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『怒りの咆哮 ブライト・ライトニング作戦 第14空母戦闘群〈2〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-201

怒りの咆哮 ブライト・ライトニング作戦 第14空母戦闘群〈2〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

タイ北部国境地帯を偵察飛行中のトムキャットが国籍不明のミグに撃墜された!何もないはずの密林の奥で何かが進行している。そしてバンコクで束の間の休日に憩う空母ジェファーソンと乗員たちが次の標的に…。東南アジアを揺るがす巨大な陰謀に立ち向かうF14戦闘機隊の活躍を描く航空アクション巨篇第二弾。

『ルソン戦記 若き野戦重砲指揮官の回想』河合武郎

N-202

ルソン戦記 若き野戦重砲指揮官の回想』河合武郎

大戦末期、日本陸軍に数少なき大口径砲四門を率いた弱冠二十二歳の中隊長が、マニラ北方要衝の山岳要塞陣地の死闘と敗走しつつも誇り高き将兵たちを描いた忘れられた戦場・フィリピン砲兵戦―。機械力と物量で綿密周到に押しよせる敵の前に壊滅した軍馬と人力に頼る日本砲兵の姿を綴る感動のノンフィクション。

『B29撃墜記 夜戦「屠龍」撃墜王樫出勇空戦記録』樫出勇

N-203

B29撃墜記 夜戦「屠龍」撃墜王樫出勇空戦記録』樫出勇

眼前にせまり来るB29の巨大な機体に、必殺の三十七ミリ砲の引鉄をひく―。対大型機用に開発された二式複座戦闘機「屠龍」を駆って、“超空の要塞”に挑んだ陸軍航空のエースが綴る感動の空戦記。日本重工業の中枢・北九州に襲いかかるB29と本土防空隊との熾烈な戦いの日々を克明にとらえた迫真のドキュメント。

『幻の秘密兵器 恐るべき先駆的技術の集大成』木俣滋郎

N-204

幻の秘密兵器 恐るべき先駆的技術の集大成』木俣滋郎

B29遊撃用に地上から電波で誘導させたロケット弾奮龍。重量二・九トンの特大成形炸薬爆弾桜弾。そして、対ソ戦用の自動経路記録機を搭載した伐開車など、日本陸海軍が極秘に設計・詩作した秘密兵器の全て。大戦末期、画期的な技術と着想で起死回生の決戦兵器に賭けた技術者たちの努力と成果。写真・図版多数。

『軍閥興亡史〈1〉日露戦争に勝つまで』伊藤正徳

N-205

軍閥興亡史〈1〉日露戦争に勝つまで』伊藤正徳

明治五年、天皇の身辺を警護する御親兵は「近衛兵」と名を改め、陸軍大将西郷隆盛がその都督となる―帝国陸軍は、創設以来、国民の信頼の中で成長し、国の強弱の尺度となり、また、国の発展の礎となって明治・揺籃期を駆けぬけた。列強重囲の中で、清国とロシアを相手に戦捷を果たした陸軍の指導統帥を描く。 →新装版(N-979)アリ

『加藤隼戦闘隊の最後 若き撃墜王たちの墓碑銘』宮辺英夫

N-206

加藤隼戦闘隊の最後 若き撃墜王たちの墓碑銘』宮辺英夫

映画に歌に謳われ、矢印のマークと共に広く親しまれた栄光の戦隊は、加藤戦隊長亡きあと、いかに戦いを続けたのか。第二中隊長として着任以来、戦勢かたむくビルマにあって、飛行隊長、最後の戦隊長と重責を担い、若き部下の苦闘とその最後をみとった空の男が綴る空戦記。 →新装版(N-879)アリ

『われレパルスに投弾命中せり ある陸攻操縦員の生還』岩崎嘉秋

N-207

われレパルスに投弾命中せり ある陸攻操縦員の生還』岩崎嘉秋

戦艦「陸奥」乗り組みの一水兵から大志を抱き、熱き思いを込めて操縦員への峻険を極め、飛行四千百三十九時間の大記録を持つ名パイロットが描いた感動の空戦記。九六陸攻、一式陸攻、月光を駆って、マレー沖海戦にガダルカナル争奪戦に、八面六臂の戦功を誇らず驕らず、つねに自己に打ち克った空の勇者が綴る。

『軍閥興亡史〈2〉昭和軍閥の形成まで』伊藤正徳

N-208

軍閥興亡史〈2〉昭和軍閥の形成まで』伊藤正徳

傑出した明治軍閥の亡き後、帝国陸軍はその反動の波に激しく洗われた。軍縮の時をへて昭和軍閥は台頭し、政党政治に根底から揺さぶりをかける。中国革命の余波をうける満州の日本権益を守るため陸軍は、ついに国策の正面に躍り出た。内外の不信をよそに、軍備拡張と政治進出に賭けた統制なき陸軍の実像を描く。 →新装版(N-984)アリ

『闘魂ビルマ戦記 サムライ重機分隊員の死闘』石井貞彦

N-209

闘魂ビルマ戦記 サムライ重機分隊員の死闘』石井貞彦

大兵力を投入して日本軍を迎え撃つ英印軍との血みどろの戦いの渦中で、つねに諦めることなく、豪胆機敏、火のごとく強敵中を駆けぬけた歴戦の苦強者が描く感動の重機関銃中隊奪戦記。人跡未踏のビルマ戦場“死の山脈”でくりひろげられた凄絶な死闘の様相を克明に再現する臨場感あふれるノンフィクション戦記。

『タラワ 米海兵隊と恐怖の島』ヘンリー・I.ショー(著)宇都宮直賢(訳)

N-210

タラワ 米海兵隊と恐怖の島』ヘンリー・I.ショー(著)宇都宮直賢(訳)

太平洋の日本勢力圏の南東端に位置するギルバート諸島タラワ環礁―その名を世界に知らしめた日米攻防“死と恐怖の七十六時間”を描くノンフィクション。米軍最強を誇る海兵師団と日本海軍陸戦隊がサンゴ礁の小島に展開した凄絶な死闘を時々刻々、詳細に綴り、米国を震憾させた上陸戦の全貌を浮き彫りにする。

『軍閥興亡史〈3〉日米開戦に至るまで』伊藤正徳

N-211

軍閥興亡史〈3〉日米開戦に至るまで』伊藤正徳

十九万人が戦死、九十五万人が傷つき病み、七十五万人が中国の戦野に呻吟する昭和十六年、陸軍は新たに米英を敵とする大戦争に国運を賭けようとした。日中戦争の収拾、日独軍事同盟、南部仏印進駐を軸に、陸軍中堅の専横と日米外交に専念する東条首相の苦悩を綴り、陸軍が政治を支配した動乱昭和の落日を描く。 →新装版(N-990)アリ

『一式陸攻雷撃記 海軍七六一空の死闘』井上昌巳

N-212

一式陸攻雷撃記 海軍七六一空の死闘』井上昌巳

日本海軍の主力攻撃機・一式陸上攻撃機―装甲も薄い別名“ワンショット・ライター”と呼ばれた同機を駆り、敵グラマンの跳梁する非情の空に挑み、必中の雷撃に命をかけたサムライたちの死闘。苛烈な極限状況下に置かれた青年たちはいかに生き、闘い、そして斃れていったのか。苦闘の日々を綴る感動の空戦記。

『魔性の歴史 マクロ経営学からみた太平洋戦争』森本忠夫

N-213

魔性の歴史 マクロ経営学からみた太平洋戦争』森本忠夫

生産力20倍の米国に対して戦いを挑んだ日本の指導者たちは、太平洋戦争をどう捉えていたのか。泥沼化した中国大陸の戦場を尻目に、国家総力戦の経営原則をわきまえず自暴自棄の戦争を推進させた昭和日本の思考様式を徹底的に究明―戦時下の日米の経済格差を比較検討し、合理性を欠いた戦争経営の実体を綴る。

『下士官たちの太平洋戦争 中堅戦力は何を思い、どう行動したのか』小板橋孝策

N-214

下士官たちの太平洋戦争 中堅戦力は何を思い、どう行動したのか』小板橋孝策

士官と兵のはざまにあって実質上、戦闘部署のいっさいを掌握し、信念に徹して努力を惜しまず、部下を慈しみ、つねに戦う者の原動力として、第一線の重責を担った下士官たち―ある者は操縦員として、またある者は機関室員として、一機一艦におけるそれぞれの現場で奮起した若者たちの苦闘の足跡を証言で辿る。

『二式大艇空戦記 海軍八〇一空搭乗員の死闘』長峯五郎

N-215

二式大艇空戦記 海軍八〇一空搭乗員の死闘』長峯五郎

昭和二十年三月、特攻「銀河」二十四機の誘導機として二式飛行艇を駆り、二千六百キロ彼方の南洋に出撃、奇蹟の生還をとげた神風特別攻撃隊員が綴る話題作。大戦末、哨戒、索敵、触接、遠距離輸送と苦渋に満ちた激務の中で、ペア同士の絆で結ばれつつ任務遂行の果てに散った若き搭乗員たちの素顔を赤裸々に描く。

『ハルマゲドン・モード 第14空母戦闘群〈3〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-216

ハルマゲドン・モード 第14空母戦闘群〈3〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

対立するインドの突然の侵攻に晒されたパキスタンがついに核実験に成功した。軍事力に劣る彼らがもし一発でも原爆を使用すれば…。反目しながらも核戦争阻止に出動した米国とロシアの空母部隊を対艦ミサイルの群れが襲う!灼熱のアラビア海を舞台にハイテク兵器を駆使した現代の闘いを描くアクション大作。

『駆逐艦入門 水雷戦の花形徹底研究』木俣滋郎

N-217

駆逐艦入門 水雷戦の花形徹底研究』木俣滋郎

日露戦争で絶大な威力をしめし、第一次大戦でその戦術が確立された駆逐艦―世界の烈強に衝撃をあたえた“特型”艦をはじめ、個艦優越にかけた日本海軍が造り上げた名駆逐艦のすべてを詳解するビジュアル決定版。酸素魚雷・次発装填装置・長十センチ砲など搭載兵器から各国代表艦も網羅。写真図版三百五十点。

『沖縄 悲遇の作戦 異端の参謀八原博通』稲垣武

N-218

沖縄 悲遇の作戦 異端の参謀八原博通』稲垣武

戦後、米軍から最大の評価をうけた沖縄守備隊の戦い。その専守持久戦を主導した高級参謀八原博通大佐―軍首脳部の攻勢一辺倒の重圧の中で、孤立しつつも冷静、合理的な判断を下した作戦主任の戦略思想とはなにか。陸大に最年少で入校、米国留学の経歴を持つ男の真実の姿を、沖縄戦の全貌とともに描く話題作。

『独ソ大戦車戦 クルスク史上最大の激突』ジャフレー・ジュークス(著)加登川幸太郎(訳)

N-219

独ソ大戦車戦 クルスク史上最大の激突』ジャフレー・ジュークス(著)加登川幸太郎(訳)

1943年7月、中央ロシア平原のクルスクで展開された独ソ精鋭、史上最大の激突。独兵力九十万、戦車二千七百両と迎え撃つソ連兵力百三十万、戦車三千三百両―東部戦線の趨勢を決定づけたとされる大機甲戦の全貌を詳解。ティーゲル六型戦車解剖図ほか写真図版八十点。ビジュアル版・ノンフィクション戦記。

『私観太平洋戦争 和平工作に奔走した一提督の手記』高木惣吉

N-220

私観太平洋戦争 和平工作に奔走した一提督の手記』高木惣吉

昭和十九年夏、米内光政の密命をうけ、終戦和平の道を模索した海軍良織派の鬼才が描く太平洋戦争の真実―日露戦争以来の米国の対日戦略の変遷をとらえ、軍縮会議から仏印進駐へと続いた混沌とした内外の情勢の中で、対米戦争へ突入する過程を浮き彫りにした話題作。東条内閣倒閣運動と終戦工作の裏側も綴る。

『ガダルカナル兵隊戦記 最下級兵士の見た戦場』牛尾節夫

N-221

ガダルカナル兵隊戦記 最下級兵士の見た戦場』牛尾節夫

年齢三十二歳―妻子ある老補充兵は、なぜ名も知らぬ孤島に立ち、なぜに飢えなぜに朽ち果てねばならないのか―。戦争のもたらす悲惨のかぎりをなめつくし、身の悲運を呪いなげきながら、再び故郷に相見ゆる日のあることを祈るほかなかった帝国陸軍最下級兵士が、飢餓と悪疫の戦場ガ島の原体験を綴る話題作。

『自決 森近衛師団長斬殺事件』飯尾憲士

N-222

自決 森近衛師団長斬殺事件』飯尾憲士

昭和二十年八月十五日未明、徹底抗戦を呼号する将校たちによって近衛師団長は殺害された―斬った人物は誰なのか。“日本のいちばん長い日”に秘められた一青年大尉の自決までの道を克明に追い求め、時代の中に埋没した青春の日々を浮き彫りにする感動作。事実を明らかにする渾身の筆に託された死者への鎮魂。

『インパール兵隊戦記 歩けない兵は死すべし』黒岩正幸

N-223

インパール兵隊戦記 歩けない兵は死すべし』黒岩正幸

「歩けない兵は死すべし」―インパール撤退時、非情きわまりなき命令の下、雨の印緬国境へ投入された兵士たちが辿った苛酷な情況を、行間に怒りをにじませて叙述する感動のノンフィクション。天険に咲くアラカン桜を家郷に届けんと誓った八人の兵もつぎつぎ斃れ、一人生き残った悲しき兵隊が綴る地獄の戦場。

『下士官たちの戦艦大和 戦艦大和下士官たちのレイテ海戦』小板橋孝策

N-224

下士官たちの戦艦大和 戦艦大和下士官たちのレイテ海戦』小板橋孝策

海底に散り逝きし戦友よ、眠れ―いまもなお体内に数十個の弾鉄片をとどめる一水兵が、修羅の海で刻みこまれた苛酷な体験を語りつつ、死者に捧げる鎮魂の絶唱。起死回生の一大反攻をこころみながら、ついに鋼鉄の棺と化した連合艦隊艦艇群が辿った悲惨な航跡を、「大和」艦上の下士官たちの姿を軸に描く海戦記。 →新装版(N-1256)アリ

『青春 天山雷撃隊 ヒゲのサムライ奮戦記』肥田真幸

N-225

青春 天山雷撃隊 ヒゲのサムライ奮戦記』肥田真幸

ただ一機での空母攻撃。敵飛行艇との一騎討ち。グラマン大編隊との死闘―。海軍一の若き隊長として、空襲に海戦にそして特攻に、きたえあげた精神力と技量を発揮して、制空権なき苦闘を演じた空の男が綴る感動の空戦記。精鋭「天山」雷撃隊の初陣から悲しき最後まで、大空に殉じた青年搭乗員たちの苦悩と青春。

『海軍の昭和史 提督と新聞記者』杉本健

N-226

海軍の昭和史 提督と新聞記者』杉本健

日中戦争から三国同盟、そして開戦からその終焉まで、帝国海軍の命運を担い、時流に抗すべく奮闘した提督たち。米内光政・山本五十六ら数多くの将官の謦咳に接し、その揺るぐことなき武人魂と、虚飾なき真情と懊悩を目のあたりにした朝日新聞記者が描く戦中秘史。国内相克の中で孤塁を堅持した海軍への鎮魂歌。

『海軍主計大尉の太平洋戦争 私記ソロモン海戦・大本営海軍報道部』高戸顕隆

N-227

海軍主計大尉の太平洋戦争 私記ソロモン海戦・大本営海軍報道部』高戸顕隆

政官財界のトップ・リーダーとして日本を支えた“短現士官”は、何を考え、どのように戦ったのか。難関を突破して、海軍二年現役士官となり、駆逐艦「照月」に主計長として乗り組み、南太平洋、第三次ソロモン、ガ島輸送作戦に奮戦す。乗艦沈没後、大本営海軍報道部で活躍した熱血士官が描く迫真の太平洋海戦記。 →新装版(N-889)アリ

『六機の護衛戦闘機 併載・非情の空』高城肇

N-228

六機の護衛戦闘機 併載・非情の空』高城肇

花はさくらよ戦闘機乗りは―爆音も高く、山本五十六搭乗機護衛の任についた六機の零戦は、遂に大任を果たしえず、ひそかにその重責を負い、南溟の空に消えていく。山本長官の死とともに訪れた護衛戦闘機の悲劇の運命を描く『六機の護衛戦闘機』―ラバウルの若き撃墜王たちの生と死を綴る『非情の空』併載。

『海軍伏龍特攻隊 付・米海軍技術調査団伏龍極秘レポート』門奈鷹一郎

N-229

海軍伏龍特攻隊 付・米海軍技術調査団伏龍極秘レポート』門奈鷹一郎

大戦末期、炸薬十五キロの五式撃雷をつけた五メートルの竹棒を手に持ち、深度五~七メートルの海底に潜んで待機し、敵の上陸用舟艇に体当たり攻撃を行なう伏龍特攻隊―航空特攻の陰に隠れた恐るべき日本海軍の“兵器”の全貌を初めて描く話題作。戦後、米軍が詳細に調べた米海軍技術調査団極秘レポートを収録。 →新装版(N-884)アリ

『戦車戦入門 世界篇 シャーマン対ティーゲル』木俣滋郎

N-230

戦車戦入門 世界篇 シャーマン対ティーゲル』木俣滋郎

一九一六年九月十五日、第一次大戦下、フランスのソンム戦線に初めて登場したマーク1型以来、陸上戦の花形となった戦車―。その黎明期、欧州の戦いから第二次大戦初頭のドイツ軍の電撃作戦、ウクライナの広野に演じた独ソの激突や米軍を戦慄させたバルジの戦いなど著名戦車戦のすべてを網羅した戦史入門書。

『海戦事典 日米海上決戦ハンドブック』佐藤和正

N-231

海戦事典 日米海上決戦ハンドブック』佐藤和正

史上空前の大機動部隊を擁したハワイ奇襲作戦から、最後の艦隊出撃となった戦艦「大和」沖縄特攻作戦まで、太平洋戦争の趨勢にかかわる“二十六の海戦”を詳細に描いた話題作。個艦優越にかけた日本海軍と物量豊富な米海軍との戦略・戦術の相違のなかで、最前線の艦艇は、どのように行動し、戦い、勝利を得たのか。

『「烈兵団」インパール戦記 陸軍特別挺身隊の死闘』斎藤政治

N-232

「烈兵団」インパール戦記 陸軍特別挺身隊の死闘』斎藤政治

人間の尊厳をも奪った悪名高き戦場インパール―ガダルカナルと並び称される地獄の戦場で、刀折れ矢つき、猛烈な雨の中、惨敗の辛酸をなめつくした日本軍兵士たち。機械化された英印軍を相手に誠実に己れの責務をまっとうした人情味あふれる軍曹が、亡き部下や戦友たちの奮戦を万感こめて活写した感動の手記。 →新装版(N-1260)アリ

『戦車戦入門 日本篇』木俣滋郎

N-233

戦車戦入門 日本篇』木俣滋郎

大正十四年、英仏戦車による日本最初の戦車隊創設以来、昭和二年の国産第一号戦車の誕生をへて、大陸の戦野に進出した日本機甲部隊―ノモンハン事件での戦力拡充の戦訓を取りいれることなく、南方攻略戦に突入した“鉄獅子”たちの興亡を描いた戦史入門書。輸入戦車から試作車両まで、図版・写真多数を収載。

『『撃沈』 日米海戦記』豊田穣

N-234

『撃沈』 日米海戦記』豊田穣

比類なき迫力で戦場を描いた直木賞作家豊田穣の代表作―暗夜のガダルカナル沖で演じられた日米最初の戦艦戦『四本の火柱』、特殊潜航艇甲標的乗員の息づまる海底戦『シドニーの岸壁』、ミッドウェー戦の空母機関員たちの悲惨『総員退艦セヨ!』―“撃沈”の一語に集約された海の男の悲劇を綴る傑作海戦記。

『九軍神は語らず 真珠湾特攻の虚実』牛島秀彦

N-235

九軍神は語らず 真珠湾特攻の虚実』牛島秀彦

九軍神―太平洋戦争開戦時、真珠湾攻撃に参加した還らざる特別攻撃隊隊員に与えられた称号。その美名の下に隠された“軍神の家”の嘆き、九軍神賛美に奔走する各界名士の発言とその後の陸海軍特進競争。そして、生き残りが語る秘密訓練の全貌。特潜隊員の真情と戦争の虚実をとらえた感動のノンフィクション。

『ルソンの砲弾 第八師団玉砕戦記』河合武郎

N-236

ルソンの砲弾 第八師団玉砕戦記』河合武郎

日米の資料と証言を駆使し、とどまることなき戦場の推移を克明に追った話題のノンフィクション。太平洋戦争の天王山と称されたフィリピン戦での砲兵戦の彼我物量の懸隔と大本営戦術の脆弱さを浮き彫りにした力作。野戦重砲中隊長としてのみずからの体験を踏まえ、一兵士の息づかいまでもつかみ得た感動の記録。

『フレイムアウト 第14空母戦闘群〈4〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-237

フレイムアウト 第14空母戦闘群〈4〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

独立国家共同体が崩壊、軍部主導で復活したソ連は突如スカンジナビアに侵攻を開始した!超大国の威信回復を賭けた強大なソ連軍の前にノルウェーの運命は風前の灯に―孤立無援のまま侵攻軍に立ち向かう米空母戦闘群にソ連北洋艦隊の原潜が、そして新鋭空母が牙をむく。現代戦をリアルに描く傑作アクション。

『ジェット戦闘機入門 航空テクノロジーの秘密』立花正照

N-238

ジェット戦闘機入門 航空テクノロジーの秘密』立花正照

ジェット機の誕生から、第二次大戦中に実用戦闘機となった英国のミーティア、独のメッサーシュミットMe262をはじめ現代の空を駆けぬけるF15、F16まで、ジェット戦闘機を徹底解剖。朝鮮戦争の初のジェット機空中戦、F86対ミグ15、30ミリガトリング砲など、歴史から装備メカニズムの全てを図版で綴る決定版。

『『撃墜』 日米空戦記』豊田穣

N-239

『撃墜』 日米空戦記』豊田穣

圧倒的なスケールで戦場を描いた直木賞作家の代表作―本土上空に押しよせるB29の大編隊に夜戦「月光」で敢然と挑んだ若き搭乗員の死闘『若桜最後の撃墜王』、米戦闘機に対し独自の戦法で戦い続けた孤高の士官『ワレ本日二機撃墜』他“撃墜”の一語に賭けた空の男たちを躍動感あふれる致筆で綴る傑作空戦記。

『『玉砕』 日米陸戦記』豊田穣

N-240

『玉砕』 日米陸戦記』豊田穣

あざやかな筆致で戦場を浮き彫りにした直木賞作家の代表作―現地を知らない参謀の机上の作戦によって、人跡未踏、昼なお暗きボルネオの熱帯ジャングルに投じられ、三百キロの彷徨と死闘の果てに潰えた一万余の将兵。大本営の脆弱な戦術構想で“玉砕”への道を突き進んで行った男たちの悲劇を綴る傑作陸戦記。

『陸軍兵器発達史 明治建軍から本土決戦まで』木俣滋郎

N-241

陸軍兵器発達史 明治建軍から本土決戦まで』木俣滋郎

明治四年、常備軍の設置以来、欧米の輸入銃砲で戦った日清・日露戦争の時代から太平洋戦争の本土上陸決戦兵器まで、日本陸軍を代表する陸戦兵器の変遷と戦歴を徹底解剖―世界水準の自動拳銃や機関銃、長射程を誇るカノン砲、時代別にまとめられた各科編成表など、多数の写真と図表で詳解する陸軍兵器大研究。

『死守命令 ビルマ戦線「菊兵団」死闘の記録』田中稔

N-242

死守命令 ビルマ戦線「菊兵団」死闘の記録』田中稔

世界戦史にその例を見ない死守命令―酷薄非情な命令の下、食料もとどかないビルマ奥地で、装備・物量ともに優勢な連合軍を迎え撃った「菊」兵団。敵弾の降りそそぐ最前線で、重なる犠牲に苦悩しつつも活路を切り開いた不屈の独立支隊長の奮戦記。地獄の戦場に斃れた無名兵士の痛憤を若き将校が赤裸々に綴る。 →新装版(N-1020)アリ

『金正日朝鮮統一の日 北朝鮮戦争と平和のシナリオ』キム・ミョンチョル

N-243

金正日朝鮮統一の日 北朝鮮戦争と平和のシナリオ』キム・ミョンチョル

クリントン大統領も驚愕したという衝撃の予測。2003年、朝鮮半島に何かが起こる―“北朝鮮と太いパイプを持つ”気鋭の外交・軍事アナリストが、独自の視点にもとづく分析によって推測し得た“これまで誰も発表しなかった”大胆な未来図。北朝鮮のミサイル攻撃によって滅亡の淵に沈む日本の姿がそこにある。

『グアム島玉砕戦記 悲劇の島三百日の戦い』佐藤和正

N-244

グアム島玉砕戦記 悲劇の島三百日の戦い』佐藤和正

大戦末期、圧倒的な物量でひた押しする米軍の侵攻に、“太平洋の防波堤”として堅陣をしいたグアム島―激闘の果てに守備隊の大半が斃れ、密林内に遊撃戦を展開する日本軍に迫る米軍の掃討部隊。生き残りをかけた将兵たちのそれぞれの逃避行と歴戦の士官に統率された部隊の転戦を描いたノンフィクションノベル。

『大砲入門 陸軍兵器徹底研究』佐山二郎

N-245

大砲入門 陸軍兵器徹底研究』佐山二郎

戦場における強力な“制圧兵器”として重要な地位を確立させた大砲―榴弾砲、加農砲、迫撃砲や戦争末期に開発された噴進砲など、幕末期の輸入砲に始まり、昭和の新型砲まで写真・図面四百五十余点を駆使して網羅した日本の陸戦兵器の決定版―諸外国の影響をうけつつ独自の発達をとげた日本陸軍火砲を徹底研究する話題の入門シリーズ。

『零式水偵空戦記 ソロモン最前線の死闘』竹井慶有

N-246

零式水偵空戦記 ソロモン最前線の死闘』竹井慶有

昭和十八年秋、落日のソロモン最前線を舞台にペア三人が一致協力、出撃すれば生還の保証なき零式水偵を駆って、夜間爆撃に敵中突破長距離索敵行に、制空権なき死闘をくり広げた海軍水上機隊―フロート付の機体を操る予科練パイロットが、知られざる大空のサムライたちの戦いの日々を赤裸々にえがいた感動作。 →新装版(N-924)アリ

『アッツ島玉砕戦―われ凍土《ツンドラ》の下に埋もれ』牛島秀彦

N-247

アッツ島玉砕戦 われ凍土《ツンドラ》の下に埋もれ』牛島秀彦

昭和十八年五月三十日、一兵一弾の補給なき孤立無援の戦いの果てに、史上初の“バンザイ突撃”で潰えたアッツ島守備隊―無敵不敗の陸軍が、なぜ玉砕という名の全滅を遂げねばならなかったのか。大本営作戦の脆弱性と温厚篤実な指揮官山崎大佐に率いられた軍神部隊の戦いの全貌を描いた感動のノンフィクション。

『激闘戦車戦 鋼鉄のエース列伝』土門周平 入江忠国

N-248

激闘戦車戦 鋼鉄のエース列伝』土門周平 入江忠国

満州の広野に日本戦車隊の初陣を刻した百武戦車隊。そして、硫黄島で玉砕したオリンピックの英雄・西戦車連隊長など日本機甲部隊の黎明から本土決戦までの足跡を辿る。装甲も薄く、武器も劣弱な“鋼鉄の棺”の中に自らの青春を押し込め人車一体となって最前線を駆けぬけていった戦車隊の群像を描く感動の陸戦記。

『証言ミッドウェー海戦 私は炎の海で戦い生還した!』橋本敏男 田辺弥八

N-249

証言ミッドウェー海戦 私は炎の海で戦い生還した!』橋本敏男 田辺弥八

太平洋戦争の転換点ミッドウェー海戦。空母四隻喪失という信じられない戦いの渦中で、それぞれの司令官は、艦長は、また搭乗員や一水兵は、いかに対処し行動したのか。“運命の五分間”の戦慄の時を迎えた空母「加賀」「蒼龍」乗組員や伊号潜水艦長など、壮烈な原体験を赤裸々に綴った決定的瞬間二十九篇を収載する。 →新装版(N-954)新装解説版(N-1267)アリ

『飛行隊長が語る勝者の条件 最前線指揮官たちの太平洋戦争』雨倉孝之

N-250

飛行隊長が語る勝者の条件 最前線指揮官たちの太平洋戦争』雨倉孝之

飛行隊長―銃弾の飛びかう空戦場裡に列機を率いて自ら突入する実戦指揮官。己れの判断が部下の生死を分ける極限状況下におかれた“空の男たち”の真摯なる肉声を伝える感動の空戦記。戦闘機、爆撃機、そして攻撃機や水上機を駆って、修羅場をくぐり抜け生きぬいた十七人のリーダーたちが語る努力と鍛練の日々。 →新装解説版(N-1348)アリ

『最悪の戦場 独立小隊奮戦す 沈黙五十年、平成日本への遺書』緩詰修二

N-251

最悪の戦場 独立小隊奮戦す 沈黙五十年、平成日本への遺書』緩詰修二

ビルマの戦野に朽ち果てた十九万将兵に捧げられた地獄の戦場報告―食なく、弾なく、飢えと病に呻吟しながらも、人知の限りを尽くして戦い続けた日本兵。重装甲の敵戦車に対し、近接側面砲撃で七両を撃破した機動砲小隊長が、自らの苦闘を描きつつ、屍を“白骨街道”にさらした将兵の無念の思いを記す鎮魂の記。

『証言真珠湾攻撃 私は歴史的瞬間をこの眼で見た!』藤田怡与蔵

N-252

証言真珠湾攻撃 私は歴史的瞬間をこの眼で見た!』藤田怡与蔵

太平洋戦争の火蓋を切った真珠湾攻撃。燃える湾上を、戦艦群を、また飛行場を翼下に見た攻撃隊搭乗員から機動部隊、潜水艦部隊乗員、駐在武官補佐官、新聞記者特派員、商社マンに至るまで、広く各界から多角的視野でとらえた決定版。運命の第一弾が投じられた十二月八日を軸に、衝撃の体験三十八篇を収載する。

『良い指揮官・良くない指揮官 14人の海軍トップを斬る!』吉田俊雄

N-253

良い指揮官・良くない指揮官 14人の海軍トップを斬る!』吉田俊雄

日本海軍のトップリーダーたちの指揮統率ぶりを一刀両断に抉った異色の海軍人物論。太平洋戦争で作戦を立案し、兵を動かした“連合艦隊の頭脳”たちを、その目的達成度、コスト、心の問題、手際、成果について実例で提示した勤務評定。新視点、逆転の思考から生み出された「組織と人間」を考える話題作。

『小艦艇入門 海軍を支えた小艦徹底研究』木俣滋郎

N-254

小艦艇入門 海軍を支えた小艦徹底研究』木俣滋郎

戦艦や巡洋艦など勇壮華麗な戦闘艦の陰で個々の任務に従事し、縁の下の力となって海軍を支えた小艦艇―敷設艦、哨戒艇、砲艦、輸送艦ほか数十種にもおよぶ海軍の艦艇をとりあげ、その用途から戦歴、メカニズムまでを詳細に綴る海軍艦艇決定版。図版と写真で読む、話題のベストセラー・ビジュアル版徹底研究。

『特型駆逐艦「雷」海戦記 一砲術員の見た戦場の実相』橋本衛

N-255

特型駆逐艦「雷」海戦記 一砲術員の見た戦場の実相』橋本衛

艦長から水兵まで分けへだてなく、強い信頼の絆でむすばれた駆逐艦乗りたちの戦場―初陣の凱歌に湧いたジャワ、火炎と砲弾の雨に打たれたソロモン、そして、霧の中の遭遇戦アッツまで、克明に海戦の推移を描きつつ、勇気と実行力に富み、負けじ魂は人一倍強い下士官兵たちの胸中を切々と伝える感動の海戦記。

『報復兵器V2 世界初の弾道ミサイル開発物語』野木恵一

N-256

報復兵器V2 世界初の弾道ミサイル開発物語』野木恵一

大戦末期、ドイツ衰退のなかで登場した秘密兵器V2ロケット。音速の数倍ものスピードで大気圏外から目標に突入し、ロンドン市民を恐怖に陥し入れた驚異の弾道ミサイルの全容を描く。宇宙ロケットに生涯をかけたフォン・ブラウンを軸にペーネミュンデ実験場に集った研究者たちの苦悩と、その成果を綴る話題作。

『秘話パラオ戦記 玉砕戦の孤島に大義はなかった』舩坂弘

N-257

秘話パラオ戦記 玉砕戦の孤島に大義はなかった』舩坂弘

圧倒的な米軍を前に、無意味なる全滅が果たして“忠国愛国”か否かと心の内奥に持ちつづけた若き少尉は、玉砕戦に殉じて二階級特進しながらも、その栄誉を剥奪され、死の真相までもが闇から闇に葬り去られた。少尉がひきいた九人の斬込隊の驚異的な戦闘と孤島戦に秘められた悲劇の真実を描く感動のドキュメント。 →新装版(N-959)アリ

『回想ビルマ作戦 第三十三軍参謀痛恨の手記』野口省己

N-258

回想ビルマ作戦 第三十三軍参謀痛恨の手記』野口省己

一対十五の戦いと称された“地獄の戦場”の参謀として作戦の中枢にあり、難戦苦闘の逆境下の軍首脳たちの姿をとらえた迫真の手記。猛烈なる敵の砲爆撃下に、孤立無援の死闘三ヵ月の果て、有史未曾有の玉砕戦を演じた雲南戦線の悲劇を描きつつ、敗退あいつぐ戦場を凝視した司令官や参謀長、師団長の肉声を伝える。

『日本軍の小失敗の研究 現代に生かせる太平洋戦争の教訓』三野正洋

N-259

日本軍の小失敗の研究 現代に生かせる太平洋戦争の教訓』三野正洋

世界の半分を戦場とし、一千万人の生命が失われた太平洋戦争―敗者の側にこそ教訓は多く残っている―ユニークな視点から分かり易く敗因の究明と分析。大学工学部で教鞭をとるかたわら、シミュレーション戦記の書き手としても知られる著者が世に問う、日本とアメリカ、日本人とアメリカ人を考える話題の書。

『欧州海戦記 ヨーロッパ列強 海の主役22隻の航跡』木俣滋郎

N-260

欧州海戦記 ヨーロッパ列強 海の主役22隻の航跡』木俣滋郎

英独仏伊などヨーロッパの列強艦艇からスペイン、フィンランドなど知られざる海軍艦艇まで、22隻の“航跡”を描いた撃沈物語――三角波が襲い来る大西洋、北海のいてつく海上をはるか水平線上に現れる艦影を追いもとめた欧州海軍の誇りと伝統。ジュットランド沖の大砲撃戦から二次大戦まで図版と写真で詳解。

『こだわりのドイツ道具の旅 道具が語りかけるドイツ人のライフ感覚』佐貫亦男

N-261

こだわりのドイツ道具の旅 道具が語りかけるドイツ人のライフ感覚』佐貫亦男

ドイツ人には欠点もある。しかし、彼らが道具を作り、住居を整え、栄養には富むが美味とはいえない食事で暮らす日常の中には、日本人が今後生き残るための生活の知恵がきわめて多い。少なくとも物を作り維持し楽しむ精神は、ともすれば物欲に走りがちな日本人にたいして、清新な気風を吹き込むことは疑いない。

『迎撃戦闘機「雷電」 B29搭乗員を震撼させた海軍局地戦闘機始末』碇義朗

N-262

迎撃戦闘機「雷電」 B29搭乗員を震撼させた海軍局地戦闘機始末』碇義朗

ジャックは恐るべき攻撃兵器だった。とB29搭乗員を驚嘆させ、“大型爆撃機に対し、すべての日本軍戦闘機のなかで最強”との公式評価を米軍から与えられた日本海軍局地戦闘機『雷電』の誕生から終焉まで。零戦に代わる主力機としての輿望を担いながら、五五八機の生産機数に終わった不運の戦闘機の全貌を綴る。 →新装解説版(N-1339)アリ

『回天発進 わが出発は遂に訪れず』重本俊一

N-263

回天発進 わが出発は遂に訪れず』重本俊一

「回天」特攻の創始にあたり、鋼鉄の棺に身を託して、死地に突入した若者たちの生と死―開戦直前に兵学校を卒業し、ソロモンの最前線で肉薄乱打戦を演じた若き士官が、伊号第四七潜水艦航海長として再び出撃した悲劇の「回天」戦。出撃中止命令は遂に来たらず、征く者と残される者たちの決定的瞬間を描く感動作。

『激闘マリアナ沖海戦 日米戦争・最後の大海空戦』江戸雄介

N-264

激闘マリアナ沖海戦 日米戦争・最後の大海空戦』江戸雄介

アメリカ軍から“マリアナ沖の七面鳥撃ち”と名づけられた悲痛なる戦いの実相を、国際経済ジャーナリストの眼がとらえた日米対照戦記。技量未熟な若年搭乗員、航続距離の長い搭載機―その二つを考慮して生み出された『遠距離先制攻撃』戦法もむなしく、大敗を喫した運命の対決を綴る話題のノンフィクション。

『飛べヒコーキ モラーヌ・ソルニエ機からミグ25まで』佐貫亦男

N-265

飛べヒコーキ モラーヌ・ソルニエ機からミグ25まで』佐貫亦男

『ヒコーキの心』に続く珠玉のエッセイ。ヒコーキの発達を、その発生のときから現在まで追い求め、読者に“歴史の高度感と時の流れ”を伝える航空史ロマン。歴史の塔の各階から、思い思いの形態と性能で、パイロットと飛び出して行った“空とぶ器”たちの変遷を辿る。洒脱なおおば比呂司氏のイラストと共に贈る。

『メイルストローム 第14空母戦闘群〈5〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-266

メイルストローム 第14空母戦闘群〈5〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

ソ連の侵攻で崩壊寸前のノルウェー救援に独り踏み止まる米空母戦闘群―深く穿たれたフィヨルドにその巨体を潜めて反撃の機をうかがう空母ジェファーソンにソ連北洋艦隊の、さらにはバルチック艦隊の空母部隊が迫る。大渦巻き逆まく極北の海で展開するハイテクウェポンとそれを操る男たちの凄絶な戦いを描く。

『軍用自動車入門 軍隊の車輌徹底研究』高橋昇

N-267

軍用自動車入門 軍隊の車輌徹底研究』高橋昇

明治末期の輸入車にはじまる日本軍用車輌の発展を、個々の自動車を詳解しつつその足跡を辿る陸軍兵器物語。救急車や装甲自動車、オートバイから井戸を掘る作井車、食事をつくる炊飯自動車など、知られざる特殊用途車までを徹底解剖。多種多様にわたる日本軍車輌を網羅するビジュアル決定版。写真図版230点。

『高速爆撃機「銀河」 大戦末期に登場した高性能機の戦い』木俣滋郎

N-268

高速爆撃機「銀河」 大戦末期に登場した高性能機の戦い』木俣滋郎

太平洋戦争の最後の一年間だけ活躍した高性能爆撃機「銀河」―急降下爆撃と雷撃能力を合わせ持ち、戦闘機の追撃を振りきる速力を与えられた万能機。空技廠が戦時下の苛酷な状況下に生み出した不世出の名機の全貌を綴る感動のノンフィクション。サイパンB29基地爆撃行、沖縄特攻、梓隊など銀河の航跡を描く。 →新装版(N-904)アリ

『ドイツの街道具と心 ドイツ人のライフスタイル』佐貫亦男

N-269

ドイツの街道具と心 ドイツ人のライフスタイル』佐貫亦男

宇宙工学の権威・佐貫亦男がドイツを旅して出会った街、料理、デザイン、そして道具を通してドイツ語圏で生活する人々のライフスタイルを軽妙に、またあるときは毒舌をまじえ、他民族と比較しながら描くちょっと変わったフォト・エッセイ。

『続・日本軍の小失敗の研究 未来を見すえる太平洋戦争文化人類学』三野正洋

N-270

続・日本軍の小失敗の研究 未来を見すえる太平洋戦争文化人類学』三野正洋

ベストセラー第2弾―現状を把握し、退潮の流れにある日本という国を食い止め、安定した豊かな国造りをはかる最善究極の方策は、過去の失敗の詳細、冷静な分析、評価にある。日本陸海軍の小失敗を解析し、さまざまな角度から考察をくわえた待望の一冊。日本人とアメリカ人の思考と行動の差異を浮き彫りにする。

『欧州海戦記〈2〉ヨーロッパの海を奔騰させた23隻の航跡』木俣滋郎

N-271

欧州海戦記〈2〉 ヨーロッパの海を奔騰させた23隻の航跡』木俣滋郎

艦艇ファン待望の続篇―太平洋戦争の航空主兵となった海戦とは異なり、水平線上の見えざる敵を追いもとめて、砲と砲とが雌雄を決したヨーロッパの海戦。氷原と化した北氷洋から灼熱の紅海まで英独仏伊の戦いを軸に、リッサの海戦に始まる欧州列強の艦隊、個艦同士の凄絶な海の戦いを詳解する。写真図版多数。

『玉砕の島 太平洋戦争激闘の秘録』佐藤和正

N-272

玉砕の島 太平洋戦争激闘の秘録』佐藤和正

『玉砕すべきも瓦全なること能わず』の美名の下に、太平洋戦争において積み重ねられた玉砕戦―酸鼻を極めた悲劇の戦場、マキン、クエゼリン、タラワなど十一の島々で、“太平洋の防波堤”として米軍の物量攻撃と対峙した守備隊将兵の肉声で綴る感動のノンフィクション。白砂に刻まれた兵士の血と汗の跡を辿る。

『中島飛行機物語 ある航空技師の記録』前川正男

N-273

中島飛行機物語 ある航空技師の記録』前川正男

日本の航空技術の担い手として、幾多の傑作機と高性能エンジンを開発、三菱と並び称される一大航空機メーカー『ナカジマ』―大戦末期、空襲下に苦闘した若きエンジニアたちの真摯なる姿を描く感動のノンフィクション。昭和十二年の入社以来、中島飛行機の最前線で活躍した技術者が綴る戦時増産下の航空産業。

『続・飛べヒコーキ 最初の工場生産機から超音速輸送機まで』佐貫亦男

N-274

続・飛べヒコーキ 最初の工場生産機から超音速輸送機まで』佐貫亦男

コンコルドとツポレフの激烈な開発戦、世界の名機・キ15「神風号」の知られざるエピソードなど、68種の名機が蒼天に描いた飛行機雲の跡をたどるベストセラー第2弾。人間の“空とぶ器”へのひたむきな努力とその成果を飛行機博士佐貫亦男が軽やかなタッチで綴る。

『空母「信濃」の生涯 巨大空母悲劇の終焉』豊田穣

N-275

空母「信濃」の生涯 巨大空母悲劇の終焉』豊田穣

軍艦はそれぞれに人格を持ち、人と同じ運命に支配される。そして艦と人の運命は渾然となり、海原に消える―「大和」型戦艦三番艦「信濃」は、ミッドウェー海戦の敗北で空母として誕生した。海戦にのぞむことなく沈められた悲劇の巨艦の全貌を歴史的背景と共に描く紫綬褒章作家のベストセラー・ノンフィクション。

『異能の画家 小松崎茂 その人と画業のすべて』根本圭助

N-276

異能の画家 小松崎茂 その人と画業のすべて』根本圭助

『地球SOS』『大平原児』などの少年雑誌の絵物語、SFアート、零戦・大和の戦記画、そして、プラモデルのボックス・アート『サンダーバード』などによって、常に一大センセーションを巻き起こした小松崎茂―昭和の世代に、夢と希望を吹き込んだ“近未来画の天才画家”波瀾万丈の一代記。

『艦艇学入門 軍艦のルーツ徹底研究』石橋孝夫

N-277

艦艇学入門 軍艦のルーツ徹底研究』石橋孝夫

艦船ファン待望の“軍艦のルーツ”を探る艦艇学講座―水雷艇や駆逐艦の起源をはじめ、「大和」と同じ十八インチ巨砲を搭載したモニターや強襲揚陸艦など各種軍艦の生い立ちから戦歴にいたるまで、図版と写真でビジュアルに伝える。南北戦争の知られざる海戦やスループ・コルベット・フリゲイトの区分も詳解する。

『ニューギニア兵隊戦記 陸軍高射砲隊兵士の生還記』佐藤弘正

N-278

ニューギニア兵隊戦記 陸軍高射砲隊兵士の生還記』佐藤弘正

飢餓、寒気、マラリア、赤痢、そして、連合軍の猛攻撃―東部ニューギニアの高峰サラワケットで無念の涙をのんだ日本軍兵士たちの凄惨な敗退の途を描く。絶え間なき熾烈な砲爆撃下、己れの使命を果たさんと果敢に戦いぬいた一砲兵が最悪の戦場から奇跡的に生還した自らの体験を礎に活写するノンフィクション。 →新装版(N-1050)アリ

『スプラッシュ・ワン 撃墜』ウォルター・クロス(著)大谷勲(訳)

N-279

スプラッシュ・ワン 撃墜』ウォルター・クロス(著)大谷勲(訳)

一九六六年十二月二十六日、ベトナムでの航空優勢を勝ちとるため、ついにアメリカ空軍は「ボロ作戦」を発動した…。NVAF(北ベトナム空軍)の“ドラゴン”グエン・トム大佐とAAF(アメリカ空軍)の“イーグル”クリント・アダムス大佐率いる両隊はハノイ上空で激突する。『ホー・チ・ミン最悪の日』を演じたドッグファイトを描く航空アクション。

『続々・飛べヒコーキ ふんどし飛行機からSTOL軍用輸送機まで』佐貫亦男

N-280

続々・飛べヒコーキ ふんどし飛行機からSTOL軍用輸送機まで』佐貫亦男

ライト兄弟の初飛行以来、大空へ羽ばたいたヒコーキの種類は三万機。ロマンと冒険に満ちた航空九十年の中で、有名機、悪名機を問わず、危険な空への挑戦に努力したヒコーキの声なき声を伝える飛行機博士佐貫亦男のシリーズ完結篇。軽妙洒脱に綴る航空エッセイ。

『富岳隊の十八人 特攻隊長西尾常三郎の生涯』河内山譲

N-281

富岳隊の十八人 特攻隊長西尾常三郎の生涯』河内山譲

昭和十九年十一月、陸軍特攻の先陣となって、最新鋭重爆撃機「飛龍」を駆って突入した富岳隊。二十九歳の指揮官西尾常三郎少佐の下、部隊は三ヵ月にわたり特攻攻撃を反復し、一機残らず敵艦に向かい全滅した。全特攻隊史のなかでも特筆される富岳隊の人々の心の奥に秘められた思いを描く感動のノンフィクション。

『633爆撃隊 633スコードロン〈1〉』フレデリック・E・スミス(著)岡部いさく(訳)

N-282

633爆撃隊 633スコードロン〈1〉』フレデリック・E・スミス(著)岡部いさく(訳)

第二次大戦下、迫り来る黒い(ブラック)フィヨルドの谷間をぬって、イギリスの誇る高速爆撃機モスキートはナチス秘密工場へ突入する。友が、部下が、力尽きて逝く…。欧州の空で最も苛酷な戦いを演じた633爆撃隊パイロットたちの記録。待ちうける迎撃機の大群と対空砲火の中を突き進む迫力のエア・バトル。

『紫電改の六機 若き撃墜王と列機の生涯』碇義朗

N-283

紫電改の六機 若き撃墜王と列機の生涯』碇義朗

海軍航空隊最後の切り札―新鋭戦闘機「紫電改」を駆って戦い抜いた松山三四三空の六人の若者たちの生涯。昭和二十年七月二十四日の夏空に消えた空の男たちの苛烈な日々を、米側パイロットの証言も得て描いた感動のノンフィクション。彼らは短い人生をいかに真剣に生き、どれ程の思いを残して死んでいったのか。

『小銃・拳銃・機関銃入門 日本の小火器徹底研究』佐山二郎

N-284

小銃・拳銃・機関銃入門 日本の小火器徹底研究』佐山二郎

ベストセラー『大砲入門』に続く陸戦兵器徹底研究―戦国時代の種子島鉄砲から日清・日露戦の村田連発銃、三八式銃、そして昭和の試製自動小銃まで、激動の時代の主役となった“小火器”のすべてを網羅するビジュアル決定版。弾丸や火薬の発達、陸軍造兵工廠の沿革まで詳解する。未発表写真・図版など四百点収載。

『ドイツ軍の小失敗の研究 第二次世界大戦戦闘・兵器学教本』三野正洋

N-285

ドイツ軍の小失敗の研究 第二次世界大戦戦闘・兵器学教本』三野正洋

第二次世界大戦におけるドイツ軍隊―空軍・海軍・陸軍・武装親衛隊とドイツ政府が行なった数々の失敗を考察する、誰も試みなかったユニークな戦闘・兵器分析論。ベルサイユ体制下、国家再建を果たしたドイツの史上最強と謳われた軍隊はなぜ滅亡したのか。歴史の事実を真正面から直視する新しい視点の戦争学。

『シンガポール総攻撃 近衛歩兵第五連隊電撃戦記』岩畔豪雄

N-286

シンガポール総攻撃 近衛歩兵第五連隊電撃戦記』岩畔豪雄

太平洋戦争の開戦とともに近衛歩兵第五連隊は、マレー半島西岸をシンガポールめざして南下した。兵隊たちはゴムの木の葉と同じ緑色に染めた軍服を着用し、自転車を駆って進撃する―野村大使と日米交渉にあたった岩畔連隊長がタイ・マレーをへて“東洋の牙城”攻略にいたる六十日間の戦いの全貌を克明に描く。

『インパール 「烈兵団」重機関銃中隊の死闘記』上村喜代治

N-287

インパール 「烈兵団」重機関銃中隊の死闘記』上村喜代治

作戦全期間八ヵ月、進撃と激闘三ヵ月、敗走五ヵ月―英印軍の圧倒的物量攻撃に耐え、誇りを失わず、人知のかぎりを尽くして戦った歴戦の最精鋭兵士たちの苦闘の日々。豪胆機敏、“ジャングル狼”の異名をとった重機関銃中隊の古参兵が戦野に斃れた戦友たちの姿を書き綴った“最悪の戦場”からの慟哭のリポート。

『ペリリュー島玉砕戦 南海の小島七十日の血戦』舩坂弘

N-288

ペリリュー島玉砕戦 南海の小島七十日の血戦』舩坂弘

『この島では水際戦は米国の上陸を遅らせて、時間をかせいだにすぎなかった。日本軍守備隊の本格的戦闘陣地は水際のはるか深く長い陣地が用意されているのには驚かされた。しかも、水際では単に足どめをされただけではなかった。隠されていた高地から、米軍は狙い撃ちされた。日本軍砲兵隊の猛射の的にされて莫大な損害を受けねばならなかった』ミニッツの回想より

潜水艦攻撃 日本軍が撃沈破した連合軍潜水艦木俣滋郎

N-289

潜水艦攻撃 日本軍が撃沈破した連合軍潜水艦木俣滋郎

太平洋戦争中、日本軍は連合軍潜水艦を何隻、沈めたのか―対日戦に際して、その潜水艦勢力を通商破壊戦に用いた米海軍は、日本軍との戦いで46隻を失った。欧米に比べ弱体とされる対潜戦において、水中聴音機や探信儀を駆使して海面下の敵をとらえた日本水上艦艇他の戦いの全てを年代順に網羅した海戦記。

『雷撃機電信員の死闘 「ト連送」で始まった太平洋戦争』松田憲雄

N-290

雷撃機電信員の死闘 「ト連送」で始まった太平洋戦争』松田憲雄

運命の電波・ト連送『全軍、突撃セヨ』世界を震撼させた一つの電波から太平洋戦争ははじまった―必殺の魚雷を抱く雷撃機に自らの生命を賭し、電信・写真撮影の重責を負って弾幕の中へ突入する18歳の機上電信員が見た日米海空戦。真珠湾、ミッドウェー、南太平洋海戦の高ぶる感情を吐露する熱き青春の日々。

『カウントダウン 第14空母戦闘群〈6〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

N-291

カウントダウン 第14空母戦闘群〈6〉』キース・ダグラス(著)栗山洋児(訳)

ロシアで軍部・共産主義者によるクーデターが発生!国を二分する内戦の末、ついに軍部はICBM基地群を押さえる民主勢力へ、戦略原潜からの核ミサイル攻撃を決意した。核戦争は阻止できるのか―米海軍史上初めて女性戦闘機搭乗員が乗り組む空母ジェファーソンの戦闘群は北極圏の熾烈な海空戦に突入する。

『続・蒼空の河 穴吹軍曹「隼」空戦記録〈完結篇〉』穴吹智

N-292

続・蒼空の河 穴吹軍曹「隼」空戦記録〈完結篇〉』穴吹智

ベストセラー『蒼空の河』続篇。大空の死闘百余回、撃墜スコア三十九機に及ぶ「隼」戦闘隊のエースが描く最後の空戦。いかなる窮地におちいるも、決して屈せず、自らの頭脳のあらん限りを駆使して危機一髪で生還する。“運の穴吹”の異名を持つ弱冠二十歳の撃墜王が不撓不屈の空の戦いを綴る勇気と感動の空戦記録。

『ドイツの傑作兵器駄作兵器 究極の武器徹底研究』広田厚司

N-293

ドイツの傑作兵器駄作兵器 究極の武器徹底研究』広田厚司

V2ロケット爆弾、新世代Uボートなど連合軍を圧倒した高度なテクノロジーに裏打ちされた傑作兵器。超重戦車、風力砲、音波砲など、ヒトラーの嗜好によって誕生した駄作兵器―奇想天外な武器や現代最新兵器の原型にいたるまで、ユニークな発想と膨大な組織力で開発されたドイツ陸海空軍の究極兵器の集大成。

『作戦参謀とは何か 海軍最高幕僚の秘密』吉田俊雄

N-294

作戦参謀とは何か 海軍最高幕僚の秘密』吉田俊雄

海軍の司令塔は、時代の急変をどうとらえ、対応したのか。敵も知らず、己れも知らざる愚かなる戦略の実態。中沢佑、伊藤整一、富岡定俊、福留繁、宇垣纒の五人を爼上にのせ、秀才中の秀才たちがどのような役割をはたし、また、いかに事に処し、どう責任をとったのかを考察する。現代人に贈る勇気と知恵の一冊。

『隼のつばさ 比島最後の隼戦闘隊』宮本郷三

N-295

隼のつばさ 比島最後の隼戦闘隊』宮本郷三

太平洋戦争末期、制空権なきフィリピンで、青春のすべてを愛機に賭けて戦いの大空に翔けのぼった若者たちは、いかに生き、いかに散っていったのか。第四航空軍の中核戦力となって、崩れゆく比島防衛線を支えた誇り高き戦闘隊の死闘の日々を、激戦のまっただなかに身を置いた若き飛行将校が描いた感動の空戦記。 →新装版(N-1010)アリ

『最後の関東軍 勝どきの旗のもとに』佐藤和正

N-296

最後の関東軍 勝どきの旗のもとに』佐藤和正

昭和二十年八月九日午前零時、満州領内に怒涛のごとく進入したソ連機甲部隊。その猛攻に屈することなく、終戦をも知らず、十八日間におよぶ死闘を堅牢な地下要塞に拠って展開した国境守備隊―敗北をかさねた日本軍の中で、ソ連の進出を一歩も許さず、ついに“勝利”を収めた関東軍精鋭の戦いを描いた感動作。 →新装解説版(N-1271)アリ

『沖縄に死す 第三十二軍司令官牛島満の生涯』小松茂朗

N-297

沖縄に死す 第三十二軍司令官牛島満の生涯』小松茂朗

日米最後の決戦場沖縄―死闘三ヵ月、住民をも巻き込み、日米あわせて二十万の死者を出した戦闘の実相を描きつつ、戦火のもとで苦悩する沖縄防衛軍司令官の人間像を綴る。精鋭師団抽出による戦力弱体化のなかで、決戦か持久かに揺れる三十二軍を担い、人知のかぎりを尽くして事にのぞんだ牛島軍司令官の素顔。

『連合軍の小失敗の研究 第二次大戦の勝者に見る失錯の本質』三野正洋

N-298

連合軍の小失敗の研究 第二次大戦の勝者に見る失錯の本質』三野正洋

失敗は、勝者の側にも数多く存在した。第二次大戦の戦勝国、イギリス・ソ連・アメリカ・フランス―その勝利の影に見えかくれした戦争指導、戦略、戦術の失敗の数々を、新しい視点と斬り口で徹底的に分析をくわえた戦争文化人類学。二十一世紀を迎えた日本という国の新しい未来に大いなる示唆を与える話題作。

『九九双軽空戦記 ある軽爆戦隊長の手記』土井勤

N-299

九九双軽空戦記 ある軽爆戦隊長の手記』土井勤

悲運の飛行機―九九双発軽爆撃機―米軍から“ジャパニーズ・ライター”と呼ばれた非力な爆撃機を駆って、レイテ航空決戦で勇名を馳せた七十五戦隊の死闘を描いた空戦記。強い戦友愛で結ばれ一丸となって祖国防衛に身を投じた若き隊員の活躍を戦隊長自らが綴る。知られざる陸軍軽爆隊の航跡をたどる異色作。 →新装版(N-1025)アリ

『危機管理の手腕 三人の戦争指導者に見る政戦略』熊谷直

N-300

危機管理の手腕 三人の戦争指導者に見る政戦略』熊谷直

第二次世界大戦の参加国六十ヵ国、動員総数一億人、戦死者二千万人―空前の規模で戦いを演じたドイツ・イギリス・アメリカの指導者の国益をまもるための争いのテクニック。目標達成に不可欠な組織運用と人心収攬の図式を明らかにした話題作。中堅管理職に従事する組織人に贈る危機の回避と解決のための一冊。

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