戦争末期、日本本土に来襲する米パイロットを震え上がらせた松山343空の若き伝説的エースの生涯。海軍の新鋭機「紫電改」を駆り、鴛淵孝・林喜重たち歴戦の撃墜王と共に、蒼空にくり広げた比類なき空戦の日々を活写。燃えたぎる闘魂と強固な意志に秘められた、豊かな人間像を描く感動のノンフィクション。 →新装解説版(N-1275)アリ

『昭和の二刀流ビルマに死す 天覧試合の花形 藤本薫の生涯』南堀英二

N-543

昭和の二刀流ビルマに死す 天覧試合の花形 藤本薫の生涯』南堀英二

竹刀剣道の時代にも古流術の『二刀』は受け継がれ、昭和初期には二刀流が流行、活躍した―昭和9年、宮城内において開催された天覧武道大会に、弱冠21歳の香川県代表の青年が逆二刀を遣い出場、圧倒的な強さで決勝戦まで勝ち上がった。全国に名を馳せた二刀流の青年剣道家の生涯を近代剣道の発展と共に描く感動作。

『長沙作戦 緒戦の栄光に隠された敗北』佐々木春隆

N-544

長沙作戦 緒戦の栄光に隠された敗北』佐々木春隆

昭和16年12月、太平洋戦争開戦とともに香港要塞攻略のため、中国大陸における陽動作戦として長沙作戦が発動された。軍司令官による計画なき無謀ともいえる進攻作戦によって、補給のない日本軍は弾薬・食糧が尽きた―中国軍を侮り、死傷者が続出、ついに反転退却に至った長沙戦の実状を若き将校が克明に描く。 →新装版(N-1308)アリ

『梓特別攻撃隊 爆撃機「銀河」三千キロの航跡』神野正美

N-545

梓特別攻撃隊 爆撃機「銀河」三千キロの航跡』神野正美

昭和20年3月11日、鹿児島県鹿屋基地を発進した24機の「銀河」は、最年少17歳の少年兵を含めて72名の「いのち」を抱いて、確実な死の待ち受ける南方へ飛行する。梓特攻に殉じた搭乗員、遺された肉親、見送った友、そして奇しくも生き残った元隊員たちの知られざる手記、証言から作戦の詳細と実相を描くドキュメント。

『世界スパイ作戦 2次大戦で暗躍した各国情報機関の戦い』広田厚司

N-546

世界スパイ作戦 2次大戦で暗躍した各国情報機関の戦い』広田厚司

第二次大戦下、ヨーロッパを制するため大国の思惑が錯綜して、騙し、裏切り、買収、偽造など、各国スパイがうごめく想像を絶する諜報戦がくり広げられた。ドイツのアプヴェア、イギリスのMI5、ソ連のNKVD―その他の情報機関の無法の戦いとその渦中に人知れず消えた情報員たちの活動を描く話題の裏面戦記。

『従軍看護婦物語 日赤看護婦の見た中国戦線』水井潔子 水井桂

N-547

従軍看護婦物語 日赤看護婦の見た中国戦線』水井潔子 水井桂

26歳から31歳の華麗な時代をなげうって傷病兵のために身命を賭して立ち働いた日本赤十字社従軍看護婦の中国従軍記。兵士にかぎらず一般市民からも絶大なる信頼を寄せられた従軍看護婦の実状と、若き働く女性の素直な心の思いを伝える。敗戦の屈辱の中で逞しく生きた看護婦の赤十字精神の発露を描いた感動の体験記。

『戦闘機パイロットの空戦哲学 トップガンの素顔』服部省吾

N-548

戦闘機パイロットの空戦哲学 トップガンの素顔』服部省吾

戦闘機パイロットは運動神経抜群で身体強靭な人間と思われているようである。そしてカッコ良く、頭が良いと思われているかと思えば、わがまま勝手な命知らずと思われている場合もある。多くの人が思い描く、このようなイメージは全部間違いである。嘘か本当かは、この本を読んで、自分で判断していただきたい。(本文より)

『シンガポール陥落』フランク・オーエン(著)永沢道雄(訳)

N-549

シンガポール陥落フランク・オーエン(著)永沢道雄(訳)

1942年2月15日、シンガポール要塞英軍司令官パーシバル中将は降伏を決意した。太平洋戦争開戦以来70日、日本軍のシンガポール島上陸からわずか1週間、難攻不落といわれた要塞は、なぜもろくも崩れたのか?旧式の兵器、訓練不足の寄せ集め部隊、指揮官の判断ミス…屈辱の敗北への道程を描く異色の戦史。

『弱小空軍の戦い方 枢軸国と連合国に分かれた欧州小国の航空戦』飯山幸伸

N-550

弱小空軍の戦い方 枢軸国と連合国に分かれた欧州小国の航空戦』飯山幸伸

連合国の一員として歩もうとした国々。そしてナチス傘下に組み入れられた国々。東西に分かれて戦ったヨーロッパ小国の飛行部隊は、米、英、独、ソを敵にしていかにその戦力を運用したか。チェコ、オランダ、ポーランドなど、知られざる航空工業力を有した国々の特異な実情とその航空戦力の“実力”を徹底研究する。

『華中作戦 最前線下級指揮官の見た泥沼の中国戦線』佐々木春隆

N-551

華中作戦 最前線下級指揮官の見た泥沼の中国戦線』佐々木春隆

若き指揮官が日中戦争の最前線においてつぶさに見た果てしなき大陸戦の実体。個々の戦闘で、将校、兵士は何を考えて砲火に身を曝したか、在りのままに綴る。昭和十五年、見習士官として配属されて六年間―小隊長、連隊旗手、中隊長、歩兵砲隊長、大隊長の重責を担いながら転戦し、辛酸を嘗めた将校の悪戦苦闘記。

『良い参謀 良くない参謀 8人の海軍サブリーダーを斬る!』吉田俊雄

N-552

良い参謀 良くない参謀 8人の海軍サブリーダーを斬る!』吉田俊雄

連合艦隊の参謀たちの、(1)目的達成度、(2)成果、(3)コスト、(4)補佐の実をいかに挙げたか、(5)人間関係の善し悪し、良くするために払われた工夫、努力について徹底的に論断した、異色の海軍人物伝。指揮官を支え、ともに作戦目的の達成に尽瘁した海軍のエリート・補佐役たちの仕事と能力、その働きぶりを検証する。

『不沈艦伝説 多彩な運命を背負った30隻の生涯』大内建二

N-553

不沈艦伝説 多彩な運命を背負った30隻の生涯』大内建二

“不沈船”の言葉を後の世にもたらした客船タイタニック号、原爆実験にもその堅牢ぶりを示したプリンツ・オイゲン、そして伝説の名艦と呼ばれる「雪風」など、沈んではならないという宿命を担って、数奇な運命を辿った世界の艦船を描いた話題作。技術力と運の狭間に翻弄された三十隻の不沈船の航跡を探る艦船物語。

『菊兵団ビルマ死闘記 栄光のマレー戦から地獄の戦場へ』前田正雄

N-554

菊兵団ビルマ死闘記 栄光のマレー戦から地獄の戦場へ』前田正雄

ビルマ最北部でのフーコン作戦開始から終戦までの二年間に第一機関銃中隊は、二二五名の戦没者を出している。出発時中隊は一二〇名であった。二年間の内に二個中隊が全滅したことになる。これは内地からの補充と合併によって、定員の二倍が消え、一人が二回戦死したのだ。私たちの部隊は二度全滅したのである。

『激闘海軍航空隊 「零戦」の柴田武雄と「紫電改」の源田実』碇義朗

N-555

激闘海軍航空隊 「零戦」の柴田武雄と「紫電改」の源田実』碇義朗

日本海軍が世界に誇る名機「零戦」誕生の過程をめぐって熾烈な戦いをくり広げた二人の傑出した空の男の熱き人間ドラマ。海軍航空界の内に秘められたる実情を、技術の進歩とそれに伴う航空機の発展、非情なる海空戦とともに活写した感動作。日米戦争の日本海軍航空を支えた両雄の希望と挫折を描いた異色の航空隊秘話。

『海上自衛隊員の作り方 リクルートとしての自衛隊』小泉昌義

N-556

海上自衛隊員の作り方 リクルートとしての自衛隊』小泉昌義

一億二千万人の乗組員を乗せ、護衛艦「日本」は現在二十一世紀の海を航行中である。行く手には食料、エネルギー、資源問題等が台風のように待ち構えている。それらを目前に、乗組員のマナーを確認し、徹底を図らなければ荒海を乗り切るのは困難である。本書は海の男たちの間で伝統的に受け継がれてきた躾教育の中で現代社会に通用するものを紹介する。

『回天特攻学徒隊 回天は優れた兵器ではなかった』武田五郎

N-557

回天特攻学徒隊 回天は優れた兵器ではなかった』武田五郎

どんな辛いことがあっても。回天隊のあるがままの姿をあきらかにし、「回天は優れた兵器ではなかった」と書き残しておきたくなった。そうでないと、全て闇に葬られ「回天は大成果を上げた素晴らしい兵器であった」と語り継がれてしまう。(「はじめに」より)

『報道班員従軍記 若きカメラマンのマレー・千島戦記』石井幸之助

N-558

報道班員従軍記 若きカメラマンのマレー・千島戦記』石井幸之助

『イエスかノーか』と無条件降伏を迫るマレーの虎・山下奉文中将と英軍司令官パーシバル中将との会見を、わが眼と、フィルムに刻みつけた若きカメラマンの最前線報告―陸軍報道班員として緒戦、酷熱のマレー・シンガポール戦線にて、また海軍報道班員として極寒の千島戦でファインダーからとらえた戦場の一瞬。

『WW2世界ライバル機伝説 レシプロ機にもたらした究極の進歩』鈴木五郎

N-559

WW2世界ライバル機伝説 レシプロ機にもたらした究極の進歩』鈴木五郎

いかなる優秀機でもどこかに欠点はあるもので、P51にしても日本機との空戦後には、リベットの緩みが多発したという。また優れたメーカーでも軍の誤った要求や指示で凡作になることもある。プロペラ機に究極の発達をもたらし、ジェットに発展する基礎を作った歴史を描く。敵対国とのライバル争いばかりでなく、国内、同盟国間の内なるライバルもテーマに据えた話題作。

『「愛宕」奮戦記 旗艦乗組員の見たソロモン海戦』小板橋孝策

N-560

「愛宕」奮戦記 旗艦乗組員の見たソロモン海戦』小板橋孝策

高橋兵曹はソロモン海戦で伊集院艦長の伝令として戦闘を一望する。敵の新型戦艦の三連装主砲を一瞬、早く沈黙させ、見事落伍せしめる。その間、わずか2、3秒の差であった。この砲撃の一瞬の早さが、すべての勝敗を決定づけたのである。 →新装版(N-1060)アリ

『真珠湾のサムライ 淵田美津雄 伝道者となったパールハーバー攻撃隊長の生涯』甲斐克彦

N-561

真珠湾のサムライ 淵田美津雄 伝道者となったパールハーバー攻撃隊長の生涯』甲斐克彦

真珠湾奇襲の立役者として太平洋戦争緒戦にのぞみ、またミズーリ号艦上の降伏調印式で日本軍の終末を見届けた一軍人の波瀾の生涯。危険な任務につきまとう虚無感とつねに戦い、苦悩する心の動きとともに、その激戦の跡を辿る。敗戦後、キリスト教に傾倒し、魂の安住の地を海外脱出に求めて布教活動を行なった異色の経歴を綴る海軍人物伝。

『僕は少年通信兵だった 南方戦線で戦った17歳の無線通信士』中江進市郎

N-562

僕は少年通信兵だった 南方戦線で戦った17歳の無線通信士』中江進市郎

戦争の激化にともなって、兵役年齢未満の日本全国の少年たちは勤労動員に出されて軍需工場などの第一線現場で働かされた。昭和十九年十月、官立無線電信講習所を、繰り上げ卒業させられた十四歳~十八歳の三八式銃の撃ち方も知らない少年たちは、無線通信士となって内地・戦地の各方面に派遣された。比島・沖縄では無線機を担ぎ戦火の下で多くの者が若き命を散らした。

『サイパン特派員の見た玉砕の島 米軍上陸前のマリアナ諸島の実態』高橋義樹

N-563

サイパン特派員の見た玉砕の島 米軍上陸前のマリアナ諸島の実態』高橋義樹

昭和十九年三月、『サイパンへ行け!』の社命でマリアナ諸島に送られた同盟通信社社会部記者の見た日米決戦の裏側―東条首相がが「難攻不落」と豪語した絶対国防圏の要衝となったサイパン島とグアム島の防備体制の実状と「あ号作戦」の破綻を自らの取材体験と共に描く玉砕の島の本当の姿。(敵が上陸したらひとたまりもない)との思いを抱きつつ、米軍に捕らわれるまでの道程を描いた異色のノンフィクション戦記。

『なぜ日本は戦争を始めたのか 銃剣で描いた王道楽土の夢と結末』益井康一

N-564

なぜ日本は戦争を始めたのか 銃剣で描いた王道楽土の夢と結末』益井康一

動乱昭和の三つのターニングポイント!満洲事変、盧溝橋事件、そして日米開戦。王道楽土の夢とその結末、日中間の全面戦争の発火点の謎と闇、真珠湾前夜での外交戦の舞台裏―激動昭和史の三つの“転回点”に刻された知られざる実情を徹底的に検証した歴史ノンフィクション。中国通の元毎日新聞記者が綴る話題作。

『特設艦船入門 海軍を支えた戦時改装船徹底研究』大内建二

N-565

特設艦船入門 海軍を支えた戦時改装船徹底研究』大内建二

海軍は『軍艦』だけでは戦えない。特設空母、特設水上機母艦、特設給油艦等、日本の戦時に民間から徴用されて改造を施され、最前線で活躍した異色の艦船を徹底研究―その誕生の歴史から、兵装配置、乗組員に到るまで戦史と共に綴る。有時に出現する知られざる艦船の全容を欧米海軍との比較と戦後の姿まで捉える。写真・図版120点収録。 →新装版(N-1304)アリ

『B29基地を占領せよ 10個師団36万人を動員した桂林作戦の戦い』佐々木春隆

N-566

B29基地を占領せよ 10個師団36万人を動員した桂林作戦の戦い』佐々木春隆

日本本土空襲阻止と南方輸送ルートの安全を確保するために、中国奥地のB29飛行場群の撃破・占領を目的に10個師団36万人の兵力を動員させた桂林作戦―太平洋戦争末期、フィリピンに米軍が進攻したのと同じ時期に展開された、日本陸軍屈指の大作戦の全容を描いた大陸戦記。米式装備の強力な中国軍との凄絶な戦いを描く感動作。

『山下奉文正伝 「マレーの虎」と畏怖された男の生涯』安岡正隆

N-567

山下奉文正伝 「マレーの虎」と畏怖された男の生涯』安岡正隆

西洋人の東洋支配を終わらせる転回点ともなったシンガポール攻略作戦―その立役者・山下奉文将軍の実像にせまる。華やかなる軍歴のみならず、人間としての素行、家族、内面的生活、小さな愛の世界に肉薄し、知られざる山下の素顔を明らかにする感動の人物伝。志なかばで逝った著者が精魂をこめて綴った労作。

『あっと驚く飛行機の話 新しい視点で眺めるWW2』飯山幸伸

N-568

あっと驚く飛行機の話 新しい視点で眺めるWW2』飯山幸伸

飛行機にまつわる意外な事実を集めた航空ファンも驚く含蓄の戦争裏面史。歴史の表舞台に立ち鮮烈なデビューを飾った名機の知られざる生い立ちや、エピソードで綴る航空物語。第2次大戦で活躍し、今なお人気高いムスタング、零戦、B‐17爆撃機など数多くの図面・写真とともに詳解する異色のノンフィクション。

『撃沈された船員たちの記録 戦争の底辺で働いた輸送船の戦い』土井全二郎

N-569

撃沈された船員たちの記録 戦争の底辺で働いた輸送船の戦い』土井全二郎

戦争によって大きく運命を変えられた海に生きた男たちの悲劇―時代遅れとなった「艦隊決戦」を怒号する軍部のもと、護衛なき補給作戦に従事し、硝煙と血の匂いのなかで人知れず海の底に消えていった船員たちの物語。現在も一般の理解が十分とはいえない、海運というものに携わった男たちの知られざる戦いを描く。

『ガダルカナル勝者と敗者の研究 日米の比較文明論的戦訓』森本忠夫

N-570

ガダルカナル勝者と敗者の研究 日米の比較文明論的戦訓』森本忠夫

群青の海を、人跡未踏の峨々たる山脈を、ジャングルの繁茂する瘴癘の大地を血に染め、太平洋戦争の一大転回点となったガダルカナル戦。常に後手をふむ日本と危機管理の術策を心得ているアメリカ。両国の戦争指導部の戦略、戦術、戦策、戦法の相違が示された同会戦を、新たな方法論的観点から描くノンフィクション。

『これが潜水艦だ 海上自衛隊の最強兵器の本質と現実』中村秀樹

N-571

これが潜水艦だ 海上自衛隊の最強兵器の本質と現実』中村秀樹

潜水艦艦長というのは、技量や経験の蓄積だけでは勤まらない。戦略を踏まえた戦術判断が求められる。常に指揮される水上艦や短時間しか作戦しない航空機とは違って、精神的、知的自己完結性が求められるのである。私は、潜水艦艦長は人生の目標たり得ると思う。(本文より)

『機雷掃海戦 第一五四号海防艦長奮戦記』隈部五夫

N-572

機雷掃海戦 第一五四号海防艦長奮戦記』隈部五夫

掃海艇長、海防艦長を歴任し、本土沿岸防備の任務に従事した一海軍予備士官の記録。太平洋戦争末期、米軍はB29爆撃機によって感応機雷を投下し、日本本土の港湾、水道、海峡の封鎖を始めた―敵の制圧下、関門海峡東部において投下機雷の掃海を命ぜられ、終戦後もなお、友軍敷設の機雷掃海を担った“最前線の戦い”を描く。

『ラバウル航空隊の最後 陸攻隊整備兵の見た航空戦始末』渡辺紀三夫

N-573

ラバウル航空隊の最後 陸攻隊整備兵の見た航空戦始末』渡辺紀三夫

雲煙万里を翔けた“大空のサムライ”たちの死闘を描いた日米ソロモン航空戦記。坂井三郎、西沢広義等、数多のエースを輩出し、無敵を謳われた栄光のラバウル航空隊―米軍パイロットたちも恐れた“搭乗員の墓場”といわれた熾烈な戦場で戦い死んでいった戦友たちを悼み、その最後の戦いの航跡を辿った感動の記録。

『本当にあった陸自鉄道部隊 知られざる第101建設隊の活躍』伊藤東作

N-574

本当にあった陸自鉄道部隊 知られざる第101建設隊の活躍』伊藤東作

戦争の原理の一つ、敵よりも、『より早く、目的の戦場へ、より多くの所要の兵力を集中移動させ得るか』が攻防の主導権を握るものであり、戦略的輸送手段として、鉄道の価値をたからしめた。人知れず生まれ、そしてひっそり消えた“幻の鉄道部隊”の記録。

『インド洋孤島戦記 海軍アンダマン根拠地隊の戦い』小澤一彦

N-575

インド洋孤島戦記 海軍アンダマン根拠地隊の戦い』小澤一彦

私たち予備学生はけっして強者ではない。人間のこころもねじ伏せるような、大きな覇権の激流にまきこまれて、傷つき、血まみれた弱者である。海軍によって鍛えられ、その海軍に差別され、酷使されても、今もなお海軍が好きだという、人のよい若者たちであったのである。(あとがきより)

『帝国海軍下士官兵入門 ジョンベラ気質徹底研究』雨倉孝之

N-576

帝国海軍下士官兵入門 ジョンベラ気質徹底研究』雨倉孝之

海兵団の長所は技能面だけに止どまらず、同年兵だけで純粋培養される新兵たちの間には固い団結心が生まれる。卒業してフネに乗ってからでも、その連帯の絆は強く、互いの階級に上下の差ができても同年兵というだけで、助け合って職務に励み、そして戦った―汗と油と潮気に満ちた下士官兵たちの息吹きを伝える。

『最強戦闘機伝説 戦闘機の誕生から現代まで』阿施光南

N-577

最強戦闘機伝説 戦闘機の誕生から現代まで』阿施光南

飛行機を墜とすための飛行機として誕生した戦闘機―最初に空を飛んでから二つの大戦をへて、単葉、ジェット、ステルスと進化をとげた戦闘機の発達物語。生き残るために、つねに性能向上を図らなければならなかった試行錯誤の歴史をわかりやすく綴る。F‐22ラプターなど最新情報も収載、航空ファンの本音で描く話題作。

『投降 比島血戦とハワイ収容所』小島清文

N-578

投降 比島血戦とハワイ収容所』小島清文

戦争末期、暗号士として戦艦「大和」に乗り組みレイテ沖海戦に敗れ、そしてルソン山岳戦で敗走した海軍中尉が懴悔の気持ちをこめて平成の世に問いかける投降の記録。捕虜となることを潔しとしない教育を徹底的に叩き込まれた日本兵士たちは敗残兵としていかに苦難の道を歩んだのか。現代人の想像を絶する戦争の真実を描いたノンフィクション。

『海軍航空予備学生 予備士官パイロットの生と死』碇義朗

N-579

海軍航空予備学生 予備士官パイロットの生と死』碇義朗

マレー沖海戦で敵艦隊を発見した索敵機機長・帆足正音少尉。山本長官遭難時の護衛戦闘機の指揮官・森崎武中尉。神風特攻隊最初の戦死者・久納好孚中尉等々海軍航空作戦の重要な局面に登場して、悪戦苦闘した若き学生パイロットたちの航跡を描いた感動作―古き良き時代の学生気質を残した軍人たちの異色の戦記。

『あっと驚く船の話 沈没・漂流・失踪・反乱の記録』大内建二

N-580

あっと驚く船の話 沈没・漂流・失踪・反乱の記録』大内建二

古来より、船の事故はつきることがなく、レーダーやGPSが駆使される現在でも海難の七〇パーセントは人間の不注意、不用意な行動に起因するといわれる。本書に登場する二九隻の艦船にはどのような恐るべき出来事が起きたのか。近代から現代までの一八〇年間に生じた人間の失態による驚くべき事件をそれぞれの時代背景と共に綴る。

『大陸打通作戦 日本陸軍最後の大作戦』佐々木春隆

N-581

大陸打通作戦 日本陸軍最後の大作戦』佐々木春隆

B29を擁する在支米空軍を大陸奥地に追い払い、南方との鉄道による連絡網を確保するための日本陸軍最後の大作戦―日本本土に押し寄せる連合軍の圧力軽減に寄与することをめざした百万人におよんだ日本軍将兵の東奔西走を描く。五年にわたる著者の中国転戦の果てに訪れた国共内戦下の武装解除の混乱と復員に至るまでの労役の日々を綴った感動の陸戦記。

『わかりやすいベトナム戦争 超大国を揺るがせた15年戦争の全貌』三野正洋

N-582

わかりやすいベトナム戦争 超大国を揺るがせた15年戦争の全貌』三野正洋

対フランス独立戦争をへて、北緯一七度線上で南北に分断された“第二の朝鮮半島”ベトナム―共産勢力の脅威に直面した南ベトナム政権を援助するため武力介入を開始したアメリカ軍が、近代兵器と膨大な物量を投入して戦いながらも、敗れ去った果てしなき泥沼の戦いの全貌。現代史を学び理解するための話題の一冊。 →新装版(N-1144)アリ

『不思議な戦争の話 本当にあった戦場の出来事40話』広田厚司

N-583

不思議な戦争の話 本当にあった戦場の出来事40話』広田厚司

敵国のドイツを騙すために、味方さえもあざむく、用意周到な英国の作戦計画。ドイツのスパイが英国内で意外と簡単にその正体を暴露してしまうのはなぜか。比島戦での日米兵士の一夜の出来事など第二次大戦で起きたミステリアスな謎と事実を描く話題のベストセラー第二弾。写真と共に読む信じられない物語の数々。

『ぼくの比島戦記 若き学徒兵の太平洋戦争』山田正巳

N-584

ぼくの比島戦記 若き学徒兵の太平洋戦争』山田正巳

太平洋戦争末期、敗色濃いフィリピン攻防戦のルソン戦線に投じられた若き一学徒士官が、自らの苛酷な原体験を描いた感動の労作。陸軍航空軍の通信団司令部に勤務する一下級将校として、対米戦のゆくすえを的確に見つめ、第一線の推移を克明に在るがままに捉える。焼土に屍を晒した日本兵、比島住民たちの姿も追った戦場の真実を伝える鎮魂の紙碑。

『修羅の翼 零戦特攻隊員の真情』角田和男

N-585

修羅の翼 零戦特攻隊員の真情』角田和男

『直掩隊は爆装隊の楯となって、全弾身に受けて爆装隊を進めよ』あまりにも非情な命令のもと、直掩機のベテラン搭乗員が見た爆装機突入のその瞬間!笑って征くかのごとき特攻隊員がかいま見せる素顔と苦悩に心を痛めつつ、自らも爆装隊員となった零戦パイロットが克明に綴ったありのままの戦争!遺骨なき戦友に捧げる鎮魂の譜。 →新装版(N-1200)アリ

『飛行機と吊り橋、どっちが恐い? 本当によく分かる飛行機学入門』阿施光南

N-586

飛行機と吊り橋、どっちが恐い? 本当によく分かる飛行機学入門』阿施光南

今までの“飛行機学入門書”は難しすぎる―飛行機が好きだから、もっと飛行機のことを知りたい。数式は苦手だけど飛行機が飛ぶ理由を知りたい。そんなあなたに贈る、納得の一冊!飛行機はなぜあんな形をしているのか?操縦は?構造と材質は?から始まる、飛行機をめぐる疑問を解決してくれる超入門書。

『モンテンルパの夜明け BC級戦犯の命を救った歌を作った人々』新井恵美子

N-587

モンテンルパの夜明け BC級戦犯の命を救った歌を作った人々』新井恵美子

戦争が終わった後もフィリピンの牢獄で生きなければならなかった日本兵たちは、苦難の日々をごく当たり前の日常として受けとめ、最悪の環境の中にもひそかな喜びを見つけていた―モンテンルパで囚われの身となったBC級戦犯を救った一曲の歌を巡って、日本とフィリピンを結ぶ感動の事実を描くノンフィクション。

『空母瑞鶴 日米機動部隊最後の戦い』神野正美

N-588

空母瑞鶴 日米機動部隊最後の戦い』神野正美

排水量二万九八〇〇トン、全長二五七メートル、最大速力三四ノット、最大搭載機八四機―日本海軍随一の“幸運艦”と呼ばれながら、わが身を賭したオトリ作戦に出撃、ついに全身に敵弾を浴びて南海の水底に沈んだ空母「瑞鶴」―その最後の戦い・エンガノ岬沖海戦の全容を、多数の証言と日米史料を解析して精密に再現する海戦ノンフィクション。

『海将補(アドミラル)のアフリカ奮闘記 アフリカに海運を教えた国際協力六年間の記録』松浦光利

N-589

海将補(アドミラル)のアフリカ奮闘記 アフリカに海運を教えた国際協力六年間の記録』松浦光利

砕氷艦ふじ艦長として南極にも赴いた海上自衛隊の熱血アドミラルが大活躍!人もうらやむ第二の人生を打ち捨てて、アフリカの小国サンジバルに海運指導に努めた元海将補の汗と涙と笑いの六年間。頑固でプライド高く、あるいは大雑把なアフリカ人を相手に、人造り、国造りの最前線を描いた異色のノンフィクション。国際貢献をめざす若い世代に贈る一冊。

『海軍電信兵戦記 南太平洋一兵士の過酷なる体験』大澤明彦

N-590

海軍電信兵戦記 南太平洋一兵士の過酷なる体験』大澤明彦

通信連絡の大役を担い、南方の最前線を転戦した若き電信兵が描く三年余の戦争体験記―ラバウル、トラック、ペリリューの地を踏み、辿りついた南フィリピン・ミンダナオ島で米軍の脅威、悪疫と飢餓に苛まれながら、辛くも生き残った一兵士が綴る。祖国を離れ、はるか南方の地で斃れていった戦友たちへの鎮魂譜。

『これだけは読んでおきたい戦争の本 心を磨き、豊かにするヒント』北影雄幸

N-591

これだけは読んでおきたい戦争の本 心を磨き、豊かにするヒント』北影雄幸

戦争という極限状況の真っ只中で、人はいかに生きようとし、また、みずからを燃焼させて行ったのか。混迷混沌として、先の見えなくなった現代に希望の光をともす心の処方箋。逆境、最悪の中に投じられても、人間の尊厳を失うことなく、ひたすらに真実の道を追いつづけた人々の魂の絶唱を伝える読書案内―心を磨き、豊かにし、生きるヒントを得る厳選された70冊のエッセンス。

『あっと驚く船の事件 自然の脅威と人間の過ちがもたらす出来事』大内建二

N-592

あっと驚く船の事件 自然の脅威と人間の過ちがもたらす出来事』大内建二

なぜ、広い海で船はぶつかるのか。なぜ、救命艇では助からないのか。火事が一番恐いというのは、なぜか。大航海時代からGPS装備の現代まで船と乗組員が遭遇した、信じられない海の出来事。自然の脅威にさらされた人間が、その対処をいったん誤れば、どのような惨劇が生じてしまうのか。古今東西の船にまつわる事件を集めた悲劇の歴史を追ったノンフィクション。

『戦時船員たちの墓場 消耗品となった補給路の旗手たち』土井全二郎

N-593

戦時船員たちの墓場 消耗品となった補給路の旗手たち』土井全二郎

近代戦には不可欠な補給戦というものにまるで理解がなかった日本軍の下、危険な海へと身を挺した日本の船員たち―輸送という枢要任務を担いながら、その立場をかえりみられることなく、空しく海に沈んでいった多くの乗組員たちの叫びを伝える。海とそこに携わった人々に焦点をあて、証言で綴る感動の海戦記。

『そこが変だよ自衛隊! 体験的自衛隊始末記』大宮ひろ志(著)サトウ・ユウ(画)

N-594

そこが変だよ自衛隊! 体験的自衛隊始末記』大宮ひろ志(著)サトウ・ユウ(画)

自衛隊っていったい、いつも何をしているの?―他のお役人とはまたちがう、一般人の知らない柵のなかで、自衛隊員たちは何を考え、どんな生活をしているのか。“娑婆”との壁をとりはらうことを願って大宮陸士長がくり広げる抱腹絶倒のハチャメチャ自衛隊生活!陸上自衛隊の生の姿に迫り、より知るための一冊。

『知って驚く飛行機の話 WW2航空界の知られざる出来事』飯山幸伸

N-595

知って驚く飛行機の話 WW2航空界の知られざる出来事』飯山幸伸

『二十世紀で最高の発明』と評される航空機の知られざる裏話で綴る話題作。新型戦闘機一機を制式化するに際しては、会社の運営方針、もっと大きく捉えるなら国家の政治の在り方にも左右されるという。旧価値観につぶされた傑作機や量産化にいたるまでの苦労の数々、P‐51の高性能の秘密を解き明かし、アメリカが恐れていたUボートの航空兵器などエピソードが満載。小説よりおもしろい航空ノンフィクション。

『激闘ニューギニア戦記 一将校の見た地獄の戦場』星野一雄

N-596

激闘ニューギニア戦記 一将校の見た地獄の戦場』星野一雄

昭和十八年、華北から戦況傾く南方の地に転戦した陸軍将校が描く、熾烈な日本軍将兵たちの戦い。悪疫の地にあって、補給とだえた自給生活の下、攻勢、撤退、現地人宣撫と奮闘した日本兵の姿を伝える。二〇万人以上といわれた部隊が終戦時には一万余となった苛酷なニューギニア戦の実態を一青年将校の目から綴る。

『633爆撃隊 ラインメイデン作戦』フレデリック・E・スミス(著) 栗山洋児(訳)

N-597

633爆撃隊 ラインメイデン作戦』フレデリック・E・スミス(著) 栗山洋児(訳)

ナチス・ドイツが密かに開発を進める高性能地対空ロケット「ラインの乙女」。実戦配備されれば連合軍重爆隊は壊滅的打撃を受ける。ドイツ本土最奥部バイエルン地方の谷間に建設された地下工場を叩けるのは高速爆撃機モスキートの昼間精密爆撃のみ!スヴァート・フィヨルドでの苦い勝利から蘇った英国空軍精鋭飛行隊は、再び困難な任務に挑む。傑作航空アクション。

『乗る前に読む旅客機入門 空の旅が何倍も面白くなる一冊』阿施光南

N-598

乗る前に読む旅客機入門 空の旅が何倍も面白くなる一冊』阿施光南

ドアはなぜ外開きが多いの?トイレの処理はどうやっているの?客室乗務員の仕事って何をしているの?旅客機の構造や材質、運航の仕方、乗員の行動にはすべて深い意味がある―搭乗するときには、そんなところにもぜひ目を向けてみてください!降りてからでも楽しい、キーワードで綴る読めば納得の旅客機ハンドブック。

『ガダルカナルを生き抜いた兵士たち 日本軍が初めて知った対米戦の最前線』土井全二郎

N-599

ガダルカナルを生き抜いた兵士たち 日本軍が初めて知った対米戦の最前線』土井全二郎

歴史の彼方に埋没させてはならない貴重な戦争体験―緒戦に捕わられ友軍の砲火を浴びた兵士。撤退戦の捨て石となった部隊。撤収に遅れて一人とり残された兵士など、ガ島の想像を絶する戦場の出来事を伝える感動のノンフィクション。今日まで口を閉ざしていた生還者に取材し、その肉声で綴るガ島戦の新たな事実。 →新装版(N-1116)アリ

『私は吉田茂のスパイだった ある謀報員の手記』東輝次(著)保阪正康(編集)

N-600

私は吉田茂のスパイだった ある謀報員の手記』東輝次(著)保阪正康(編集)

吉田茂を監視するため、大磯の吉田邸に書生として潜入した陸軍中野学校出身のスパイが書き残した克明な記録。自らの職務に忠実に励みながらも、吉田の人に触れ、しだいに畏敬の念を抱き始める。その第一級史料『防謀記』を基に、大戦末期の昭和の知られざる裏面史を綴り、宰相吉田の人間性も合わせ伝える話題作。

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