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光人社NF文庫(潮書房光人社)一覧[N-101 - N-200]

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『ヒコーキの心 フライヤー号からエアバスまで』佐貫亦男

N-101

ヒコーキの心 フライヤー号からエアバスまで』佐貫亦男

ヒコーキを設計した技師、作った工員、点検保守した整備員、乗ったパイロットの声とともに、雲間から現われては消えていったヒコーキたちの訴え―そうしたヒコーキの叫びに、じっと耳を傾けるヒコーキ博士佐貫亦男が、世界各地を飛び回ったみずからの体験と共に綴ったヒコーキ・エッセイ。

『サムライ零戦隊 島川飛曹長空戦記』島川正明

N-102

サムライ零戦隊 島川飛曹長空戦記』島川正明

その一瞬に全力を傾注しつくして、蒼空を飛翔する鷲のごとく敵機をとらえる。撃墜王・坂井三郎の列機として、数々の真剣勝負に勝ちぬいた空の男が描く日米航空戦。開戦劈頭のフィリピン制空戦から、激闘のソロモン航空戦、そして本土防空戦の松山三四三空まで、エース・パイロットの真髄を綴った感動の空戦記。

『造艦テクノロジーの戦い 科学技術の頂点に立った連合艦隊軍艦物語』吉田俊雄

N-103

造艦テクノロジーの戦い 科学技術の頂点に立った連合艦隊軍艦物語』吉田俊雄

連合艦隊が潰え去って五十年―科学技術の上に成り立っていた海軍が、世界最大の戦艦「大和」「武蔵」を生みだすにいたる“技術の戦い”の苦闘の足跡をたどる軍艦物語。明治の黎明期に先進諸国に学び、官民が一体となって、粘り強く技術レベルを押し上げていった“海の砦のドラマ”を描いたノンフィクション。 →新装解説版(N-1347)アリ

『つばさの血戦 かえらざる隼戦闘隊』檜与平

N-104

つばさの血戦 かえらざる隼戦闘隊』檜与平

舵は折れ、脚はちぎれても、息の根のつづくかぎり戦いぬく―戦闘隊精神に徹して右足を切断されても、なおかつ屈せず、惜しみなく戦いぬいた大空のサムライが、万感胸に秘めて綴った感動の熱血編。最強の隼戦闘隊の絢爛たる栄光の日々を描いて大いなる感動を呼ぶ空戦記。感動の名画―『加藤隼戦闘隊』の原作。

『あゝ神風特攻隊 むくわれざる青春への鎮魂』安延多計夫

N-105

あゝ神風特攻隊 むくわれざる青春への鎮魂』安延多計夫

宇垣纒中将の突入と大西滝治郎中将の自刃をもって終焉をとげた無慈悲なる戦いの実相を、みずから渦中に身をおいた航空艦隊参謀が綴った感動の記録。恒久なる平和と祖国の安泰、ちちははの安らけきを念じつつ、むくわれることなく死出の旅路についた若人たちにたむける鎮魂の譜。付神風特攻隊一覧・被害艦要目。

『艦長たちの太平洋戦争〈続篇〉 17人の艦長が語った勝者の条件』佐藤和正

N-106

艦長たちの太平洋戦争〈続篇〉 17人の艦長が語った勝者の条件』佐藤和正

偶然と幸運をこえて生き残るべくして生き残った艦長たちの真髄がここにある。鍛えぬかれ、とぎすまされた全神経、情況の的確な把握から生まれる判断力、揺るぎない牢固な確信をもって、一艦の生死をになった名艦長と、その乗員たちが織りなす感動の人間物語。ベストセラー『艦長たちの太平洋戦争』待望の続篇。

『赤い夕陽の満州野が原に 鬼才河本大作の生涯』相良俊輔

N-107

赤い夕陽の満州野が原に 鬼才河本大作の生涯』相良俊輔

過去は語られなければならないし、現代はそれに耳を傾けねばならない―昭和動乱の引鉄、張作霖氏の爆殺を画して、日本陸軍を逐われ、暗黒昭和史の一ページに悲劇の刻印を捺した世紀の風雲児・河本大作の知られざる生涯を描いた感動作。広漠たる原野にくりひろげられた雄渾なる昭和の舞台の序幕を綴る一千枚。

『あゝ疾風戦闘隊 大空に生きた強者の半生記録』新藤常右衛門

N-108

あゝ疾風戦闘隊 大空に生きた強者の半生記録』新藤常右衛門

大空に生きること二十余年―飛行時間二千時間を越える“大空の古武士”が、「零戦」「隼」の名声のかげに埋もれて多くを語られることなく悲運の歳月を重ねた名機「疾風」を駆って、みずからの青春を火花と散らした若き多くのサムライたちの熾烈な奮戦と苦悩にみちた日日を描いて後世に伝える感動の空戦記録。

『予科練一代 ある艦攻パイロットの悪戦苦闘記』大多和達也

N-109

予科練一代 ある艦攻パイロットの悪戦苦闘記』大多和達也

艦攻パイロットとして、水平爆撃隊リーダー機として、真珠湾に、ミッドウェーに、ソロモンの死闘に出撃すること百余回、常に不死鳥のごとく勝ちぬいた不屈の“予科練魂”を描いた空戦記録。はるか少年の日に、大空への夢にとりつかれて予科練に入り、命ある限り飛びつづけた飛行一万二千時間の“空の男”の一代記。

『続・ヒコーキの心 ブレリオ号から極超音速機まで』佐貫亦男

N-110

続・ヒコーキの心 ブレリオ号から極超音速機まで』佐貫亦男

ベストセラー「ヒコーキの心」の佐貫亦男とおおば比呂司の名コンビが贈る待望の第二弾。青空で雲と遊ぶ晴天巡航、雨が翼でしぶきと散る荒天突破、闇に地上灯火がうるむ夜間飛行―人間の限りなき英知とロマンを追求したヒコーキ野郎たちの冒険ドラマ。ヒコーキと人間とのかかわり合いを綴る心温まるエッセイ。

『蒼空の河 穴吹軍曹「隼」空戦記録』穴吹智

N-111

蒼空の河 穴吹軍曹「隼」空戦記録』穴吹智

零戦隊のエース・坂井に匹敵する隼戦闘隊の撃墜王が、悪運強きみずからの半生と戦友たちの熾烈な戦いの足跡を、初めて綴った感動作。希望を胸に秘め、十六歳の身で少年飛行兵となり、逆境にもめげず、うまずたゆまず努力を重ね、負けじ魂をもって大空の決戦に勝ちぬいた誇り高き空の男がえがいた熱血の空戦記。

『零戦開発物語 日本海軍戦闘機全機種の生涯』小福田晧文

N-112

零戦開発物語 日本海軍戦闘機全機種の生涯』小福田晧文

世界の傑作機「零式艦上戦闘機」を生み出すにいたる日本航空界の苦難に彩られた二十五年の道のりを、海軍航空の立役者が綴る戦闘機絵巻。大正十年に製作された初の国産一〇式艦戦から、海軍最後の戦闘機二〇試甲戦まで、模索と研究と試行錯誤、犠牲と努力の上に花開いたファイターの技術開発、用兵成果の全容。

『硫黄島 太平洋戦争死闘記』リチャード・F. ニューカム(著)田中至(訳)

N-113

硫黄島 太平洋戦争死闘記』リチャード・F. ニューカム(著)田中至(訳)

昭和二十年二月、米軍に日本側を上まわる三万近い損害をあたえ、米国民を震撼させた栗林忠道中将麾下の硫黄島守備隊―世界の戦史にその名をとどめた未曽有の攻防戦を、日米の公式記録はもとより、手紙・日記類にいたるまで詳細に調べあげ、生存者の証言をも得て、極限状況の戦場を赤裸々に描いた感動の記録。

『航空テクノロジーの戦い 「海軍空技廠」技術者とその周辺の人々の物語』碇義朗

N-114

航空テクノロジーの戦い 「海軍空技廠」技術者とその周辺の人々の物語』碇義朗

エレクトロニクス、新幹線、カーメカニックと、世界中が注視した技術開発の原点がここにある。敗戦を迎え、つばさをもがれた空技廠の面々は、焦土と化した国土から不死鳥の如く蘇り、戦後成長の一翼を担った―不可能を可能にした技術者たちの強靱な精神と研鑽と力の結集を肉声で綴る感動のノンフィクション。

『黄塵の中 かえらざる戦場』伊藤桂一

N-115

黄塵の中 かえらざる戦場』伊藤桂一

「蛍の河」で第46回直木賞を受け、以来、悲しき戦記の数々を発表、その一作一作で戦旅に生き永らえた者の宿業を果たしつつ、兵隊という名の悲しき人間の生と死と愛と憎しみとを、戦場の点綴の中に写して、大いなる感動を伝える伊藤桂一の世界―黄塵吹く戦場裡に突発した奔敵上等兵の真実を描く表題作ほか9編。

『航跡 造船士官福田烈の戦い』古波蔵保好

N-116

航跡 造船士官福田烈の戦い』古波蔵保好

日本海軍の期待を担いつつ、不沈の名を誇った戦艦「大和」「武蔵」は、ついにその使命を果たし得なかったが、軍艦建造の秀れた技術は、戦後の日本造船に豊かな実りをもたらした―軍縮条約下の制限時代から大戦中のブロック式建造まで、軍艦建造にかけた人々の苦闘の足跡を一造船士官を軸に描いた感動の記録。

『私論 連合艦隊の生涯 興隆と滅亡の軌跡』豊田穣

N-117

私論 連合艦隊の生涯 興隆と滅亡の軌跡』豊田穣

勝海舟以来、類なき変遷の荒波を凌いだ明治の揺籃期から、戦艦「大和」の出撃まで、その栄光と瓦解を巨視的に捉え、組織と人の海軍に光芒をあてた連合艦隊盛衰記―今日にいたるも不明のミッドウェー・レイテ沖海戦の謎に終止符を打つ新説を携え、日本海軍の戦いの空白を埋める直木賞作家の渾身の力作一千枚。

『あゝ海軍特年兵 ある青春の死線彷徨』井上理二

N-118

あゝ海軍特年兵 ある青春の死線彷徨』井上理二

罪もなく、汚れもなく、まだ母の香の恋しい十四歳の身で海軍に入り、その不条理と不毛の檻の中で、幼き青春を磨耗しつつ、弾丸雨飛の海原にかり出されて凄烈な戦いを演じ、無残にも血の海の中に屍をさらした“幻の兵士”たちの奇しき体験を綴った感動の戦記。海軍沿革史からも消された“特年兵”の苦闘の足跡。

『続々・ヒコーキの心 アントワネット号から最強地上攻撃機まで』佐貫亦男

N-119

続々・ヒコーキの心 アントワネット号から最強地上攻撃機まで』佐貫亦男

芸術的センスのあふれる英仏海峡横断機から天翔ける騎士たちの空中戦、そして超音速の高々度機まで―64種の名機が奏でるエンジンのハーモニーを軽やかな筆で認めたベストセラー第3弾。世界各地を翼にたくして訪れたヒコーキ博士・佐貫亦男が、航空90年の歩みの中に彩られたロマンを綴る。

『海軍の逸材 堀悌吉 海軍良識派提督の生涯』宮野澄

N-120

海軍の逸材 堀悌吉 海軍良識派提督の生涯』宮野澄

軍国主義台頭の激流の中で国際的視野に立ち、軍縮をとなえて戦争に反対、志半ばにして海軍を追われ、失意のうちに軍需産業に身を投じなければならなかった海軍良識派の提督―いかなる局面に直面しても、冷静さとユーモアを失わず、狂いのない見通しと判断を持ち、人間愛を貫き通して、信念に殉じた男の生涯。

『連合艦隊作戦参謀 黒島亀人 一国の命運を分けた山本五十六と黒島亀人』小林久三

N-121

連合艦隊作戦参謀 黒島亀人 一国の命運を分けた山本五十六と黒島亀人』小林久三

連合艦隊司令長官山本五十六の懐刀として真珠湾奇襲攻撃、ミッドウェー作戦など幾多の大作戦を立案推進し、ついには特攻作戦をも着想した「奇人参謀」の人間物語。巨人・山本五十六の「影」となって補佐役を勤め、その偏愛をうけ重用された「昭和の秋山真之」の生涯を社会派推理小説の旗手が描いた話題の海軍人物伝。

『決戦機疾風 航空技術の戦い 知られざる最高傑作機メカ物語』碇義朗

N-122

決戦機疾風 航空技術の戦い 知られざる最高傑作機メカ物語』碇義朗

「日本最高の傑作戦闘機」と米軍に語らしめた日本陸軍の二千馬力戦闘機・疾風―日米開戦とともに設計に着手され、苛烈さを増す最前線の期待を担って登場した高性能機。その誕生までの設計陣の足跡、奇蹟のエンジンと呼ばれた“誉”発動機の開発秘話、比島・沖縄戦での疾風の奮戦を描く感動のノンフィクション。 →新装解説版(N-1327)アリ

『連合艦隊戦訓48 戦訓から学ぶ発想の転換』佐藤和正

N-123

連合艦隊戦訓48 戦訓から学ぶ発想の転換』佐藤和正

敵を知り己れを知れば百戦危うからず。時代の変化をいち早く読み、発想の転換をせまられるビジネス社会(戦場)で勝ちぬき、繁栄(勝利)をもたらすための戦略・戦術の指針──日本海軍が太平洋戦争で得た戦訓の中から、勝負の決め手となった〈成功と失敗〉の事例をとりあげ、企業戦線の発想に活かす話題の書。

『砲術艦長黛治夫 海軍常識を覆した鬼才の生涯』生出寿

N-124

砲術艦長黛治夫 海軍常識を覆した鬼才の生涯』生出寿

太平洋戦争とは欧米的な発想と日本的な発想との勝負であったとも言われる―レイテ沖海戦で敵空母群を猛撃、大胆にして細心、常に目的意識を見失うことなく、自己を鮮明に標榜して発想する日本海軍稀有の人材。開戦とともに生起した航空決戦にのぞまなければならなかった名砲術指揮官の苦悩の道を描く人物伝。

『弓兵団インパール戦記 撤退の捨て石、1対15の戦い』井坂源嗣

N-125

弓兵団インパール戦記 撤退の捨て石、1対15の戦い』井坂源嗣

物量・装備ともに日本軍をはるかにしのぐ英印軍を相手に、敵将を驚嘆させる戦いをビルマの山野に展開した最強部隊・弓兵団―非情な「インパール撤退路の確保」の命令一下、緒戦、“アラカンの花”と謳われた矜持を胸にいだき、崩れゆく戦勢の只中に身を投じた一兵士が、戦場の実相を赤裸々に綴る感動の戦記。

『ひまわりの勲章 実録兵隊戦記』伊藤桂一

N-126

ひまわりの勲章 実録兵隊戦記』伊藤桂一

奥深く混沌とした戦場から生みだされる悲しき兵隊たちのそれぞれの人間模様。死と隣り合わせのはるかな戦野で、数多の辛酸をなめながらも戦いつづけなければならなかった男たちを、鮮烈に謳いあげる感動の戦記。みずからの兵隊体験を礎に、戦場での人間群像を慈愛をこめた筆にたくした代表作。表題作ほか8篇。

『ドイツ道具の旅 道具が語りかけるドイツ再発見の旅』佐貫亦男

N-127

ドイツ道具の旅 道具が語りかけるドイツ再発見の旅』佐貫亦男

近頃、とみにドイツ製品が好まれている。それは完璧さの故であろうか。では、なぜドイツ人は完璧な道具を作り出す知恵に傑出しているのだろうか。世界を駈けるヒコーキ博士・佐貫亦男が、ドイツを旅する中で出会った道具たちを通してドイツ人の意識構造を他民族と比較しながらさぐるベストセラー、話題の一冊。

『連合艦隊の栄光 太平洋海戦史』伊藤正徳

N-128

連合艦隊の栄光 太平洋海戦史』伊藤正徳

「伊藤の前に伊藤なく、伊藤の後に伊藤なし」(小泉信三)と謳われた比類なき大海軍記者が綴る感動の太平洋海戦史―連合艦隊の死をなげきとむらう者がないのを憤り、悲しみつつ、「連合艦隊の最後」を認めた著者が、さらに年をへて、ほとばしる情熱のすべてをかけて綴った“伊藤戦史”の掉尾をかざる不朽の名著。 →新装版(N-864)新装解説版(N-1307)アリ

『海軍魂 若き雷撃王村田重治の生涯』山本悌一朗

N-129

海軍魂 若き雷撃王村田重治の生涯』山本悌一朗

日本海軍には、勇猛果敢な "海軍魂" というものがあり、それぞれの人がそれぞれの持ち場でこれを発揮した。「雷撃の神様」と呼ばれた男、村田重治大佐は典型的な飛行機乗りとして "海軍魂" を極限にまで発揮した。といっても、彼はつねに悠々として、大言壮語せず、上官におもねらず、部下を軽視せず、信頼と敬愛を一身に集めた人物だった。

『ルソンの挽歌 最悪の戦場 比島戦記』江崎誠致

N-130

ルソンの挽歌 最悪の戦場 比島戦記』江崎誠致

兵は何のために、だれのために死んでいったのか。一兵士として、“青春”を戦争のまっただなかに埋め、落日の戦場を彷徨しなければならなかった著者が、苛烈なる原体験をいしずえに生みだされた感動の戦場ドキュメント―比島戦線の実相を赤裸々に描いて直木賞を受賞した著者が最悪の戦場を再び捉えた話題作。

『のらくろ ひとりぼっち 夫・田河水泡と共に歩んで』高見沢潤子

N-131

のらくろ ひとりぼっち 夫・田河水泡と共に歩んで』高見沢潤子

漫画『のらくろ』の誕生から六十年―日本漫画の王者・田河水泡先生の妻が、笑いとペーソスと味わい深いゆたかな人生を綴る感動のエッセイ。のらくろ先生と私、そして「サザエさん」の長谷川町子氏ほかのお弟子さんたちとのふれ合いなど、昭和の世相を背景にして流麗な筆致で描いた話題のライフ・ストーリー。

『山本五十六の最期 検死官カルテに見る戦死の周辺 』蜷川親正

N-132

山本五十六の最期 検死官カルテに見る戦死の周辺 』蜷川親正

昭和十八年四月十八日、山本五十六連合艦隊司令長官搭乗機は、ブーゲンビル島上空で撃墜された―その墜落現場で、最初に山本五十六を検死した“消された一軍医”の手になる遺された一冊の黒い手帳は、いったい何を語りかけるのか。関係者をさがして歩いて三十余年、疑惑に彩られた“戦死”の謎に挑んだ話題作。

『地獄の戦場 ニューギニア戦記 山岳密林に消えた悲運の軍団』間嶋満

N-133

地獄の戦場 ニューギニア戦記 山岳密林に消えた悲運の軍団』間嶋満

戦死十一万五千名―死屍累々の最悪の戦場から生還した一兵士がつづる血涙の手記。人跡未踏、千古不斧の重畳たる山系を歩き、登りつづけたニューギニア第十八軍将兵たち。弾を捨て小銃も捨て、飯盒をいだき、飢えと寒さとマラリアにさいなまれた“知られざる戦い”の跡を克明に追った迫真のノンフィクション。

『指揮官たちの太平洋戦争 青年士官は何を考え、どうしようとしたか』吉田俊雄

N-134

指揮官たちの太平洋戦争 青年士官は何を考え、どうしようとしたか』吉田俊雄

零戦隊長あり、艦長あり、陸戦隊長あり多士済々―個性豊かなサムライたちが空に海に陸にくり拡げる感動の人間物語。中堅指揮官として最前線を駆けめぐり、懸命に戦った青年士官たちは、どう決断し、いかに行動したのか。31人の指揮官たちが死線を越えてみずからが体得した敵弾下の指揮・統率を伝える話題の書。

『英霊の絶叫 玉砕島アンガウル戦記』舩坂弘

N-135

英霊の絶叫 玉砕島アンガウル戦記』舩坂弘

「勇猛果敢の真実」ともいふべきものの自己証明の文学―と、三島由紀夫氏が絶賛したアンガウル玉砕島兵士の証言。二十倍にものぼる圧倒的な米軍との四十日間におよんだ“鉄と肉体”の凄惨な戦いを赤裸々に描き、南海の孤島に斃れた千百余名の戦友たちの“声なき叫び”をつたえる感動のノンフィクション戦記。 →新装版(N-869)アリ

『秘めたる空戦 三式戦「飛燕」の死闘』松本良男

N-136

秘めたる空戦 三式戦「飛燕」の死闘』松本良男

ソロモン、ニューギニア、フィリピンの空に熾烈なる戦いをくりひろげ、特別攻撃隊の直掩戦闘機として非業の死を目のあたりにしながらも、奇蹟の生還を果たした不撓不屈の男―学窓から戦闘機搭乗員へと転じた若者が、三式戦「飛燕」とともに一瞬の決断にかけた蒼空の戦いの日々を描いた臨場感あふれる空戦記。 →新装解説版(N-1323)アリ

『戦闘機「飛燕」技術開発の戦い 日本唯一の液冷傑作機』碇義朗

N-137

戦闘機「飛燕」技術開発の戦い 日本唯一の液冷傑作機』碇義朗

“和製メッサー”と呼ばれた日本で唯一の液冷エンジン戦闘機・飛燕―格闘性能を合わせもつ高速機として万能戦闘機の名を冠せられた傑作機。その美しい姿態に秘められた設計チームの苦悩と、実戦場での血と汗と涙の苦闘の数々を描き好性能を発揮することなく終末を迎えた悲しき生涯を捉えたノンフィクション。

『拝啓天皇陛下様 庶民派作家が描く兵隊人情の世界』棟田博

N-138

拝啓天皇陛下様 庶民派作家が描く兵隊人情の世界』棟田博

渥美清が主演で映画化された感動の兵隊物語―規律のきびしい軍隊の内務斑で中国大陸の戦野で、そして戦後の混乱した社会のかたすみで、たくましく生きる下積みの男のユーモアとペーソスあふれる人生ドラマ。庶民派作家・棟田博が、四十年余りの歳月をかけて営々ときずきあげてきた温故知新、兵隊人情の世界。

『兵隊よもやま物語 用語で綴るイラスト・エッセイ』富沢繁

N-139

兵隊よもやま物語 用語で綴るイラスト・エッセイ』富沢繁

無情の赤紙いたるとき、覚悟はきめたはずなれど、ああ軍隊のやるせなさ…。帝国陸軍兵隊生活粒々辛苦の知恵と、兵隊人情の機微を、コミカルイラストと共にユーモアあふれるエピソードの数々で軽妙洒脱に伝えるイラスト・エッセイ。現代人には想像もつかない軍隊の暮らしと用語のすべてが分かる帝国陸軍物語。

『続・あゝ伊号潜水艦 水中特攻隊の殉国』板倉光馬

N-140

続・あゝ伊号潜水艦 水中特攻隊の殉国』板倉光馬

全長十四・七メートル・直径一メートル・炸薬量千五百五十キロ、いかなる巨艦も一瞬にして轟沈する人間魚雷「回天」―不沈の潜水艦長“イタクラ”が、回天戦に殉じた幾多の若き有為の特攻隊員たちとともに過ごした苛酷、純潔の日日を回想し、その短くも華麗なる青春群像をいまに語りつぐ感動のノンフィクション。

『軍艦物語 太平洋海戦を彩った12隻の生涯』佐藤和正

N-141

軍艦物語 太平洋海戦を彩った12隻の生涯』佐藤和正

海の戦いは、つねに一瞬に決まる―。乗員はみずからの生と死を“艦”にゆだね、砲煙の海原に一体となってその任務を全うする。そこには人の運命とおなじく、軍艦それぞれの“運命”があった。太平洋戦史のなかで、ひときわ個性ゆたかに海戦を彩った十二隻の日本艦船の生涯をえがいた感動のノンフィクション。

『幻の新鋭機 逆転を賭けた傑作機』小川利彦

N-142

幻の新鋭機 逆転を賭けた傑作機』小川利彦

日本唯一の先尾翼機として異彩をはなつ迎撃戦闘機震電。七十五ミリ砲を搭載し“空飛ぶ高射砲”の異名を持つキ109特殊防空戦闘機など、戦争の終結によって陽の目をみることなく潰えた日本陸海軍試作機五十機をメカニカルな視点でとらえた話題作。イラスト・精密図面を駆使して浮き彫りにされる幻の名機。各要目付。 →新装解説版(N-1335)アリ

『戦艦「大和」最後の艦長 海上修羅の指揮官』生出寿

N-143

戦艦「大和」最後の艦長 海上修羅の指揮官』生出寿

危機のなかにあっても、常に泰然自若、しかも臨機応変、戦さ強者にして巧者の評価をほしいままにした“修羅場の指揮官”の素顔を浮き彫りにした話題作。沖縄海上特攻指揮官として砲煙弾雨の中、露天の戦艦「大和」防空指揮所で最後まで戦いつづけ、三千余の将兵と共に消えた提督の生涯を描く海軍名将伝。

『望郷の戦記 奇蹟の一式陸攻』蔵増実佳

N-144

望郷の戦記 奇蹟の一式陸攻』蔵増実佳

防御力ゼロに等しい一式陸攻を駆って、日米攻防たけなわのソロモンの大空に出撃をくり返すこと二百余回―。搭乗員の墓場といわれたラバウルで中隊長、小隊長、つぎつぎと戦死して、愛するペアもまた暗夜の海上に未帰還となり声なき死闘の中で万余の銃火をくぐりぬけ生還を果たした空の男の感動の空戦記。

『海軍くろしお物語 温故知新ちょっといい話』福地周夫

N-145

海軍くろしお物語 温故知新ちょっといい話』福地周夫

九州の片田舎の貧農の家に生まれ、努力をかさねて海軍兵学校に入校、時代の荒波に呑まれ翻弄されつつも幾多の海戦に赴いた大海軍の異才が綴る帝国海軍こぼれ話―昭和の平和の時から日華事変、そして空母「翔鶴」運用長として猛火と戦った太平洋戦争、戦後の時代へと到るまで海軍生活二十五年の秘話を語る。

『兵隊やくざ 貴三郎一代』有馬頼義

N-146

兵隊やくざ 貴三郎一代』有馬頼義

勝新太郎主演で話題を呼んだ痛快な兵隊物語―ビンタも、階級も、軍律も通じない一等兵・大宮貴三郎が、満州の荒野にくりひろげるユニークで、無頼の軍隊生活。戦争にゆがめられながらも、なお人間性を失わない人々の姿を活写する。三年有余にわたる直木賞作家みずからの軍隊体験に裏打ちされた感動の代表作。

『ヒトラーのいちばん長かった日 ドイツ第三帝国の崩壊と総統の死』福島克之

N-147

ヒトラーのいちばん長かった日 ドイツ第三帝国の崩壊と総統の死』福島克之

天才かそれとも狂人か―愛人エヴァ・ブラウンとの結婚式を挙げたヒトラーはそれから十数時間後に、みずから生命を絶った。死後半世紀をへた今日においても、世界の第一級ドキュメントの座に君臨しているヒトラーをめぐる怪奇な謎。独裁者の戦慄の二十四時間を内外の膨大な資料を駆使して描いた迫真のドラマ。

『日本の傑作機 図説・飛行機事典』小川利彦

N-148

日本の傑作機 図説・飛行機事典』小川利彦

欧米の列強と肩をならべた九五式戦闘機から太平洋戦争終焉で陽の目をみることなく潰えた幻の新鋭機まで―世界最高水準をきわめた零式艦上戦闘機、飛燕、紫電改、疾風、五式戦、全幅六十三メートルをこえる巨人機・富岳など、幾多の魅力あふれる傑作機たちを収録。ファン待望のイラスト版・日本の名機集大成。

『軍艦メカ開発物語 海軍技術かく戦えり』深田正雄

N-149

軍艦メカ開発物語 海軍技術かく戦えり』深田正雄

海上決戦の勝敗優劣を決するものは海軍技術の研究開発、その実用化が時宜に適うか否かにある―大艦巨砲、潜水艦、空母などは、いかなるシステムでどのように動くのか。またそれらを誰がどのように研究、維持整備するのか。人艦一体となって全能力を発揮すべく努めた技術士官たちの戦いを描いた軍艦兵器物語。 →新装解説版(N-1319)アリ

『奇蹟の飛行艇 大空に生きた勇者の記録』北出大太

N-150

奇蹟の飛行艇 大空に生きた勇者の記録』北出大太

全長三十六メートル、全幅四十メートル、一梃の機銃さえもない巨人飛行艇を駆って、襲いくる敵戦闘機群を蹴ちらし蹴ちらして、絶妙の神技を見せ、みごと大空の決戦に勝ち抜いたエース・北出が綴る空戦記。飛行時間七千時間、海軍の至宝と謳われた名パイロットが“炎”のごとき闘志を燃やした蒼空の死闘の跡を辿る。

『南溟の砲煙 海の男ホーンブロワー外伝』高橋泰邦

N-151

南溟の砲煙 海の男ホーンブロワー外伝』高橋泰邦

世界の冒険小説史上に不滅の名をのこす快男子が東洋へやってきた。列強の野望渦巻く十九世紀の南シナ海を舞台に、ナポレオン戦争で令名を謳われた英国海軍の至宝ホレイショ・ホーンブロワー提督が大海賊船団と痛快無比の戦いをくりひろげる波瀾万丈の物語。

『沖縄 日米最後の戦闘』米国陸軍省(編)外間正四郎(訳)

N-152

沖縄 日米最後の戦闘』米国陸軍省(編)外間正四郎(訳)

太平洋戦争を終結させ、日本の運命を決した“最後の戦い”の全貌―米軍総兵力四十五万、たいする日本軍十万、両軍死力の限りをつくした九十日間にわたる未曾有の戦闘を描くノンフィクション。米国陸軍省が攻略戦に参加した記録班や日本側の資料を網羅して構築した“沖縄戦史”の決定版。図版・写真多数収載。

『戦闘機入門 銀翼に刻まれた栄光』碇義朗

N-153

戦闘機入門 銀翼に刻まれた栄光』碇義朗

大空の騎士リヒトホーヘンが飛んだ複葉機の時代から、ジェット機が高速で旋回する現代の空まで―日本機の制式名称の由来や初の音速を記録したP38ライトニング、見えないステルス機が見える話など、戦闘機に関する洞察に富んだ話題八十項目をあつめたファン待望の一冊。細部にわたるメカニック図面多数収載。

『続・兵隊やくざ 続・貴三郎一代』有馬頼義

N-154

続・兵隊やくざ 続・貴三郎一代』有馬頼義

勝新太郎主演で話題を呼んだ痛快な兵隊映画の原作―軍律や階級や組織さえも怖れず、ケタ外れの行動力をもつ大宮とインテリやくざの上等兵の名コンビが、大戦末期の中国大陸を舞台にくりひろげる奇想天外のドラマ。軍隊を脱走した二人と彼らを追う憲兵伍長との対決を軸に生々しい迫力で時代を描く感動の物語。

『海軍中将大西瀧治郎 「特攻の父」と呼ばれた提督の生涯』秋永芳郎

N-155

海軍中将大西瀧治郎 「特攻の父」と呼ばれた提督の生涯』秋永芳郎

海軍中将大西瀧治郎。山本五十六と共にはやくから大艦巨砲を排して航空機の重要性を説き、真珠湾攻撃の立案に奔走。戦勢の傾斜と共に一航艦長官となり、苦悩のはてに、遂に神風特攻の断を下し、数百名におよぶ若者を送り出す。敗戦の翌日、自刃。本書は全生涯を平易流麗な筆致で描いた感動のノンフィクション。

『雷撃のつばさ 海軍下士官空戦記』世古孜

N-156

雷撃のつばさ 海軍下士官空戦記』世古孜

情け無用の大空の墓場で、若き搭乗員は何を見、いかに戦ったか―計算されつくした冷静な読みと、強靱な意思、平常心をもって、凄まじい対空砲火をくぐり敵艦に肉薄し、雷撃する―若者のその不撓不屈の精神は、どこから来たのか。戦後四十年の醸成の時間をへて、初めて綴られた天山艦攻搭乗員の感動の手記。

『謀略の海域 消えた核燃料運搬船』木村譲二

N-157

謀略の海域 消えた核燃料運搬船』木村譲二

中国とベトナムが主権をとなえるアジア最後の宝庫・南沙アイランズ。南シナ海を舞台に埋蔵石油をめぐる利権争いと、その背後で暗躍する国際シンジケートが狙う日本の核燃料運搬船―核ジャックに対抗する海上自衛隊SEAL隊員の活躍を軸に局地紛争解決に動く護衛艦隊の決断を描くネオ・バーチャル・ノベル。

『日本の飛行機王中島知久平 日本航空界の一大先覚者の生涯』渡部一英

N-158

日本の飛行機王中島知久平 日本航空界の一大先覚者の生涯』渡部一英

幼き日々から体力、胆力に秀で、苦学の末、海軍機関学校に入校。高邁な識見を抱いて退役し、航空機製造に心血をそそぐ――国産製造を心情として小事に拘泥せず、技術向上に努め、世界屈指の中島飛行機会社を一代で築き上げた希代の企業家。一途に国を愛し、国防に命をかけた型破りの大人物の生涯を活写する。

『九七重爆隊空戦記 サリーの防御はゼロだった』久保義明

N-159

九七重爆隊空戦記 サリーの防御はゼロだった』久保義明

全幅二十二・五メートル、全長十六メートル、最大速力時速四百七十八キロ、米軍からは、サリーと呼称された陸軍九七式重爆撃機―熾烈な日米航空戦を防御力なき旧式重爆撃機で戦いぬいた六名の搭乗員たち。以心伝心、人も機体も真に一体となって、劣悪な条件を克服し、それぞれの責務に専心した男たちの心情と行動を綴る感動のノンフィクション。

『空のよもやま物語 空の男のアラカルト』わちさんぺい

N-160

空のよもやま物語 空の男のアラカルト』わちさんぺい

憧れの大空にはばたき、死と隣合わせの青春の真っただ中を日本軍用機とともに生きた男のロマン―古きよき航空時代から苛烈な大戦期まで、四季折々の銀翼にふれて、滞空時間八百時間のベテランわちさんぺいが、絵筆と健筆をふるった“空の男”のエピソードの数々。ユーモアあふれる話題のイラスト・エッセイ。

『新司偵 キ46技術開発と戦歴』碇義朗

N-161

新司偵 キ46技術開発と戦歴』碇義朗

世界に先がけて、日本陸軍が独自に開発した戦略偵察機―百式司令部偵察機。敵地奥ふかく、高空を高速で一気に飛翔、貴重な情報をいだき、連合軍戦闘機群を尻目にゆうゆうと姿をくらます。日本の偵察機の黎明から、九七司偵、神風号、そして百式司偵にいたる苦難の足跡と実戦上での活躍を綴るノンフィクション。 →新装版(N-969)アリ

『サムライの翼 栄光なき青春の散華』鈴木英次

N-162

サムライの翼 栄光なき青春の散華』鈴木英次

ビルマの空の果てに青春を燃やし、不惜身命の大空の戦いに身を挺した二十歳の空の男たち――明日をもしれぬ命と知りつつも、戦いに己を賭けた若き搭乗員への限りなき哀惜を、ペンとカメラに託して語り伝える前線特派員の感動作。苛烈な戦場に見た撃墜王たちの人間模様を描く加藤隼戦闘隊と陸軍爆撃隊の物語。

『軍国の少年 天皇の消えた日』升本喜年

N-163

軍国の少年 天皇の消えた日』升本喜年

敗戦を迎え、一人の陸軍幼年学校生徒は、新たな人生の指針をいかにして見つけたのか――天皇の軍隊のエリートをめざし、将校生徒の矜持を抱いた少年が、懊悩の果てに安息の地に辿りつくまでを、戦中戦後の熊本幼年学校を軸に活写した感動作。荒廃した世相に翻弄されつつもたくましく生きた若人たちの青春群像。

『ひよっこ特攻 ハイテク艦隊vs複葉機特攻』永沢道雄

N-164

ひよっこ特攻 ハイテク艦隊vs複葉機特攻』永沢道雄

圧倒的な装備と物量を誇る米軍機動部隊を相手に、旧式の複葉機と水上機を駆って突入していった海軍特攻隊員たち。大戦末期、想像を絶する〈死と直面〉した良識の身の青年たちは、いかにして出撃の時を迎えたのか。毅然として、あるいは懊悩の末に死んでいった彼らの心情とその道程を描く感動のノンフィクション。

『ビルマの耳飾り 悲劇のインパール戦線』武者一雄

N-165

ビルマの耳飾り 悲劇のインパール戦線』武者一雄

悲劇のインパール戦線。福島兵長の忍法と、ビルマの少女マーチャとの約束、そして耳飾りに込められた願いとは!?悲劇のインパール作戦に参加しビルマの少年少女とも親しんだ著者の体験に基づく作品。/◆銃剣の先に◆パコダの国◆進撃◆虎の首高地をとれ◆蛇の口陣地の苦戦◆インパールは眼下に◆アラカンの悲雨◆マーチャの耳飾り◆祈り

『わが心のキティホーク 世界航空史跡探訪』木村秀政

N-166

わが心のキティホーク 世界航空史跡探訪』木村秀政

戦時下に世界記録を樹立した航研機、A26、そして戦後初の国産機YS11の開発に心血をそそいだ〈航空機博士〉が、人と飛行機のふれ合いを綴る航空ロマン。ライト兄弟飛翔の地キティホークを一リンドバーグやブレリオなど、空の開拓者たちの足跡を世界各地に訪ね歩いた16年間の集大成。

『幻の戦闘機 「零戦」後の陸海軍機の開発秘話』碇義朗

N-167

幻の戦闘機 「零戦」後の陸海軍機の開発秘話』碇義朗

大戦下の厳しい状況の中で、物量を誇る米軍機に対抗すべく、画期的な戦闘機づくりに賭けた航空技術者たちの知られざる戦い―烈風、陣風など、戦場の空を飛ぶことなく潰えた“幻の名機”の全貌を捉え、戦後の技術大国日本の発展の礎となった開発精神の神髄を描いた感動のノンフィクション。写真図版百点収載。

『海軍中攻決死隊 九六陸攻操縦者の死闘』横山長秋

N-168

海軍中攻決死隊 九六陸攻操縦者の死闘』横山長秋

乗員八名、双発、航続力と操縦性を誇る海軍攻撃機―渡洋爆撃に、そして、プリンス・オブ・ウェールズ撃沈の誉れたかい名機九六陸攻パイロットたちの一挙一動とその心情を赤裸々に描いた太平洋戦争空戦記。グラマンとの死闘の中で、みずからの肉体に銃弾を浴びながらも窮地をきりひらいた予科練出身の若き搭乗員が綴る感動のノンフィクション。

『陸軍歩兵よもやま物語 野戦&行軍アラカルト』斎藤邦雄

N-169

陸軍歩兵よもやま物語 野戦&行軍アラカルト』斎藤邦雄

汗と埃にまみれて、戦野を駆けまわること幾年月、その距離なんと一年で三千六百キロ。歩兵とは疲れるものなり…。下っぱ兵の身であれば、重い装備を山積みにして、泣く泣く進んだ強行軍。つのる思いは故郷のことばかり。足と根気だけがたよりの戦場ぐらしの日々を軽妙洒脱に描いた話題のイラスト・エッセイ。

『第二次世界大戦秘史 外務省情報部長が綴る歴史の謎』加瀬俊一

N-170

第二次世界大戦秘史 外務省情報部長が綴る歴史の謎』加瀬俊一

戦争という極限状況下で発揮される最高度の知恵と暴力―人類史上最大最悪の戦争の隠された歴史の謎を、外務省北米課長、英帝国課長、情報部長などを歴任し、ミズーリ号の降伏文書調印式に重光葵とともに列席した元外交官が、スターリン、ヒトラーなど各国要人と相見えた貴重な体験をもとに描く戦慄の話題作。

『海軍式気くばりのすすめ 海軍スマート術に学ぶ』幾瀬勝彬

N-171

海軍式気くばりのすすめ 海軍スマート術に学ぶ』幾瀬勝彬

大空で学んだ男の磨き方、磨かれ方おしえます―いまをスマートに、そして充実して生きるためには、男はどうあらねばならないのか。元アナウンサーの異色の推理作家が、飛行予備学生として海軍で学んだ当意即妙の“気くばり”のポイントを軽やかにつたえる男の作法22章。軽妙洒脱につづるイラスト・エッセイ。

『八機の機関科(エンジニアリング)パイロット 海軍機関学校五十期の殉国』碇義朗

N-172

八機の機関科(エンジニアリング)パイロット 海軍機関学校五十期の殉国』碇義朗

熾烈な日米航空決戦によって兵学校出身のパイロットが払底する中、エンジニアリングオフィサーから選抜され、零戦、紫電などを操って空戦場裡を駆け抜けた八人の若者たち。機関学校五十期出身の異色のパイロットたちのひたむきな姿を軸に、蒼空と群青の海に散った同期の士官たちの青春を綴るノンフィクション。 →新装版(N-1055)アリ

『日本人とドイツ人 人間マツエと板東俘虜誌』棟田博

N-173

日本人とドイツ人 人間マツエと板東俘虜誌』棟田博

第一次大戦の青島で捕われの身となったドイツ兵捕虜九百三十九名を私淑させ、畏敬させた板東俘虜収容所長松江豊寿。日本で最初に「第九交響曲」を演奏したドイツ捕虜と日本の若者たちの管弦楽団の逸話などドイツ兵と四国徳島板東の人々との民族を越えた人間愛をえがいた感動の物語。

『空母入門 動く前線基地徹底研究』佐藤和正

N-174

空母入門 動く前線基地徹底研究』佐藤和正

第一次大戦の青島で捕われの身となったドイツ兵捕虜九百三十九名を私淑させ、畏敬させた板東俘虜収容所長松江豊寿。そのヒューマニズムを軸に、日本で最初に「第九交響曲」を演奏したドイツ捕虜と日本の若者たちの管弦楽団の逸話などドイツ兵と四国徳島板東の人々との民族を越えた人間愛をえがいた感動の物語。

『聯合艦隊作戦室から見た太平洋戦争 参謀が描く聯合艦隊興亡記』中島親孝

N-175

聯合艦隊作戦室から見た太平洋戦争 参謀が描く聯合艦隊興亡記』中島親孝

著者の中島親孝氏は、艦隊参謀として海軍の全作戦の機密の作戦計画、指導に従事してこられた貴重な経験の持ち主で、その記録には、米海軍の大軍を迎え撃った聯合艦隊の闘志の叫びとうめき声が聞こえてくるような気がする。とくに参謀という一般の読者には了解しにくい仕事の内容と苦心、その役割がよく分かる。(序・豊田譲)

『学徒兵らくだ君 脱線学徒兵の人間讃歌』たけだまこと

N-176

学徒兵らくだ君 脱線学徒兵の人間讃歌』たけだまこと

不器用で虚弱ながら、ひとこと口数の多い正義漢――兵隊にはまったく不向きな〈らくだ二等兵〉が、過酷な生活の中で人間らしく生きぬくために、上官たちとくりひろげる痛快無比の軍隊物語。不適な境遇におかれても柔軟に対応し、根性と気骨をもって兵隊たちの心をつかんでいった学徒兵をコミカルに描く話題作。

『奇蹟の中攻隊 予科練一期生の生還』東秋夫

N-177

奇蹟の中攻隊 予科練一期生の生還』東秋夫

敗色歴然たる昭和二十年、「戦果なき出撃は希望せず」と真情を吐露し、あえて特攻志願を拒否した飛行四千時間をこえるベテラン機長―予科練一期生としての矜持をいだき、苛烈な航空決戦を戦いぬいた九六陸攻・一式陸攻機長が、紅顔無垢なる若きパイロットたちを偲んで、初めて綴った感動のノンフィクション。

『戦艦入門 動く大要塞徹底研究』佐藤和正

N-178

戦艦入門 動く大要塞徹底研究』佐藤和正

造艦技術の研鑽の果てに誕生した世界を驚倒させた「大和」型戦艦―欧米列強に勝る戦艦を保有するため、大艦巨砲の道を極めた日本海軍八十年の足跡を辿る。重厚さと構造美を合わせもつ日本戦艦の全容を大戦下の十二隻を軸に、各国主力艦との比較を交えて詳解するビジュアル版“戦艦”徹底解剖。写真図版二百点。

『海軍技術研究所 エレクトロニクス王国の先駆者たち』中川靖造

N-179

海軍技術研究所 エレクトロニクス王国の先駆者たち』中川靖造

大戦中、勝敗の趨勢を決するといわれたレーダーの製作に挑んだ海軍エリート技術官―情報入手の道を閉ざされた最悪の環境の下で、最高度の技術開発に取り組まねばならなかった電波研究の中枢・海軍技術研究所の苦闘の日々を描く話題作。戦後、日本復興に大きな役割を果たした海軍の技術研究のノウハウを探る。

『最後の連合艦隊司令長官 勇将小沢治三郎の生涯』寺崎隆治

N-180

最後の連合艦隊司令長官 勇将小沢治三郎の生涯』寺崎隆治

兵学校時代から官僚主義や固定観念を嫌った小沢治三郎は、主体性と創造性に富んだ名戦略家であった。山本五十六らの「大艦巨砲主義から航空主兵主義」の思想を空母主体の機動部隊結成により実現。アウトレンジ戦法、レイテ沖海戦での囮艦隊など、大胆な作戦で常に敵将を翻弄した。日本を護るために海軍と運命をともにした、最後の連合艦隊司令長官の生涯を描く。

『巡洋艦入門 駿足の機動隊徹底研究』佐藤和正

N-181

巡洋艦入門 駿足の機動隊徹底研究』佐藤和正

条約制限下、英米に対抗する強力な艦隊を編成するため、個艦優越に賭けた日本海軍がその性能を極限まで追求した精強無比の巡洋艦―排水量に比して膨大な装備を搭載し、驚異的な航続力と高速力を優美な姿に秘めた連合艦隊の軽騎兵の竣工時から最終状態までの全てを、写真・図版二百点と共にビジュアルに詳解。

『人間吉田茂 昭和の大宰相の生涯』塩沢実信

N-182

人間吉田茂 昭和の大宰相の生涯』塩沢実信

宰相の器とは何か―敗戦後、六十六歳の身で、外交官から政治の舞台へ進出、明治人の気骨をもってマッカーサー司令部と渡りあい、日本の復興と独立に精魂を傾け尽くした“信念の政治家”“ワンマン宰相”の波瀾の生涯。昭和史に刻まれた三十一人の総理大臣の中で、ひときわ光彩を放つ“救国の政治家”の素顔。

『石油技術者たちの太平洋戦争 戦争は石油に始まり石油に終わった』石井正紀

N-183

石油技術者たちの太平洋戦争 戦争は石油に始まり石油に終わった』石井正紀

油の供給の豊富なる国は光り栄え、油のなき国は自然に消滅す―。南方に徴用された石油技術者七千人、密林ふかく分け入り、石油を採掘精製して日本へ還送し、太平洋戦争を支えた石油戦士たちの知られざる戦い。石油獲得を企図として実施されたパレンバン落下傘部隊“空の神兵たち”の活躍とともに描く話題作。

『軍医サンよもやま物語 軍医診療アラカルト』関亮

N-184

軍医サンよもやま物語 軍医診療アラカルト』関亮

砲煙弾雨ニモ負ケズ――。最前線に敵の弾丸をうけて倒れし者あれば、赤い十字のカバンを片手に馳せ参じ、ベッドの中で熱病に呻吟せし者あれば、不眠不休で看病する。〈医は仁術なり〉を戦場の真っ只中で実践する、戦う将兵たちのたのもしき味方“軍医ドノ”の孤軍奮闘の日々を描く話題のイラスト・エッセイ。 →新装版(N-939)アリ

『正義の雷鳴 第14空母戦闘群〈1〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-185

正義の雷鳴 第14空母戦闘群〈1〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

日本海の公海上で米情報収集艦が北朝鮮に拿捕された。次つぎに射殺されてゆく人質の乗組員たち。第二次朝鮮戦争勃発の危機の中、米大統領は新鋭原子力空母と海兵隊、特殊部隊SEALによる人質救出作戦「正義の雷鳴」を発動した…スーパー・キャリアーと戦闘機パイロットの壮絶な戦いを描くアクション巨篇。

『父と私の二・二六事件 昭和史最大のクーデターの真相』岡田貞寛

N-186

父と私の二・二六事件 昭和史最大のクーデターの真相』岡田貞寛

二・二六事件を素材にした文学作品や研究書は、これまでに夥しい数出版されてゐるけれど、襲はれた高官の家族の立場で書かれたものは無きにひとしい。「父と私の二・二六事件」といふ題名が示す通り此の著者でなくては書けなかった記述が随所に見られる。その意味でも、読んでゐて巻を惜く能はずの興趣を覚える。推薦の辞・阿川弘之

『帝国陸軍の最後〈1〉進攻篇』伊藤正徳

N-187

帝国陸軍の最後〈1〉進攻篇』伊藤正徳

日本の戦史を語るに、伊藤の前に伊藤なく、伊藤の後に伊藤なしとうたわれた第一級のジャーナリストが、民族のために命令を奉じて出陣し、遠い外地で自らの尊い生命を犠牲にした百四十余万将兵をいたみ、大いなる熱情と衰しみと全精魂をかたむけて、いかに戦いいかに敗れたかを渾身の筆で書き遺した畢生の大作。

『「死の島」ニューギニア 極限のなかの人間』尾川正二

N-188

「死の島」ニューギニア 極限のなかの人間』尾川正二

前人未踏の大自然の中で、東部ニューギニア十五万余の将兵は、連合軍との死闘を演じつつ、暑熱と闘い、悪疫と闘い、そして、飢餓と闘わねばならなかった。太平洋戦争中、最も悲惨な退却と戦史に記された戦場を凝視しながら、兵隊たちの生存を賭けた闘いの中で、戦争と人間の相克を描く感動のノンフィクション。第1回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

『ワイマールの落日 ヒトラーが登場するまで1918‐1934』加瀬俊一

N-189

ワイマールの落日 ヒトラーが登場するまで1918‐1934』加瀬俊一

第一次大戦後、苛酷な講和条項の首枷とインフレにあえぐドイツ民衆の前に現われた鉤十字の旗は、巧みな手管で全国土の空に翻った。絢爛華麗な文化を育んだ民主体制の崩壊は、なぜ生じたのか―当時、ドイツに駐在し、ヒトラーとも会談した著者が、国民の心情の移ろいをも交えてナチス支配の道程を克明に描く。

『帝国陸軍の最後〈2〉決戦篇』伊藤正徳

N-190

帝国陸軍の最後〈2〉決戦篇』伊藤正徳

東西五千キロ、南北六千キロにわたった広大な地域を掌中にした緒戦期をへて、攻勢終末点の遙か先に展開し、悲劇的な末路を辿ったガダルカナル、ニューギニア作戦。南方から東京へ、鉄路による資源の道を確保する遠大な計画を成しえた大陸打通作戦、泰緬鉄道の完成―明暗を分ける二大作戦の全貌を綴る第二篇。

『特攻 外道の統率と人間の条件』森本忠夫

N-191

特攻 外道の統率と人間の条件』森本忠夫

統率の外道―航空特攻作戦を発動した大西瀧治郎中将自らが述べた自殺攻撃に殉難の使徒となって散華した若者たち。なぜ彼らは、特攻という凄絶な死をむかえねばならなかったのか。気鋭のエコノミストが、 "十死零生" の作戦に命を賭けた昭和の日本人の実態を浮き彫りにし、特攻作戦の本質をとらえた感動の大作。

『サボ島沖海戦 米海軍史上最大の敗北』リチャード・F・ ニューカム(著)田中至(訳)

N-192

サボ島沖海戦 米海軍史上最大の敗北』リチャード・F・ ニューカム(著)田中至(訳)

昭和17年8月8日、ガ島沖に集結する敵船団に伝統の夜襲をかけた三川中将率いる巡洋艦部隊は、待ちうけた連合軍艦隊を完膚なきまでに打ちのめした。“史上最大の敗北”と米国ジャーナリズムを震撼させたソロモン海戦の全貌を、米濠司令官・各艦長の砲戦下の動向も据えて克明に描いた感動のノンフィクション。

『帝国陸軍の最後〈3〉死闘篇』伊藤正徳

N-193

帝国陸軍の最後〈3〉死闘篇』伊藤正徳

吾れ太平洋の防波堤とならん。連合軍の周到な物量攻撃をうけて、遠洋に隔絶した島々の防衛の困難と邀撃準備の遅れをみたアッツ、サイパンの陥落。戦局の全面的不況からの退勢挽回に挑み、インド進撃に望みを賭けた悲劇のインパール進攻戦。撤退の道を辿る絶対国防圏の崩壊と日米戦の天王山レイテの死闘を描く。

『東条英機 「東京裁判」の主役―軍人宰相の罪と罰(上巻)』亀井宏

N-194

東条英機 「東京裁判」の主役―軍人宰相の罪と罰(上巻)』亀井宏

強大な陸軍の力を背景に国民を扇動し、日本を戦争へ駆り立てた元凶―とされるTOJYOとは、いかなる人物であったのか?能楽宝生流の出といわれ、芸人の血が流れていたとされる日米開戦時の風雲の権力者の素面を、昭和史の点綴のうちに彷彿と描き、戦争の苦汁を忘れかけた現代に、爽涼なる感動を伝える陸軍人物伝!

『東条英機 「東京裁判」の主役―軍人宰相の罪と罰(下巻)』亀井宏

N-195

東条英機 「東京裁判」の主役―軍人宰相の罪と罰(下巻)』亀井宏

昭和20年8月15日、敗戦の日にわれらは不戦を誓った。だが、われらはその体質を変え、考える葦として行動し、社会の機構を、不合理を、官僚主義を、利己主義を打破して来たであろうか?第一級戦犯として極東軍事裁判で裁かれ、絞首された東條英機その人にのみ、専科と殺戮と愚昧の攻めを負わせて事足れりとする思想がわれらのうちにあ在り得たのではないか?

『レイテ沖海戦 日本海軍最後の艦隊戦闘(上巻)』佐藤和正

N-196

レイテ沖海戦 日本海軍最後の艦隊戦闘(上巻)』佐藤和正

参加兵力=日米水上艦艇百五十隻、航空機二千機。そこに費やされた日数、結集された人員など、壮大なスケールで展開された“史上最大の海戦”の全貌を今日的視野でとらえたノンフィクション大作。その後の戦局を決定的なものとし、現在も戦術論争が行われる日米戦のドラマを内外の資料と貴重な証言で構築する。

『帝国陸軍の最後〈4〉特攻篇』伊藤正徳

N-197

帝国陸軍の最後〈4〉特攻篇』伊藤正徳

歴戦の勝利に乗じた米軍の攻勢を迎え、確固たる指揮統率の下に、寸土の陣をめぐる死闘をくり返し、敵の大軍を長期にわたり釘づけにしたルソン、硫黄島、沖縄の戦い──敵将の心胆を寒からしめ、持久拘束の任を全うした勇将猛卒の奮戦と、沖縄戦で制式に実施され、米海軍を危機に追いつめた「特攻作戦」を描く。

『レイテ沖海戦 日本海軍最後の大激突(下巻)』佐藤和正

N-198

レイテ沖海戦 日本海軍最後の大激突(下巻)』佐藤和正

小兵力を数段に構え、機動攻撃をかけて敵を分断した日本海軍。大兵力を海上に張りつけて物量で押す正攻法の戦術をとった米海軍―史上最大の規模で展開された“レイテ湾突入作戦”の戦場を時々刻々に動きをとらえ、日米戦術の懸隔を浮き彫りにした話題作。栗田艦隊、謎の反転の真実にせまるノンフィクション。

『潜水艦入門 海底の王者徹底研究』木俣滋郎

N-199

潜水艦入門 海底の王者徹底研究』木俣滋郎

軽巡級の船体に三万浬の航続力と俊速を合わせ持ち、特殊攻撃機三機を搭載する巨大潜水艦、大戦末期に登場したイ400。比類なき“海底空母”を完成させた日本海軍潜水艦五十年の足跡を写真・図版三百点で徹底解剖。明治の輸入潜水艇から日本固有の艦隊型潜水艦など、各国代表艦も数多く詳解するビジュアル決定版。

『帝国陸軍の最後〈5〉終末篇』伊藤正徳

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帝国陸軍の最後〈5〉終末篇』伊藤正徳

本土上空を敵機の跳梁に委ねた陸軍は、敵大部隊を地上に迎えて乾坤一擲の大殱滅戦を行ない、その上で和平の道を探ろうとした―活路を求めて戦線を縮小するビルマ・中国の二大退却戦と圧倒的なソ連軍と激突した悲劇の関東軍盛衰記、そして空襲下に戦備を進めた本土決戦の全容と終戦工作を描く伊藤戦史完結篇。

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